キャンピングトレーラーfan 2010にも掲載されていたエメロード370は、エメロード390と競合するところもありながら、少し違う性格付けがされたモデルである。
ぱっと見て気づくのは以下の3点である。
1.370では常設ダブルベッドの代わりにもう一つダイネットが設けられた
これは、特に人数が多いときには嬉しい変更だろう。2人旅なら小さい方のダイネットだけでも十分に使えるが、もっと人数が増えると、一回り大きいダイネットが欲しくなるはずなので、390の常設ダブルベッドのスペースがダイネットになるのはかなり活用の幅を広げるはずである。一方、我々のような2人旅中心の場合は、大きい方のダイネットを最初からベッド展開しておけば、390に近い感覚で使うこともできるので、基本的には、390以上に活用の幅が広がった、と考えていいように思う。
一方、この変更で気になるのは、ベッドの寝心地と、390で重視されていた(簡易)2ルーム仕様の省略である。まず、ベッドについては、390はウッドスプリングなどを用いた寝心地重視の仕様になっていたのに対して、370は(構造上)マットレスのみのベッドになるので、寝心地が変わる可能性がある。また、390の場合は、アコーディオンカーテンを使うことでベッドとダイネットを簡易的に仕切ることができたが、370では(コンセプトが違うからだろうが)それが省略されているようだ。2人旅の場合では、むしろ仕切れた方がありがたい場合もあると思うので、むしろ3人以上の旅を重視した仕様になっていると考えた方が良さそうである。
2.エメロード390と比較すると、エメロード370の方が全長が短い(エメロード390:5770、370:5430mm)
これは、駐車場のことを考えると有利な変更であると言える。どちらも5mを超えているという意味では同じなのだが、5メートル台前半か後半かで置き場所の選択肢は大分変わってくるのではないかと思う。我々の場合は、駐車場を借りる必要がありそうなので、(室内が広いのに越したことはないのだが)全長が短いのに越したことはない。
また、370では390からかなりレイアウトが変更されており、シャワーを使うのに流しをたたむ必要がないなど、使い勝手がよくなるような変更も加えられているので、全長が短くなっているとは言え、居住性はそれほど影響を受けていないように(カタログを見る限り)感じる。
3.設定価格は370の方が若干安めだが、オプションの構成が違っている
キャンピングトレーラーfan 2010によると、エメロード370が税込み249万9000円、390が同256万2000円であるが、390では、2010年3月現在、「バリューパック」と「エメロードパック」(合計36万円相当)がともにおまけでついてくるというキャンペーンが、370では「370パック」が値引きされる(合計179130円が63000円での提供)キャンペーンが行われているため、これを考慮すると、ほぼ同じか390の方がお買い得であるように思われる。
もっとも、オプションが多い分だけ、実質的には390の方が総重量が重くなっている可能性もありそうなので、多少の注意は必要かもしれない(余裕のあるヘッド車を選べば誤差の範囲内かもしれないが)。
以上をまとめると、駐車場をあまり気にする必要がなく、2人旅中心であれば、エメロード390の方がお買い得であるように感じる。一方、3人以上の旅が多く、できるだけコンパクトなモデルが欲しいということになれば370はかなり有力な候補になるのではないだろうか。
ぱっと見て気づくのは以下の3点である。
1.370では常設ダブルベッドの代わりにもう一つダイネットが設けられた
これは、特に人数が多いときには嬉しい変更だろう。2人旅なら小さい方のダイネットだけでも十分に使えるが、もっと人数が増えると、一回り大きいダイネットが欲しくなるはずなので、390の常設ダブルベッドのスペースがダイネットになるのはかなり活用の幅を広げるはずである。一方、我々のような2人旅中心の場合は、大きい方のダイネットを最初からベッド展開しておけば、390に近い感覚で使うこともできるので、基本的には、390以上に活用の幅が広がった、と考えていいように思う。
一方、この変更で気になるのは、ベッドの寝心地と、390で重視されていた(簡易)2ルーム仕様の省略である。まず、ベッドについては、390はウッドスプリングなどを用いた寝心地重視の仕様になっていたのに対して、370は(構造上)マットレスのみのベッドになるので、寝心地が変わる可能性がある。また、390の場合は、アコーディオンカーテンを使うことでベッドとダイネットを簡易的に仕切ることができたが、370では(コンセプトが違うからだろうが)それが省略されているようだ。2人旅の場合では、むしろ仕切れた方がありがたい場合もあると思うので、むしろ3人以上の旅を重視した仕様になっていると考えた方が良さそうである。
2.エメロード390と比較すると、エメロード370の方が全長が短い(エメロード390:5770、370:5430mm)
これは、駐車場のことを考えると有利な変更であると言える。どちらも5mを超えているという意味では同じなのだが、5メートル台前半か後半かで置き場所の選択肢は大分変わってくるのではないかと思う。我々の場合は、駐車場を借りる必要がありそうなので、(室内が広いのに越したことはないのだが)全長が短いのに越したことはない。
また、370では390からかなりレイアウトが変更されており、シャワーを使うのに流しをたたむ必要がないなど、使い勝手がよくなるような変更も加えられているので、全長が短くなっているとは言え、居住性はそれほど影響を受けていないように(カタログを見る限り)感じる。
3.設定価格は370の方が若干安めだが、オプションの構成が違っている
キャンピングトレーラーfan 2010によると、エメロード370が税込み249万9000円、390が同256万2000円であるが、390では、2010年3月現在、「バリューパック」と「エメロードパック」(合計36万円相当)がともにおまけでついてくるというキャンペーンが、370では「370パック」が値引きされる(合計179130円が63000円での提供)キャンペーンが行われているため、これを考慮すると、ほぼ同じか390の方がお買い得であるように思われる。
もっとも、オプションが多い分だけ、実質的には390の方が総重量が重くなっている可能性もありそうなので、多少の注意は必要かもしれない(余裕のあるヘッド車を選べば誤差の範囲内かもしれないが)。
以上をまとめると、駐車場をあまり気にする必要がなく、2人旅中心であれば、エメロード390の方がお買い得であるように感じる。一方、3人以上の旅が多く、できるだけコンパクトなモデルが欲しいということになれば370はかなり有力な候補になるのではないだろうか。