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ジェットボイル・アルポット・カーポットなど、車内の湯沸し機器

2011-05-15 | キャンピングカー妄想お役立ちグッズ
大分久しぶりの更新。

最近、リコルソSSポップは開放感がいいけれど、リコルソSSと100万円以上違うとなあ(車両本体価格が違うのと、リコルソSSはエコカー減税を受けられるが、ポップは受けられないので)、とむしろリコルソSSを買って、気軽に普段使いと車中泊を楽しもうか、と考えている我々である。

さて、車中泊と言えば、目覚めてすぐに行動できることをそのメリットとして挙げる方もいらっしゃるが、私は、朝にコーヒーを1杯飲めるかどうかでその日一日の気分が違う(おまじないとも言う)ため、目覚めてすぐにコーヒーが飲め、簡単な食事(レトルトカレーでも何でも)ができると嬉しいかなあ、と考えている。

カセットコンロを持ち込んでもいいのだが、コーヒーを飲む程度だとさすがに大げさだし、火事などが心配なので、湯沸し専用の器具を使うのも一案ではないかと思い、以前から気になっていたジェットボイルを調べてみた。500mlくらいが3分で湧くとのことで、確かに忙しい朝にはなかなか魅力的な商品かもしれない。

ジェットボイルは(モデルにもよるが)1万4000円程度と価格の高さがネックになるのだが、以下のページに価格が約半分のスノーピークのチタントレックとの比較があったので、紹介したい。

DIYとアウトドアな休日 対決!! ギガパワー・ストーブ"地" vs ジェットボイル

結論によると、室内ではさすがにジェットボイルの方が先に水が沸騰したものの、ギガパワー・ストーブ"地"+チタントレックも数十秒の違いだったこと、風のある室外ではどちらも沸騰に至らなかったとのことである。

ほかにも、JETBOIL HAS COMEのページにも詳細情報が掲載されている(2003年時の内容と若干情報は古いかもしれないが)。

ジェットボイルやギガパワー・ストーブ"地"はガスを使用したものだが、アルコールを使ったものにアルポットという商品もあるようだ。以下のページにやはり素晴らしい紹介がある。

アルポット

アルポットのメリットは、燃焼部が密封されているため風に強いこと、また容量が大きめ(800ml)でお湯を沸かすだけではなく簡単な調理(米を炊くなど)もできることのようだ。逆に、デメリットはガスと比較して火力が弱いので沸騰するのに時間がかかる(500mlが15分程度)とのこと。

これらの情報を是非参考にしたい我々ではあるが、やはり車内で使うとなると、(窓を多少開けて使うことにはなるにしても)換気が心配。というわけで、DC12Vを使うカーポット(たとえばライフのカーポット)なども調べてみた。基本的には、500mlくらいを沸騰させるのに30分くらいかかるし、自動で保温に切り替わらなかったり、運転中は使わない方が良いとのことで、利便性を考えると、価格差を考えてもやはりバーナータイプの方が良さそうではある。

パティオタープ

2010-01-27 | キャンピングカー妄想お役立ちグッズ
子供のころにキャンプに行って以来、数十年間キャンプに行っていないような気がするが、そろそろまた行ってもいいかな、とここ数年思い始めたことがキャンピングカーを欲しいと思い始めたきっかけの一つである。

そこで問題になるのは、テントである。昔はあまり気の利いたテントがなかったからか、子供のころはあまりテントの構造を理解していなかったからか、テントの設営・撤収がトラウマになっている(海に行っても、山に行っても、みんなめんどくさくなり、行こうと言い出した親まで途中で投げ出しそうになって家族喧嘩になった記憶しかない)のだが、最近のテントは大分設営が楽になっている模様…。ちょっと開いて、周囲にステーを張ればそれで終了。こりゃ簡単だ。価格も結構安いのがあるらしい

と数年前まで思っていたのだが、どうやら、タープとテントの違いを良く分かっていなかったらしい(さしあたって、テントは寝る場所、タープはくつろぐ場所、ということで良さそうだ)。宿泊まで考えると、車中泊にしようか、はたまたテントか、キャンピングカーか、トレーラーか、とこれまでのように悩み始めてしまうが、とりあえず晴れた空の下で日差しを避けながらゆっくりとくつろぐだけでも快適そうだ。過剰な期待は禁物とは言え、「パティオ」タープという名前だけでもちょっとわくわくしてしまう。春になったらどこかのんびりと出かけてみよう。

湯たんぽの保温性

2010-01-24 | キャンピングカー妄想お役立ちグッズ
以前、寒い場所でのキャンプ・キャンピングカー(トレーラー)内での宿泊などで湯たんぽが使えるのではないか、と述べたわけだが、最近の我が家は夫婦ともども湯たんぽブームが続いている。というよりも、文化としてこのまま定着しそうな勢いである。うちの場合は、反射式ストーブを愛用しているため、比較的抵抗なく湯たんぽを使い始めたのだが、ガスで沸かさなければならない場合などはきっと心理的な抵抗があり、具体的な効果が分からないと利用に踏み切るのは難しいのではないかと思う。そこで、まずは湯たんぽの保温性について調べてみた。

まず最初に断っておくのは、使用した温度計は百円均一で買ったものなので、必ずしも正確な値ではない可能性があることである。あくまでも目安と考えていただきたい。

まず、一つめは、マルカの金属製(通常のブリキよりはさびにくいらしい)2.5l湯たんぽで、アクリルのひざかけっぽい毛布に巻いた上で付属のケースに入れている。使い始めの水温ははっきり分からないのだが、反射式ストーブでやかんを沸騰させたお湯を入れているので、一応100℃としておこう。

9時くらいからベッドに入れて使い始め、翌朝8時ごろに温度を確認したので、約11時間後の温度ということになるが、百均の温度計によると、45℃とのことだった。もっとも、2回計ったのだが、最初は41℃と表示されたので、多少の誤差はあるかもしれない。それでも、少なくとも、起床した時点で、風呂の温度と同等以上の水温、つまり体温より高い温度になっていることが分かる。個人的には、湯たんぽを使い始める前の一番の心配は、一晩暖かさが持つかどうか、ということであったが、少なくとも、この湯たんぽの場合は全く問題ないことが分かる。



次に、0.5lのミニ湯たんぽについて調べてみた。こちらの方は、もともと容量が小さく、付属のケースに入れた後、近所のホームセンターで買った足温め用のクッションの中に入れっぱなしにして一晩置いたので、前述のマルカの湯たんぽよりは不利だと思われるのだが、9時ごろにお湯を入れて8時ごろ水温を確認したところ、それでも17℃くらいを指していた。このことから、小さい湯たんぽについてはあくまでも短時間用・緊急避難用ではあると思われるが、お湯を入れた直後はかなり快適である。キャンピングカーに限らず、家庭内の簡単な温めの方法として十分に活用が可能だろう。




余談であるが、すっかり湯たんぽ漬けになった我が家では、最近3.0l(適正容量2.2l)のやかんを買った。今までのやかんは一回り小さかったため、1回で2.5lの湯たんぽを満タンにすることはできなかったが、今度のやかんを(たっぷり水を入れて)使うと満タンにしつつさらに余裕がある。また、やかんと反射式ストーブがそれぞれ2個あるので、同時に2つの湯たんぽを満タンにすることもそれほど難しくない。今後一層湯たんぽ生活が加速しそうである。

湯たんぽ

2009-12-20 | キャンピングカー妄想お役立ちグッズ
今まで、どのキャンピングカーが良いか、どうやって手に入れようか、という話題で延々引っ張ってきたわけだが、ここで少し箸休めとして、秋冬のキャンプでは肌寒い日もあるはず、ということで、我が家で使っている湯たんぽについて取り上げたい。

最近湯たんぽがブームだと聞いていたが、正直言って、私は子供時代にもあまり使っていなかった(うちは電気あんか派であった)こともあり、「どうせ朝になると冷めるんでしょ」と、あまり印象は良くなかった。しかし、最近妻が車のディーラーでなぜか湯たんぽをもらってきて試してみたところ、意外と良さそうだということになり、興味を持ち始めた。

で、各所でいろいろ調べたのであるが、熱伝導率などでは銅製が有利とは言え、結構な値段がする(1万円前後する)ので一か八かで購入するには気が引ける。ポリは手軽だが、強度・性能などに少し不安がある、ということで、ブリキのものを布団の暖め用に購入することにした。また、オフィス用(ウォームビズ?とかで暖房の設定が低め)にも一つ置こうかということで、手軽なポリも買ってみた。マルカという湯たんぽ専業のメーカーのものだったが、ブリキ(2.5l)が2000円、ポリ(1.8l)が1000円というような感じだった(下の写真はポリの方)。近くのホームセンターには、袋なしだったが、ポリの2.5lのもの(アイリスオーヤマ製)が500円くらいで売られていたため、もっと安く済ませる方法もありそうだ。



で、ブリキ(実際は、さびにくい特殊鋼を使っているらしい)の方を早速使ってみたが、最近足が冷たくて夜中に目が覚めることが多かったものの、布団に湯たんぽを入れて寝たところ、始終ぽかぽかして足が冷たいということはなかった。興味深かったのは、足だけではなく、体中が温まったように感じたことだ。特に内臓のあたりがぽかぽかするのはとても心地よい。

実は、妻も上述の500円の方のポリの湯たんぽを買っていたのだが、翌日の湯温は妻の湯たんぽの方が高いようだった。妻の湯たんぽは満タンだったが私のブリキの湯たんぽは満タンではなかったので、少し割り引いて考える必要はあると思う。

アマゾンで湯たんぽを調べたときに、「「『湯たんぽを使う』と美人になる」という本も出てきたので、ついつい書店で買ってしまったのだが、タイトルから想像するより真面目な本であった。要するに、血流の流れが妨げられていることによる冷え性は湯たんぽによって改善できる、とそれだけなのだが、使用してみて確かにその片鱗が感じられた。ちなみに、この本にはQ&Aとして湯たんぽ選択のコツについても書いてあるが、結論は「何でもいい」ということで、あまりお金をかけすぎない、ということで1000円程度のブリキかポリがおすすめとのことであった(ペットボトルに湯を入れる方法も書いてあったが、強度の問題から、熱湯を入れるのはお勧めできないとのこと)。

うちの場合は、反射式のストーブを使用しているので、湯を沸かすのが非常に簡単であるため、個人的には、今までなぜ使わなかったのだろうと思うくらい絶大な効果があったと言える。ガスでお湯を沸かす必要がある場合はそこまで効率が良くないと思われるので、そこまで湯たんぽにこだわる必要はないかもしれない。

さらに、低温やけどは場合によってはかなり大きな傷害につながる可能性があるようだし(これは、体に触れる暖房機器全てに言えることだが)、ブリキの湯たんぽを直接火にかける場合は、必ず口金を取るなどの多少の注意は必要である(また、それなりに安全性を考慮する必要があるため、SGマークがある製品の方が良いかもしれない)。うちの場合は直接火にはかけないし、付属のケースのほかにバスタオルを巻いている。使う側に正しい理解が求められるという点では、キャンピングトレーラー(キャンピングカー)に通じるものがあるかもしれない、と半ば強引にこじつけてこの話を終わりたい。