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キャンピングカースーパーガイド2010

2010-07-14 | キャンピングカー関連資料
キャンピングカースーパーガイド2010 (I・P・Sムック)

日販アイ・ピー・エス

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最近更新が滞っていたが、一番の理由は、仕事が忙しく、なかなか記事を書く(精神的な)余裕がなかったことであるが、相変わらずキャンピングカーウォッチは続けている(今日も2台くらい見かけた)。

それはともかく、6月末に最新版のキャンピングカースーパーガイドが出たばかりなので、簡単に感想を書いて見たいと思う。

キャンピングカースーパーガイドは、去年に続いて2冊目の購入となる。類書と比較した本書の特徴は、あえて全てのモデルを扱おうとせず、特徴的なモデルに焦点を当てて詳しく説明していることであると思う。今年度版も基本的路線は踏襲しているが、昨年と大きく違うのは、活字を大きくして読みやすくしたことや、特に女性の視点からのキャンピングカー購入ガイドを特集していることなどが挙げられるのではないかと思う。

逆に、去年の初めての感動が薄れたせいもあるのかもしれないが、いくつか気になったところもあった。まず、トリガノのトレーラーについては、バンテックで扱っているエボリューションコンフォートとシルバーを取り上げているものの、インディアナRVのエメロード370・390は取り上げられていない。トリガノばかり扱うことのないようバランスを取っていたのかもしれないし、エメロードは昨年390を取り上げたので良いという判断かもしれないが、バランスを考えると、むしろエメロード370とシルバーを取り上げた方が良かったように個人的には感じた(まあ、インディアナRVさんのモデルはINDY727が取り上げられているのだが、かなり方向性は違う)。

伝統のハイマーツーリングも、事実上310あたりが標準扱いなのだろうか。120や230は対象外という感じではある。他にはジェイコの2軸トレーラーが3モデル(!!)紹介されているのも印象に残った。

また、個人的に気になったところだと、NV200ベースの車種は、実質的にはNV200ポコとPOP.COMだけで(リコルソSSもリコルソのシリーズの一環として紹介はされているが、あくまでもハイエースベースの方がメインである)、昨年、ピッコロシリーズを大々的に取り上げたことを考えると、NV200は今年のトレンドとなりそうなので、あまり紙面を割いていないのは少し残念ではある。

全体的な印象としては、キャンピングカー産業全体もかなり成熟してきて、方向性もかなり出揃ったように思う。それだけに、昨年と比べて大きな驚きはないのかもしれないが、「安全性」「環境性能」など、キャンピングカーとしてだけではなく、普通の車として追求すべき性能を追求する動きが随所に見られるのは面白い。逆に言うと、これだけこなれてきた中で、毎年取り上げられているモデルは定番中の定番だということができるのかもしれない。

個人的には、リコルソSSの記事がもっと見たかったなあ…、とちょっと浮気気味な私であった。

全国SA・PA道の駅ガイド2011

2010-04-11 | キャンピングカー関連資料
全国SA・PA道の駅ガイド (昭文社ムック)

昭文社

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この本は立ち読みしただけなので、いわゆるレビューではないけれど、ちょっと気づいたことがあったので書いてみる。

昨日書店で見ていて、以前紹介した全国車中泊コースガイドとこの本の何が違うのだろうか、と考えたのだが、実はこの2冊は全く違うものだ、ということに今更気づいたのであった。

全国車中泊コースガイドの方は、取り上げられているコースについては極めて親切だと思うのだが、良く見てみると、そのコースから外れる内容についてはそれほど親切ではないことに気づく。たとえば、道の駅・キャンプ場ガイドに関しても、北海道には非常に多くの紙面を割いているのに対して、地域によってはほとんど紹介されていないこともある(東北で言えば仙台付近の道の駅・キャンプ場がほとんど載っていないなど)。「車中泊に相応しい場所」ということで厳選したのだと思うが、もう少し訪れる場所を自分で選びたいという場合に十分な情報が得られるとは限らないようだ。

一方、本書の場合は、網羅的にSA・PS・道の駅が載っているため、行き先をある程度アバウトに決めても、簡単に近くの道の駅を探せるという安心感がある。最低限の段取りは必要だとは言え、より自由度が高いキャンピングカーの旅にとっては本書の情報が貴重に感じられる場合も多いだろう。「全国車中泊コースガイド」とは異なり、ひたすらデータが載っている本書の場合は、データの鮮度が命だが、2011年度版と銘打っているだけに、毎年情報が更新されそうなのも心強い。キャンピングカー(特にトレーラー)の旅の場合は、オートキャンプ場の情報もあるとさらに心強いかもしれないが、さすがに読者層が異なるだろうから、もう一冊別な本を持ち歩くことになりそうである。

我々の場合は、キャンピングカーの旅はいざ知らず、車中泊すらあまりきちんとやったことがなく、本ばかりたくさん買っても仕方がない(もう既にたくさん買っているが)と思ったのでまだ購入していないが、どちらの本も性格を良く理解した上で使いこなすことが大切ではないかと思った次第である。

全国車中泊コースガイド東日本編

2010-03-27 | キャンピングカー関連資料
東日本編全国車中泊コースガイド (CHIKYU-MARU MOOK)

地球丸

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この本については以前妻が少し触れていたが、それなりに優れた本なので改めて紹介したい。

この本は、一言で言うと「車中泊をする人のためのルートマップ」である。「ルートマップ+旅行ガイド+オートキャンプ・道の駅リスト+車中泊入門」という感覚で、今までこれらの本をばらばらに買っていた人にとっては1冊で済むというメリットがある。

まずは、オートキャンプ場・道の駅が掲載された大判のルートマップがあるのはありがたい。オートキャンプ場リストの多くには、あまり大きな地図が載っていないことが多く、実際にルートを確認する地図の上でオートキャンプ場などの情報も見られるのは素晴らしい。

また、車中泊前提の旅行ガイドがあるのも良い。2泊3日で大間→奥入瀬→陸中海岸→八幡平を周るという少し無謀とも思えるコースも掲載されているが、著者(ミニバン車中泊バイブルの稲垣氏である)の経験に基づいたルートなので安心感もあるし、そこまであくせくしたくないのであれば必要に応じてルートを短縮するなどアレンジすればいいと思う。とにかく、豊富で美しいカラー写真の数々を眺めながら自分の旅に思いを馳せるだけでも十分楽しめる。

オートキャンプ場・道の駅リストについては、類書がたくさん出ているが、上述したように大判のルートマップと連動しているのが本書の最大の特長だと思われる。こちらに関しては写真も白黒で小さく、情報も類書に比較して決して多いわけではないが、トイレ・入浴施設の有無など最低限の情報はあり、著者自身の経験に基づいたと思われる評価が書いてあるのは心強い。

もっとも、本書の主な対象が車中泊ユーザーであるためか、このリストに掲載されているのは道の駅が中心で、オートキャンプ場はあまり掲載されていない。また、リスト中ではAC電源供給の有無なども詳しく書かれていないのは残念である(特にトレーラーの場合は、1箇所での長期滞在が多いので、AC電源が取れるかどうかは重要な情報だと思う)。AC電源が利用可能なサイトについては巻末に掲載されているが、こちらは巻頭のルートマップ上では場所が確認できないため、「ルートマップ+車中泊サイトリスト」というせっかくのコンセプトを生かしきれていないように思う。したがって、AC電源の情報が必要な場合は、他のオートキャンプ場リストを併用するなどの必要があるかもしれない。

最後に、車中泊入門の記事については、(本書の対象者にとってはそれほど重要だと思われないためか)必要最小限に絞って書かれている。しかし「標準的な旅の持参リスト」や旅先での情報収集など、初めて車中泊の旅をするために必要な情報は書かれていると思われるので、これ1冊でもそれほど困ることはないだろう(むしろ、ミニバン車中泊バイブルがマニアックすぎて敬遠していた人にはちょうどいいくらいかもしれない)。

以上をまとめると、著者のノウハウがいろいろ詰め込まれており、著者に近いスタイルで車中泊をしたいと考えている読者にとっては非常に役立つ本ではないかと思う。著者の場合は、車中泊をキャンピングカーの旅とは明確に区別しているため、後者を望む読者にとっては少し扱いづらいところも散見されるが、新版を出版する際には、そのような層の意見も取り入れてより多くの人にとって使いやすい本になって欲しいと願っている。

キャンピングトレーラーfan 2010

2010-03-05 | キャンピングカー関連資料
キャンピングトレーラーfan 2010 (ヤエスメディアムック 263)

八重洲出版

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なんとまだアマゾンの画像ができていないというできたてほやほやの2010年版。

キャンピングトレーラーfan 2009を買うときはあれほどためらった我々であるが、今回は書店で見つけて即買いしてしまった。

まあ、例によって、最初に楽しいトレーラーライフを送っている人々のインタビューがあり、現行モデルのオールカタログがあり、トラベルトレーラーを買う上での基本知識のコーナーがあり、と定石を押さえた造りになっているのだが、オールカタログを見ると、2009年版では結構大きい扱いだったエメロードも390が後に追いやられ、370に誌面が大きく割かれているなど、現在どのモデルが旬なのか(新発売だったり、ディーラーで特に扱いたいのか)一目で分かるのは面白い。

興味深かったのは、2009年版ではなくなっていたおすすめヘッド車のコーナーが復活していることである。このブログでも書いたが、やはり、我々のようにヘッド車を何にしたら良いか知りたい、という需要はいつも潜在的にあるのではないかと思われる。

ランクルやらエクストレイルなどが載っているのはもちろんなのだが、新型RVRが載っており、しかも裏表紙にRVRの広告がちゃっかり載っているところなどはさすが商売うまいなあ、と思わせるところではある。

余談はともかく、既にトレーラーを使っている人にとっては物足りないところも多いだろうが、あまり情報のないトラベルトレーラーの専門誌としては唯一の存在であるから、末永く発刊してほしいものである。

トラベルトレーラーは楽しい!

2010-02-26 | キャンピングカー関連資料
AUTO CAMPER (オートキャンパー) 2007年 11月号 [雑誌]

八重洲出版

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オートキャンパー2007年11月号の記事より。使用モデルがエメロードだったため、古本で買ってみた。初心者の視点で1泊2日の旅に出かけるという体験記事だが、車庫入れなど初心者がつまづきそうなこと、気になるところを書いているのでそれなりに参考になる(まあ、古本をわざわざ買うほどではないが)。この記事にも紹介されているように、いくつかの販売店では、トレーラーの牽引を体験できるようではあるが、なかなかそのような環境にいない人にとっては、(たとえ実際に体験するのにかなわないとは言え)このような情報があって悪いわけはない。

「バックモニターは必需品?」などと書いており、個人的には慣れでカバーできないかのかどうかが気になった。

それにしても、この号を見ていると、「関西キャンピングカーショー○○年ニューモデル速報!」とか「2人仕様クラス別3車徹底チェック」とか、最新号とあまり内容が変わらない感じで面白い。ちょっとずつモデルは入れ替わっているものの、バンテックのフラッグシップはZil520なのは一緒だし、スモールエッグやニワドーの広告もある。