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冬のNV200

2011-01-10 | 歴代妄想キャンピングカー
カテゴリーを何にしようか迷ったが、広い意味では現在最も興味を持っているベース車なので、NV200について書いてみたい。

以前も書いたように、NV200はFFなので、雪道が心配である。特にこの年末は大雪が降り、路面の凹凸もところどころひどく、NV200で本当に大丈夫か、という懸念は拭えない。

でも、ここ数日も、この冬空を快調に走るNV200を何台か見た。バンパーが黒いDXだったので、セレナと間違えたということはないと思う。

さらに、以前も紹介したキャンピングカーin北海道ANNEX Blogのように、実際に雪道でNV200を使用した感想なども少しずつ見られるようになってきたのは大変ありがたい。

とりあえず、いくつかの情報を総合すると、とりあえず、NV200が著しく雪道に弱い、ということはなさそうである。現在乗っている車はFFなので、それとどっこいどっこい、という感じだろうか。ただ、この数日のように路面の凸凹が激しいときなどはかなり苦労するかもしれないが、そのときは諦めてゆっくりいくしかなさそうである。

断熱については、構造上あまり期待できないと考えるほかなさそうだが、FFヒーターの使用感についてはやはりANNEX Blogに書かれていた。いわく

----以下引用

リコルソSSの場合、FFヒーターは助手席の前から冷たい空気を吸い込み、ベッドマットの下に温風を吹き出します。
マットの下に吹き出された温風はベッドと周囲の壁面の隙間から室内へと上昇します。
そしてその後、助手席の前側から再びFFヒーターに吸い込まれます。

つまり、空気の循環が大きなループを描いています。
このため、室内の温度が均一に保たれるようです。
頭は暑いが足下は寒い、,といったバラツキが少なく、これが快適さの要因。

----引用終わり

とのことなので、配管次第でそれなりに快適に過ごせそうではある。

あとはFFヒーターは音が大きくて周囲の迷惑になるのではないか、ということが気になっている。もうちょっと調べてみたい。

NV-200ベース再び

2010-09-10 | 歴代妄想キャンピングカー
以前、NV-200ベースのバンコンが気になっていることを書いたが、最近キャンプカーマガジンを見たら、まだまだ新製品が出ているようである。

実は、最近このブログで最も見られているページは「いまさらNV-200ベースのバンコン」なのだが、それだけこのサイズのバンコンには需要があるのだと思う。

その中で特に気になっているのは、アネックスのリコルソSS-POPである。リコルソSSは以前から気になっていたのだが、座高の高い私としてはノーマルルーフはさすがに狭いのではないがという心配があった。しかし、ポップアップルーフがつけばその問題はかなり軽減される。記事を見るにつけ、実物を見たいと思う久々のモデルである。

他にもケビンUのプレミアムバージョンやAtoZのAnnaシリーズのNV-200ベースでの展開など、気になるモデルが目白押しである。

我々の場合に問題なのは、ビルダーまで少し(かなり)遠いことである。NV-200にポップアップと言えば、ファーストカスタムのNV-200_Pocoがあり、ビルダーまでの距離を考えるとこれが一番安心なのだが、3列シートは我々にはあまり要らないし、もう少し荷物が積めそうな形の方がいい(NV-200_Pocoは収納場所が若干不安)ので、ちょっと思案中である。もちろん、スペースが限られている以上、必ずしも完璧な解決法はないと思うのだが、我々にとってベストな形、という点ではもう少し考えてみる必要があるように思う。それにしても、これだけNV-200ベースの選択肢が増えると、がぜん気分が盛り上がってくるのであるが、相変わらず優柔不断な我々なのであった。


KIP KOMPACT KK300

2010-06-20 | 歴代妄想キャンピングカー
ワールドカップの話は意外と反応が良かった(?)ので、再び便乗記事。昨日は日本-オランダ戦があったわけだが、オランダと言えば、KIPである。というわけで、最新モデルのKOMPACT KK300の紹介。

代理店であるトーザイアテオのページでは、KK300の詳細情報はないようだが、他のモデルの写真はある(むしろ、Googleの画像検索を見たほうがよいかも)。KK300とこのモデルを比較すると、KK300の方が全長が短くなり、ポップアップルーフになっているのが違いのようである。

このモデルの特長は、コンパクト・軽量でありながら、(写真を見る限り)家具の質感なども良く、快適な空間を実現していることであろう。しかも、シンクやコンロをトレーラー後方に移設することもでき、そこにオプションのテントを設置すると、キッチンだけを独立したスペースにすることもできる(最新モデルでは、リアエントランスになっているため、厳密には同じではないが、こちらにイメージ写真がある)。エメロードなどと比較すると、全長が短く、軽い一方で、ダイネットが1つ(エメロード370は2ダイネット、390は1ダイネット+常設ベッド)ということが少し気になるが、スモールエッグと比較すると、同じ1ダイネット・コンパクト設計ながら、ポップアップルーフが採用されていることで室内高が結構ありそうというメリットが感じられる。まあ、限られた空間に何を入れるかという取捨選択を考える限り、メリットがあればデメリットも常にあるわけではあるが…。

オランダ語なので全然読めないのだが、オーナーズクラブのページもあるようである。

いまさらNV200ベースのバンコン各種

2010-05-29 | 歴代妄想キャンピングカー
バンコンは、(車体の大きさにもよるが)小回りが利くのが魅力である。以前も似たようなことを考えていてハイエースナローボディベースに落ち着きかけた(費用面で断念した)経緯があるのだが、NV200だと結構いけるのではないか、とまた悪い癖が出始めて考えてみることにした。

1.NV200_Poco(ファーストカスタム)

雑誌によっては「NV200-Poco」とか「NV200ポコ」とか表記されているのだが、ビルダーのウェブサイトに「NV200_Poco」と書いてあるのでこれが正式名称なのだろう。車両本体価格で350万円ほどから。

前に書いたように、コンパクトで、燃費が良くて(これは他のモデルもそうか)、8ナンバー登録で、ポップアップルーフを備えることにより着替えなどにも不便がない、という特徴があるのがこのモデル。

逆にちょっと気になるのは、3列シートにしているのだが、個人的にはそこまで必要性を感じない(3列目は要らない)こと、炊事設備がついているのは嬉しいが、室内の広さは若干心配である。(実は、仙台キャンピングカーショーで展示されていたのを見たときはトレーラーに夢中で中には入らなかったため、本当のところは良く分からないのだが)それほど炊事スペースは広くなさそうだし、ギャレー(流し)によってベッドの幅が狭まっている(幅1m)のは少し気になる。乗ってみたら実は広かった、となったらどうしよう。

また、ポップアップルーフを設けていることなどから、収納スペースはあまり見当たらない。特に長いもの、大きいもの(たとえばスキーとか、自転車)を積むスペースがあるかどうかはちょっと不安(まあ、サイクルキャリアをつければ良いのかもしれないが)。

まあ、これを買うならもうちょい足してトワイライトが買えてしまうような気がするが、燃費が結構違いそう(トワイライトだとハイエースベースなので実燃費10km/lは行かないと思うが、NV200なら15くらい行きそう)なのと、維持費(タイヤ・重量税その他)が結構違いそうなのが気になる。

2.ケビン V200(M.Y.S.ミスティック)

今までほとんどノーマークであったが、意外といいんじゃないか、と思ったのがこれ。炊事設備などを含めない5ナンバーであるが、走行時で6人、就寝で大人2人+子供1人(2段ベッド)は一応確保している。これがいいのは、3列目が横座りになっているため、走行中に乗るのにはあまり向いていないが、使わないときは収納スペースを広く使えそうなことや、必要な装備に絞っているため、かなり価格を抑えている(車両本体価格で268万円から)ところなどである。ワゴンベースなので、走行性能はバンベースより良いとビルダーは謳っている。

ウェブサイトを見ると、内装も何種類か用意されているようで、特に最近発売された「アクアテイスト」は白とブラウンの内装で統一されており、悪くはないような気がする。

逆に心配になりそうなのは、やはり室内空間の広さである。ポップアップルーフはないため、通常のミニバンの室内高と同じ(130cmくらい?)くらいだと考えると、さすがに立って歩くのは辛いはず。また、ビルダーが山梨にあるので、購入・メンテなどが困らないかとちょっと心配(まあ大丈夫だろうけど)。

3.コンパクトバカンチェスサンティ(リンエイプロダクト)

さまざまなベース車でこれでもか、というようなバリエーション、ベース車で発売されているバカンチェスシリーズ。ボンゴベースなどと一緒にシリーズ化されているのがこのコンパクトバカンチェスサンティである。

4ナンバーで、普段使いにも2人用旅車にも使えるのがポイント。3列目の横座りシートを格納すると、やはり収納スペースにすることもできるようで、いろいろな場面で使い回しがききそう。ギャレーも結構本格的なものを備えているが、ルーフは特にいじっていないため、室内高は少し低いかもしれない(それが4ナンバーに抑えた理由だと思うが)。2人旅に特化するのなら、ベッドを分けられる「ふたりのくるま旅(プライベート)」仕様の方がよいかも…と思ったら、NV200には設定がないのか。

4.リコルソSS(アネックス)

リゾート系の内装を売り物にするリコルソシリーズのNV200ベースモデル。これは、2列目を思い切って横座りシートにすることにより、ダイネットモードでの快適さを追求したものだと言えそうである。内装もベージュや黒といったモノトーン調で統一されており、なかなか魅力的である。車両本体価格で約250万円。

これも、頭上のプルダウン式のラックを設けるなど収納スペースがかなり多く取られており、ちょっと気になる。しかし、ビルダーがある徳島は遠い…。

5.NV200R(ロータスRV販売)

車中泊に限定するのであれば、これもありだろう。スライド式ローラーボードでベッド展開をすると「数秒(!)」でベッドができるという触れ込みのモデル。これだけ割り切ってしまえば、室内高がどうの、というのは愚問かもしれない。収納スペースも多いため、旅行や普段使いにも重宝しそうである。

少し気になるのは、車両本体価格は約190万円とかなり抑えているのだが、サブバッテリー+走行充電がオプションなど、ある程度快適に過ごせるようにするためにはある程度追加投資が必要そうであることだ。

6.まとめ

車中泊+αを考えるのか、もう少し本格的な設備が欲しいのかによって適切なモデルはかなり違ってくるように思う。ただ、ベース車のスペースがかなり限られているので、軽バンベースのキャンピングカーとは言わないものの、かなりそれに近い割り切り(就寝を重視する、収納を重視する、…etc.の選択)が必要ではないかという印象を持った。個人的な好みに一番近そうなのはケビン V200なのだが、実車を見ていないため、見てみるとまた感想が変わるかもしれない。

ファーストカスタム・アドリアなど/東北キャンピングカーショー2010

2010-04-05 | 歴代妄想キャンピングカー
他にもいろいろ見たのだが、写真を撮っていないので、ざっと印象に残ったモデルを挙げてみる。

1.ファーストカスタム

NV200_Poco:印象は前に大体書いたとおりであるが、やはり、バンコンにしろキャブコンにしろ通常のキャンピングカーと比較すると室内は狭い(というより、ミニバンの室内空間を考えれば当然なのだが)。もともとコンセプトが「普段使い中心で、必要なときはキャンプ・旅行に使える」という感じなので、それを考えれば十分だろう。ポップアップルーフはあくまでも室内高を稼ぐためで、ベッドとしては使えないので、就寝定員は座席を展開した2名分となっている。一つ気になったのは、やはりシンクが幅を取っている分、ベッドの幅が少し狭そうに感じることである。いろいろな割り切りは必要だと思われるが、普段使いができ、バンコンほどは維持費も高くなさそうなのは非常に魅力的である。

CG-550 Slope Bob:CG-550シリーズに車椅子用のスロープをつけ、バリアフリーにしたモデル。乗用車のウェルキャブ仕様は決して珍しくはないが、キャンピングカーでこれをしたことは非常に評価できると思う。今までキャンピングカーの使用が難しかった人にとってもそれができるようになるのはとても夢のある話である。福祉車両も扱ってきたファーストカスタムならではのモデルと言えるかもしれない。私自身は使用していないため、車椅子に乗っての使用感については分からないが、内装・レイアウトに関しても車椅子の使用が良く考えられているようである。

2.アドリアモービル

アルテア390DS:2ダイネット(モデルによっては2段ベッド)とエメロード370と思いっきりかぶるが、どちらかというとよりシンプルで安価なモデルがこれである。とは言え、かなり完成度が高そうなので、状況に応じて購入を検討するかもしれない。

3.カトーモーター

オークサイドロイヤル:バンコンタイプの中では豪華さも飛びぬけた感じのこのモデルであるが、特に、レッグレストがついたソファータイプの2列目シートにインパクトがある。主にリゾート的なくるま旅を想定するなら、とても魅力的なモデルである。