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激セマ繁盛店

2010-06-22 | キャンピングカー関連TV・映画・マンガ
テレ東の日曜ビッグバラエティでやっていた「激セマ繁盛店 ベスト20」はキャンピングカーの世界に通じるものがあるのではないかと感じ少し書いてみる。

本来は、キャンピングカーは「旅先にいつもと同じ環境を持ち出す」ことに意義があるように思うのだが、日本の場合、道路事情や維持費の問題もあり、どちらかというと、コンパクトな空間の中にどれだけの装備を盛り込みどれだけ楽しめるか、ということにより重点が置かれているように思う(究極の形が軽キャンやミニミニバンによる車中泊だと思うが)。

この辺は、古くは茶室など、日本文化に通じるところもあるのだろうが、そんな高尚な話と関連があってかなくてか、3坪(おそらく客席スペースのみのことだと思われるが)ほどのスペースで繁盛しているお店の紹介がこの番組である。3坪と言えば、0.9m×0.9m×3=2.43mm。ワンルームマンションどころではなく、ミニトレーラーもびっくりの面積である。

満席になると、客席と後のドアがくっついてしまうため、いったん外に出て給仕したり会計したりするというお店もあれば、あまりに厨房が狭くて、体を斜めにしないと包丁の使えないお店、さらにはアメリカントレーラーよろしくスライディングアウトする(!)お店など、とにかく驚きのお店の大集合である。

個人的には、これだけ狭い厨房を使う気にはなかなかなりにくいように思うが、確かに、味を楽しむのであれば、お客にとってはこれくらいで十分である。トレーラーが広いとか狭いなーと勝手なことを言っている我々の不明を恥じる内容であった。

今回の番組ではないが、他のお店とも雰囲気が似ているので、以下の動画も紹介しておく。



「6席ぐらいが(店で働く)夫婦2人にとってはちょうどいいスペース」という店主の発言は、まさにキャンピングカーのセールストークに通じるものがあるのではないだろうか。

サイクリスト80人で家庭の電気はまかなえるのか?

2010-05-31 | キャンピングカー関連TV・映画・マンガ
今回はちょっと趣向を変えて、キャンピングカー、ではなく家庭の電気の話題。

世界丸見えテレビ特捜部で今回紹介されたのは、サイクリスト80人で4人家族の電気をまかなえるかというイギリスの番組である。

最初に、撮影の目的(電力を自転車の発電でまかなえるかどうか)を隠して、家族4人にセットの家に入居してもらう。しかし、実は、この家の電力は、全て近くの建物にいる80人のサイクリストの自転車発電だけでまかなわれている。つまり、家族は、いつもと同じように電気を使うのだが、それがいかに無駄なのか、というのがこの番組のテーマである。

メーターがグリーンなら安定して電力が供給されるが、赤になるとだんだん危険になり、消費電力が発電電力を上回るとついには停電してしまう。

当然、電力を多く使う電子レンジやトースター、アイロンなどを消費すると、その都度激しく自転車を漕がなければいけない。(番組中では言及がなかったが)自転車を漕いでいる人々は決して普通の人でもなさそうだが、プロの選手というわけでもなさそうである。これを何時間も続けるとさすがに疲れてきて発電効率が落ちてしまう。

やっとトースターを使い終わったと思いきや、なんと二度焼きする(!)お父さん。だめだよ!とすかさず司会者が叫ぶ。それが終わると今度は電気ボイラーでシャワーを浴び始める。ガスじゃないのか!

そこで止めとけばいいのに、なんと、電気オーブンでチキンのグリルを料理し始めるお母さん。あーあ、だめだよ、という視聴者の声が聞こえそうな流れで、どんどんメーターが赤のゾーンに突入し、最後はついに停電してしまう。

そこでネタばらし、となるのだが、テレビの待機電流や電源が入れっぱなしのコーヒーメーカーなど、家庭の使用電力にはいかに無駄が多いのか、とみんな納得である。

キャンピングカーでは、一層節電に励む必要があるだろう。電気ボイラーは結構電力を食う、とか、電子レンジはやっぱりきついんじゃないか、とか、エアコンも控えめにしないと、とか、最近は確かに発電機やソーラーパネルを内蔵したり、と使用可能な電力が大きいキャンピングカーも増えてきたが、普段の家庭でいかにたくさん電力を使っているか振り返ってみれば、キャンピングカーの電力もより有効に使えるのではないだろうか。

Monster Moves

2010-05-10 | キャンピングカー関連TV・映画・マンガ
世界丸見え!テレビ特捜部で見つけた、いよいよ真打登場、という感じの番組がMonster Movesである。

これは、駅舎や巨大なSLなど、とにかく何でも引っ越してしまおうという番組である。基本的にはトレーラーの後に載せて移動するのだが、あまりに重過ぎてシャフトが折れたり、ヘッドが浮き上がって動けなかったり、という厳しい場面に直面することもある。やはり、軽量化はどんな場合でも移動の基本なのだろう。

下の動画では、築100年の教会を運んでいる…。車高が高すぎて電線に引っかかりそう。



チャーリーズエンジェルにもトレーラーが!

2010-05-07 | キャンピングカー関連TV・映画・マンガ
チャーリーズエンジェルは最近映画化もされた70年代のアメリカドラマであるが、最近、ホームセンターでDVDが安売りされていたので買ってきた。

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とりあえず、妻と夕食後などに1話ずつ見ていたのだが、シーズン3の第3話は、レースの裏に張り巡らされた陰謀を探るという話であった。そこで見ていたら、あるわあるわトレーラーが(走行中のトレーラー内でのアクションなんてのもある。アメリカでは大丈夫なのかしら)。確かに、レースと言えばモーターホームが常識なのかもしれないが、あらためて見てみると、当たり前のように巨大トレーラーが並んでいるのは感慨深いものがある。

<追記>
と思っていたら、エピソード4にも巨大トレーラーが登場していた。通常の家屋ぐらいある大きさのトレーラーをリゾートに牽いていって、そこでゆっくり滞在する、というのがこの当時のアメリカの理想の休暇の過ごし方だったのだろうか。

トルネードハンター

2010-05-02 | キャンピングカー関連TV・映画・マンガ
アメリカ中西部でトルネード(竜巻)を追い求める人々を追ったNHKの1998年制作のドキュメントである。今回は再放送を見た。

以前、いいちこのCMでキャンピングカー(トラベルトレーラー)が映っているという話題を取り上げたが、トルネードのデータを収集するために、数週間という長丁場で調査をする研究者が使用しているのは巨大なトレーラー(トラベルでない)のヘッドにきのこに似た巨大なレーダーを載せたものである(上のNHKのリンクで一部が見られる)。車の中には無線やデータ解析のためのPCなど様々な機器が積まれており、ちょっとした移動研究室のような雰囲気である。

見た目はかなりキャンピングカーに近いのだが、空間効率の問題か、それとも軽量化のためか、流しやベッドなどは装備されていない。調査が長期に渡る場合は車内ではなく、ホテルやトレーラーハウスに泊まったり、食事もコンビニで買ったチョコレートバーで済ませたり、と快適性にはかなり違いがありそうだ。

こういう研究者のほかにも、趣味としてトルネードを追う「トルネードチェイサー」と呼ばれる人々もいるようだ。バンを改造して無線機やPC、トルネードをビデオで録画するための三脚などを装備し、それをお互いに見せ合う集まり(パーティ)もあるという。パーティでは記念写真を撮るなど、さながらオフ会の趣である。

アメリカの広い道路をトレーラーで爆走するのは気持ち良さそうであるが、あまりにトルネードに近づきすぎると生命の危険もある。というわけで、トラベルトレーラーとはまた一味違った特装車の話であった。