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車中泊実験

2010-09-02 | 車中泊
私の父の実家は、山も多く、辺りを小川が流れる高原のような場所である(以前、庭で山菜を見つけて焦ったことがある)。したがって、単に父の実家に行くだけでもキャンプ気分になるので、あえてキャンプに行く気にならないという面もあった(実際、庭で飯ごうでご飯を炊いたり、バーベキューをやったり、テントを立ててそこで過ごしたりしたこともある。まあ、私が小さいころは、家族でキャンプに行ったこともそれほど珍しくはないのだが)。

余談が長くなったが、今回は、お盆の帰省の機会を生かしてラクティスにて車中泊実験を行ったので、報告する(本当は、写真を撮るつもりであったが、すっかり忘れていたので、文章だけでご容赦を)。

基本的な考え方は、以前「ラクティスで小休止」や「ラクティス車中泊グッズ」などで書いた通りである。つまり、前部座席をぎりぎりいっぱい前にスライドさせ、前に倒し、後部座席はフルフラットにする。そして、倒した後部座席と前部座席の間にできた隙間に物を詰め、その上にマット・布団と枕(今回はいつも使っているものを持参した)を置いて、タオルケット1枚程度をそれぞれかけて妻と2人で寝るのである。

さて、早速取りかかろうと思ったら、いきなり不測の事態発生…。なんと、「ラクティス車中泊グッズ」で紹介した遮光カーテンを忘れてきてしまったのである!!仕方がないので、バスタオルなどを使って簡易目隠しを作ることにした。

この目隠しを作るには、父の実家にあった事務用のクリップや洗濯バサミを、ラクティス上部・左右についている(乗り降り用の)取っ手に針金などでくくりつけ、そこからバスタオルを吊るす。これを前後左右について一通り行えば終了である。道の駅など、人目が気になる場所では、これだけだとやや心もとないが、父の実家のようなあまり人の出入りが激しくない場所や、キャンプ場などでは、これでもある程度は何とかなると思う。

そして、次に重要なのは換気であるが、ちょうどバイザーと重なるか重ならないか、という辺りまで(10cm?くらい)各ドアの窓を開け、外の風が入ってくるようにした。父の実家は、比較的涼しい場所なので、それでも最初は少し生暖かったが、夜が更けるにつれこれだけでも十分涼しくなってきた。

さらに、携帯電話やちょっとした本、給水用の水など、暇つぶしのための道具も少しだけ持ち込み、(あまり眠れない可能性も考えて)9時~10時くらいには眠り始めることにした。

翌日は7時くらいに目が覚めたが、十分な睡眠時間を取ったためか、それほど疲れは感じなかった。ただ、私(178cm)は足を伸ばしてゆったりと、というほどの広さはなかったため、姿勢を頻繁に変えるなど少し工夫をしなければいけなかったし、横幅も、妻と腕がぶつかるような感じで、普段と比べるとやはり余裕は少ないように感じた(妻もほぼ同意見である)。

この日は朝から親戚が訪ねてきたため、寝巻のような姿で応対するハプニングもあったのだが、まずまずの成功だったと思う。問題は、やはりベッドの広さと、外気温が暑い・寒いときの室内温度、そして換気であるように思われた。今回は比較的うまく行ったが、我々の忍耐力では1泊が限界のように感じられたし、状況次第(例えば、豪雨で雨音がうるさくて眠れない、暑すぎる、寒すぎる)ではそれも怪しいという印象であった。こう考えると、比較的天候に左右されにくいキャンピングカーはやはり偉大だということ、また、当たり前だが、普段住んでいるアパートでさえ、本当に恵まれた環境だということを実感したように思う。

とりあえず、今回の実験を参考に、今後は旅行に行ったり、新たな購入計画へと踏み出したいと思う。

ラクティス車中泊グッズ

2010-05-04 | 車中泊
(今日は夫が風邪気味なので、妻が書いています)

 え~、ワタシがファンカーゴに乗っていた時に購入した自動車用「遮光カーテン」。実家の父からとっかえして来ました。コチラの製品です。今も売ってるのね!


ゴムひもが付いているのは父が乗っている日産キューブ用に改造したためですが、ラクティスもファンカーゴとは細かい仕様が違うため、「ゴムひも」は非常に役に立ちそうです。
 チェック柄が派手ですが、割としっかりした布地でできていまして、ファンカーゴ時代は、車内にスナップ留めや、マジックテーブなどで設置できるような仕組みでした。でも、ラクティスで使う場合には、スナップ等で固定する事が出来ないので、ゴムひもや洗濯バサミで、適当な出っ張りなどに括り付けるのが現実的なようです。




 (窓が汚れていますが、この後夫と洗車に行きましたよ~)

括り付けてみたところ、さすがにファンカーゴの後継車種とあって、殆どサイズはピッタリ!
ただ、やはりカーテンの裾の部分に関しては、ヒラヒラしちゃうので、遮光の面ではもうすこし工夫しないといけないだろうな....。部分的にマジックテープを取り付けるなどして、光漏れを防げば、かなり快適なんじゃないかしらん。



 後部はシートの様子です。
シートをフラットに倒し、さらにファンカーゴ用スリーピングマットをしいた後に、キャンプ用のウレタンフォームっぽいシート(緑色)を敷きました。なかなか寝心地もよくいい感じです。背中の痛みなどを考えると、板敷きよりもずっといいような気がします。キャンプグッズを転用するのはおすすめ。
 これでだいたいセッティングが出来たので、近いうちに何処かにお出かけしようと思います。

ラクティスで小休止

2010-05-03 | 車中泊
今日はゴールデンウィークだということで、ラクティスで近くの温泉に行くことにした。

硫黄が強いせいか、しばらく入っていたらふらふらになったので、帰りはは近くの広場の駐車場に車を止めて、後席をフラットにし、ファンカーゴ用のフロアマットとさらにその上に別のシートを敷いてちょっと休んでみたところ、結構快適である。

何が快適かと言えば、思っていた以上に足を伸ばして寝られるところである。実は、ラクティスの荷室長は170cmあるかないかで、そのままでは私(身長178cm)は足が十分伸ばして寝られない。しかし、一列目のシートを前に目いっぱい移動させ、倒し、さらに、一列目シートと荷室の間に出来る隙間にかばんなどを詰めて少し盛り上がらせると、シートの後の(後列に乗ったとき膝が当たらないようにするための)くぼみに頭がちょうど納まり、何とか足を伸ばして座ることができた。頭を後方に向けて寝るべきか、前方に向けるべきか今まで決めかねていたが、これなら前方に向けて寝る方が良い。

足は伸ばせるとは言っても、つま先まで伸ばそうとすると、ハッチに当たるし、広さもぎりぎりなので、秋冬の車中泊は厳しそうである。しかし、妻と2人で寝てもそれほどきつく感じないほど広いし、カーテンなどを除けばほとんど追加装備は必要がないのは魅力的である。

とりあえず、せっかく購入したラクティスを活かすためにも、しばらく車中泊・キャンプなどを楽しみながら、キャンピングカーあるいはトレーラー購入の予行演習をするのも良さそうである。



ラクティス coupling with ファンカーゴフロアマット(2)

2009-12-28 | 車中泊
お約束の写真。もうちょっと車全体が見えるアングルの方が良かったかなとも思うけれどもとりあえず。

 

左の写真は車内から後方を撮ったもの。フラットな荷室が実現されていることが良く分かると思う(ヴィッツではないがリラックマが…)。右は後部ハッチを開けてそこから車内を撮ったもの。荷室の長さはカタログスペックで170cm程度と決して広くはないが、1列目シートを前にスライドさせれば、私(178cm)もぎりぎり寝られる長さである。幅は2人で寝られなくはないものの、タイヤハウス部の出っ張りがあるので、寝返りを打つのはちょっと難しい。

写真では分からないが、荷室はほぼフラットではあるもの、前方が高く後方が低いため少し傾斜がある。頭は前方にした方が寝やすそうである。

結論としては「1人なら十分快適だが、2人ではやってみないと分からない」ということになるだろうか。春になったらマットならではの活用を是非報告したい。

ラクティス coupling with ファンカーゴフロアマット

2009-12-25 | 車中泊
さまざまなキャンピングカー(あるいは購入しないという選択肢)の中で揺れ動く我々の繊細な心にはときどき揺り戻しがある。

実は(今まで言うに言えなかったのだが)、こんなブログを立ち上げておきながら、例のエコカー減税とやらに目がくらんで我々は今年の秋にラクティスを買ってしまっていたのである。

理由はいろいろあるのだが、その前まで乗っていた13年落ちの中古のカローラが少しずつガタがき始めていたこと、そして、いろいろ調べた結果、利用頻度や維持費の高さなどを考えると、キャンピングカーを買うとしても今すぐではないだろうな、と思ってしまったことが特に決め手となっていた。

ラクティスに決めた一番大きな理由は、主に運転する妻が昔乗っていたファンカーゴに近いということであった。妻の仕事の関係でときどき大きな荷物を運ぶこともあるし、屋根が高いので、座高の高い私も安心である(実は、私は、身長はそれほどでもないものの、座高は中学のときに既に95cmくらいあったという典型的な胴長短足型人間である)。また、既にうちにあった小型自転車を積んで湖畔にでも遊びに行ったら楽しかろうという妄想もあった。納車されてみると、多少の欠点もないわけではないが、きびきび走るし運転もしやすい非常にいい車である。

そこで思い当ったのが、妻が以前一人旅で使っていたファンカーゴ用純正フロアマットである。ラクティスは別に車中泊のために買ったわけではないが、もしフロアマットがそのまま使えるのであれば、ほんのちょっとの工夫で車中泊くらいには使えそうである。

と思って妻の実家に置いてあったマットをラクティスの後に敷いてみると、

ぴ、ぴったりじゃないですかああ。

というわけで、雪が融けたら、とりあえず初心に帰って車中泊の旅に出かけてみようと密かにたくらんでいたのであった。写真はのちほど。