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エメロード390ジャパン

2010-02-21 | 歴代妄想キャンピングカー
(前回までのあらすじ)
スモールエッグを見に宮城某所に行った我々であったが、そこで見たものは…。

「あーーっ!!これいいんじゃない」と目を見開いて立つ妻が見ていたものは、エメロード390ジャパン(スペシャル)の内装であった
(エメロードについてはキャンピングカーナビあたりも参照のこと)。



正直言って、このトレーラーは価格面から言っても、大きさから言っても今まで完全にノーマークであった。なぜなら、牽引免許不要とは言え、現在所有するコンパクトカーではとても牽けそうになく、また室内も自分たちには広すぎるのではないかと感じていたからである。価格もスモールエッグより高めでオプションをつけると優に(諸費用抜きで)300万円コースであるため、簡単には手が出ない。

しかし、実車を見ると、もちろんスモールエッグよりははるかに大きいのだが、2倍も3倍もあるという大きさではないため、取り回しが極端に違うというほどではなさそうだし、スモールエッグよりはるかに広々としている。特に気に入ったのは、常設ダブルベッドである。うちの場合は基本的には私と妻の2人だけで旅行することが多いと思われるので、ベッドメイクの必要がないのは素晴らしい(その分、ダイネットをベッド展開するのは若干手間取りそうであるが)。さらに、常設ベッドであることを生かして、マットレスの下にはウッドスプリングが配置されているため、普通のキャンピングカーのマットレスよりはるかに柔らかい感触となっている。これは、マットレスが変わると眠れなくなる私にはぴったりかもしれない。



もう一つこのモデルが優れているのは、(簡易的ではあるが)アコーディオンカーテンで2ルームにすることができ、家族がベッドで寝ていても、他の人がダイネットでくつろぐことができる点である(下の写真の真ん中くらいにアコーディオンカーテンがある)。まあ実際これがどれくらい役立つかは微妙だが、少なくとも、いざというときにプライバシーが保てるのは安心である。



さらに、現在は、バリューパックとエメロードパックの計約50万円分のオプションがおまけでついてくる(液晶テレビまで装備されている)とのことで、かなりお買い得である。個人的にはテレビはついていてもいなくてもいいのだが、ただでついてくるのはやはり魅力である。

名前が「ジャパン(スペシャル)」となっているのは、日本の環境・市場に合わせた様々なモディファイが加えられているからで、たとえば、FFヒーターの風をダクトで離れた場所に送ったり、サブバッテリーの充電時に電圧を上げて効率を上げたり、フロアカーペットやアルミホイールなどの快適・安全に過ごすための装備などが標準でついてくる。

個人的には、インディアRVのロゴが入っているのはいいのだが、もう少し小さくても良かったかな、と思わなくもない。まあこれは好みによるだろう。

全体としては、確かに一番の売れ筋と言われるのも不思議がないかなり良くできたトレーラーだという印象であった。特に夫婦2人であれば十分すぎる装備だろう。いろいろな検討の末、最近キャンピングカーを買おうという気持ちが少し折れかけていた我々(特に妻)であったが、特に妻はこの日を境に「エメロード」「エメロード」とつぶやくようになってきた。これを牽く場合は、完全にヘッド車を新しくしないといけないわけだが、それを考えてみようか、という気にやっとさせてくれる魅力のあるトレーラーだと感じた。

ついに我々もここまで来てしまったのか…。
(つづく)

急展開(スモールエッグ&iCamp)

2010-02-18 | 歴代妄想キャンピングカー
以前、大きな動きがありそうだと書いたが、実は、先日、宮城某所で中古のスモールエッグが入荷したと聞きつけ、見に行ってきたのであった。以前から書いてきたように、スモールエッグにはとても惹かれていたのだが、実車が見られないというのが一番のネックだったため、実車を見られる機会はとても魅力的であった。名物のホッキ飯を食べた後、早速行ってみると、あるあるスモールエッグ。



やはり、見た目はとても可愛らしい。が、気になったのはやはり室内の高さであった。161.5cmの妻は余裕であるが、公称178cmの私は普通に立つだけで頭が天井に付く。ベッドがかなり広い割に高さがいまひとつなのは残念である。また、他にもいくつかのトレーラーが並んでいたが、もちろん一回り小さいとは言え、他のトレーラーよりずっと小さいというほどではない。もちろん、今の車で牽けるのはとても魅力的ではあり、使い方次第でその魅力も無限大だということは確かなのだが、これだけいろいろ見比べられる環境だと、他のトレーラーに目移りしてしまいそうだ、というのが私と妻の感想だった。

次に、ちょうどスモールエッグの隣にiCampがあったため、ついでに見てみたのだが、私と妻にとっては意外と良いように感じた。まず、天井がほんのちょっとだがスモールエッグより高い。だから、私が立っても天井に頭が付くことはない。ささいと言えばささいだが、圧迫感がないのはとても魅力的である。また、収納が多く、標準装備も充実している。求めやすい価格で(下手するとスモールエッグより安いのに)シャワーやカセット式トイレまで付いているのは驚きである。実は、iCampは以前から気にはなっていたのだが、写真で見る限りファブリックや内装の質感があまり好みでなさそうなのが一番のネックに感じられた。しかし、実際に見てみると、内装は十分質感が高く、ファブリックの質感もありかな、と思えたのは意外であった。やはり、実車を見るか見ないかは大違いである。さらに、こちらのお店では、iCampを買うと中古のヘッド車がおまけで付いてくる(!)というセールをやっているとのことで、かなり割安感があった(興味がある方は是非直接問い合わせてはいかがだろうか)。

意外とiCampもありかな、と思った我々であったが、せっかくなので、他のモデルも見せてもらうことにした。そこでふと隣のトレーラーに入ってみると、なんとそこには、「あーーっ!!これいいんじゃない」と目を見開いて立つ妻がいたのである。
(つづく)

JキャビンミニFC

2010-02-15 | 歴代妄想キャンピングカー
例によって町田の独り言から仕入れた情報ではあるが、JキャビンミニFCというピックアップキャビンが熱いらしい。

ピックアップキャビンを軽トラに載せるというコンセプトを聞いたとき、誰もが思うのは廉価にキャンピングカーを欲しいという層のために作ったモデルだということだろうが、それ以上に、ビルダー側では軽トラ独自の可能性を重視して開発したとのことである。軽トラの走行性能は独特だと以前から耳にすることも多かったが、確かに、昔ホームセンターで借りた軽トラの乗り心地は(大げさに言うと)レーシングカートのようなダイレクトに反応がある面白い感覚だった。

また、キャビンの内装もまさに「やりすぎ」とも言えるほど豪華である(ひとクラス下のJキャビンミニも必要十分という感じであるが)。軽トラとキャビンというマッチングも面白いが、愚直に走行安定性も追求したというビルダーの姿勢もまさにオンリーワンである。

その他気になるミニトレーラー

2009-12-19 | 歴代妄想キャンピングカー
その他、実現性はちょっと薄いかもしれないけれど、記事などを見て気になったトレーラーを少しだけ紹介。

1.Sylvan Sport GO

緑がまぶしいマルチトレーラー。「テントを持ち歩く」感覚であればこれで十分かも。車両重量が363kgなのでめっぽう軽い。その代わり断熱などは弱そう。

2.SOREX きゃんぴ~

小さく・軽いトレーラーをとにかく安く手に入れたいという場合には選択肢に含めてもよいかもしれない(車両重量は300kgほど)。窓とベッド兼ダイネットがあるキャンプ仕様と窓がないカーゴ仕様の2種類があるが、キャンプ仕様でも装備は必要最小限にとどめられている。

3.バンショップミカミ CORO(コロ)

我々夫婦がこちらの世界が気になったきっかけはテントむしだったのだが、同じバンショップミカミさんからテントむしで牽引できるようにデザインまでそろえたコロというモデルも販売されている。

きゃんぴ~よりちょっと装備は良さそうだが、やはり軽自動車で牽けるようにかなり軽量化が図られている(カタログによると車両重量で380kg)。

シャレー アルペン・LT

2009-12-17 | 歴代妄想キャンピングカー
これはかなり変わり種のモデル。

フォールディングトレーラーと同様に、普段は全高を抑えて、利用するときだけ形を変えるタイプなのだが、多くのフォールディングトレーラーと異なるのは、壁部分の素材が布ではなく金属になっているということである。

こう書いてもにわかには何のことなのかさっぱり分からないと思われるので、詳しくはディーラーのサイト町田の独り言様の紹介などを見ていただくとして、どうも、使うときは屋根部分を引っ張り出して両脇にできた三角形の空間に金属製の枠を嵌めるという構造になっているらしい(実車は見ていないので良く分からない)。フォールディングトレーラーのメリットは、運転中に後が見やすいこと、空気抵抗が少なく安定するということなどが挙げられるが、これらのメリットはこのモデルにも反映されているだろう。

見た目のインパクトがすごいが、紹介によると、室内もそこそこ広く快適だとのこと(室内真ん中周辺が高くなっているのが大きいのかも)。ギャレーなどもついていて装備も必要十分のようだ。車両重量は590kg程度とかなり軽い。

昔、A-linearというトレーラーもあったらしいが、それの仲間なのだろうか。さすがに目立って仕方がないという感じもするので、道の駅などで展開して仮眠を取るなどの用途には向いていないかもしれないが(外見から言っても名前から言ってもキャンプ向きな気がする)、価格面(168万円、一回り小さいモデルが138万円)でも結構魅力はある。一度実車を見てみたいものである。ビルダーのページ(英語)はこちら