小型トレーラーの雄と言えば、ハイマーツーリング(Eribaツーリングなどいろいろ別名があるらしい)のPuck120、そしてそれより一回り大きいPuck230である。
しかし、実はこのモデルに気がついたのはかなり最近である。なぜかと言えば、やはり「キャンピングカースーパーガイド2009」の影響が強かったから、としか言いようがない。
ハイマーと言えば、「~スーパーガイド」の巻頭に超豪華なフルコン(S-クラスとでも呼べばよいのやら)がどひゃーっと載っていて、2000万円以上という価格といい、曲線を多用した豪華なインテリアといい、もう参りましたごめんなさい、と言うしかないようなビルダーであり、妻と二人で「いつかはハイマー」などと訳の分からん合言葉で妄想を加速させていたため、ハイマーのトレーラーは高くて最初から手が出ないだろう、という先入観があったのである。
しかし、最小モデルのPuck120は約220万円から、とさすがに同じクラス(600kg台)のトレーラーよりは高いものの、決して手がでない価格ではない(前述のフルコン1台分のお金で10台買える!)。そう知るといつもの癖で徹底検証を始めた私であった。
Puck120は、ポップアップルーフを備え、室内高183cmを実現している(ポップアップをしない場合は170cm台だと思われる)。また、ベッドは1770mm×1500mmと私はそのままでは寝られないが、補助マットで長さを1940mmまで伸ばせるらしい。軽さは車両重量で450kg程度と極めて軽いため、コンパクトカーで楽々牽けそうな気配である。Puck230GTはそれより少し大きく、室内高が187cm、ベッドは標準で1900mm×1700mmとかなり快適そうであるが、その代わり車両重量が608kgとなっている(こちらに諸元表がある)。Puck230になるとそろそろ300万円の声が聞こえてきてしまうため、なかなか手は出ないが、魅力的であることには変わりがない。Puck230はもちろんコンパクトカーでの牽引実績もあるようだが、Puck120にいたっては、エブリィで牽引している例もあるらしい(!)。
ギャレー+ベッド兼ダイネットがあるというオーソドックスなレイアウトで、冷蔵庫やFFヒーター(Puck120の場合はオプション?)がつくなど、必要十分の装備ではあるが、ツーリングの魅力は、何十年も愛されてきたその質感を自分のものにできるというところにもあるのだろう。懐かしくも愛くるしく、しかも先進性も感じる(レトロフューチャーと言うべきか)デザインは、今見ても惹かれるものがある。熱狂的なファンが多く、カタログを見ているだけでわくわくしてしまう。YouTubeでも、年代もののツーリングが今なお使われている様子を見ることができる。海外のハイマー専門サイトなどで妄想を膨らませるのも楽しい。
Puckに限らず、輸入トレーラーは、現地で売られている価格の下手すると2倍くらいになっている例も少なくないのだが、輸送費や代理店の利益などを考えるといたしかたないのだろう。逆に、日本よりもずっと低い価格で同じトレーラーを楽しめるヨーロッパが羨ましくも感じる。
<追記>
Puck120を「走る四畳半」と表現しているサイトを見かけた(なかなかうまい表現だ)ので、調べてみることにした。四畳半は2.73m×2.73m=7.4529平方メートル、上述のカタログの諸元表によると、Puck120は3.15m×1.55m=4.8825平方メートルなので、Puck120は四畳半より狭いことになる。Puck230でも3.50m×1.70m=5.95平方メートルなので実は四畳半の方がかなり広い(Puck120/230にはキッチンも含まれているので体感はもっと狭いと考えられる)。三畳だと、2.73m×1.82m=4.9686平方メートルなので、むしろ「走る三畳」と言った方がぴったりくるのかも。
しかし、実はこのモデルに気がついたのはかなり最近である。なぜかと言えば、やはり「キャンピングカースーパーガイド2009」の影響が強かったから、としか言いようがない。
ハイマーと言えば、「~スーパーガイド」の巻頭に超豪華なフルコン(S-クラスとでも呼べばよいのやら)がどひゃーっと載っていて、2000万円以上という価格といい、曲線を多用した豪華なインテリアといい、もう参りましたごめんなさい、と言うしかないようなビルダーであり、妻と二人で「いつかはハイマー」などと訳の分からん合言葉で妄想を加速させていたため、ハイマーのトレーラーは高くて最初から手が出ないだろう、という先入観があったのである。
しかし、最小モデルのPuck120は約220万円から、とさすがに同じクラス(600kg台)のトレーラーよりは高いものの、決して手がでない価格ではない(前述のフルコン1台分のお金で10台買える!)。そう知るといつもの癖で徹底検証を始めた私であった。
Puck120は、ポップアップルーフを備え、室内高183cmを実現している(ポップアップをしない場合は170cm台だと思われる)。また、ベッドは1770mm×1500mmと私はそのままでは寝られないが、補助マットで長さを1940mmまで伸ばせるらしい。軽さは車両重量で450kg程度と極めて軽いため、コンパクトカーで楽々牽けそうな気配である。Puck230GTはそれより少し大きく、室内高が187cm、ベッドは標準で1900mm×1700mmとかなり快適そうであるが、その代わり車両重量が608kgとなっている(こちらに諸元表がある)。Puck230になるとそろそろ300万円の声が聞こえてきてしまうため、なかなか手は出ないが、魅力的であることには変わりがない。Puck230はもちろんコンパクトカーでの牽引実績もあるようだが、Puck120にいたっては、エブリィで牽引している例もあるらしい(!)。
ギャレー+ベッド兼ダイネットがあるというオーソドックスなレイアウトで、冷蔵庫やFFヒーター(Puck120の場合はオプション?)がつくなど、必要十分の装備ではあるが、ツーリングの魅力は、何十年も愛されてきたその質感を自分のものにできるというところにもあるのだろう。懐かしくも愛くるしく、しかも先進性も感じる(レトロフューチャーと言うべきか)デザインは、今見ても惹かれるものがある。熱狂的なファンが多く、カタログを見ているだけでわくわくしてしまう。YouTubeでも、年代もののツーリングが今なお使われている様子を見ることができる。海外のハイマー専門サイトなどで妄想を膨らませるのも楽しい。
Puckに限らず、輸入トレーラーは、現地で売られている価格の下手すると2倍くらいになっている例も少なくないのだが、輸送費や代理店の利益などを考えるといたしかたないのだろう。逆に、日本よりもずっと低い価格で同じトレーラーを楽しめるヨーロッパが羨ましくも感じる。
<追記>
Puck120を「走る四畳半」と表現しているサイトを見かけた(なかなかうまい表現だ)ので、調べてみることにした。四畳半は2.73m×2.73m=7.4529平方メートル、上述のカタログの諸元表によると、Puck120は3.15m×1.55m=4.8825平方メートルなので、Puck120は四畳半より狭いことになる。Puck230でも3.50m×1.70m=5.95平方メートルなので実は四畳半の方がかなり広い(Puck120/230にはキッチンも含まれているので体感はもっと狭いと考えられる)。三畳だと、2.73m×1.82m=4.9686平方メートルなので、むしろ「走る三畳」と言った方がぴったりくるのかも。