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エメロード370

2010-03-07 | 歴代妄想キャンピングカー
キャンピングトレーラーfan 2010にも掲載されていたエメロード370は、エメロード390と競合するところもありながら、少し違う性格付けがされたモデルである。

ぱっと見て気づくのは以下の3点である。

1.370では常設ダブルベッドの代わりにもう一つダイネットが設けられた

これは、特に人数が多いときには嬉しい変更だろう。2人旅なら小さい方のダイネットだけでも十分に使えるが、もっと人数が増えると、一回り大きいダイネットが欲しくなるはずなので、390の常設ダブルベッドのスペースがダイネットになるのはかなり活用の幅を広げるはずである。一方、我々のような2人旅中心の場合は、大きい方のダイネットを最初からベッド展開しておけば、390に近い感覚で使うこともできるので、基本的には、390以上に活用の幅が広がった、と考えていいように思う。

一方、この変更で気になるのは、ベッドの寝心地と、390で重視されていた(簡易)2ルーム仕様の省略である。まず、ベッドについては、390はウッドスプリングなどを用いた寝心地重視の仕様になっていたのに対して、370は(構造上)マットレスのみのベッドになるので、寝心地が変わる可能性がある。また、390の場合は、アコーディオンカーテンを使うことでベッドとダイネットを簡易的に仕切ることができたが、370では(コンセプトが違うからだろうが)それが省略されているようだ。2人旅の場合では、むしろ仕切れた方がありがたい場合もあると思うので、むしろ3人以上の旅を重視した仕様になっていると考えた方が良さそうである。

2.エメロード390と比較すると、エメロード370の方が全長が短い(エメロード390:5770、370:5430mm)

これは、駐車場のことを考えると有利な変更であると言える。どちらも5mを超えているという意味では同じなのだが、5メートル台前半か後半かで置き場所の選択肢は大分変わってくるのではないかと思う。我々の場合は、駐車場を借りる必要がありそうなので、(室内が広いのに越したことはないのだが)全長が短いのに越したことはない。

また、370では390からかなりレイアウトが変更されており、シャワーを使うのに流しをたたむ必要がないなど、使い勝手がよくなるような変更も加えられているので、全長が短くなっているとは言え、居住性はそれほど影響を受けていないように(カタログを見る限り)感じる。

3.設定価格は370の方が若干安めだが、オプションの構成が違っている

キャンピングトレーラーfan 2010によると、エメロード370が税込み249万9000円、390が同256万2000円であるが、390では、2010年3月現在、「バリューパック」と「エメロードパック」(合計36万円相当)がともにおまけでついてくるというキャンペーンが、370では「370パック」が値引きされる(合計179130円が63000円での提供)キャンペーンが行われているため、これを考慮すると、ほぼ同じか390の方がお買い得であるように思われる。

もっとも、オプションが多い分だけ、実質的には390の方が総重量が重くなっている可能性もありそうなので、多少の注意は必要かもしれない(余裕のあるヘッド車を選べば誤差の範囲内かもしれないが)。

以上をまとめると、駐車場をあまり気にする必要がなく、2人旅中心であれば、エメロード390の方がお買い得であるように感じる。一方、3人以上の旅が多く、できるだけコンパクトなモデルが欲しいということになれば370はかなり有力な候補になるのではないだろうか。

NV200_Poco

2010-03-02 | 歴代妄想キャンピングカー
最近すっかりトレーラーづいている我々ではあるが、なかなか興味が湧くモデルが出たようなので改めて。

それは、ファーストカスタムのNV200_Pocoである。今まで検討してきた結果、軽キャンパーだと走行性能が不安、ハイエースだと(価格も維持費も)高すぎる、キャブコンだと目立ち過ぎ、NV200やボンゴベースだとカジュアルすぎる、という感じで、何となくトレーラーに惹かれていたのだが、もしかすると、それらの(我々にとっての)問題を解決してくれそうな期待を感じさせるのがこの車である。

ベースがNV200なので、走行性能についてはひとまず最低限はクリアしていそうである。さらに、今まで多かった「寝るだけ」というNV200ベースのモデルと比べると、ポップアップルーフがついていたり、簡単な炊事設備がついていたり、と、使い勝手がいいのではないかと期待される(それにしても、ファーストカスタムはポップアップルーフをつけたり、ハイルーフに付け替えたり、とコストをかけてでも意地でも8ナンバー登録にこだわるのだろうか。それはそれですごい)。

現時点では、価格や詳しい仕様を含めて正式に発表は行われていないようなので、勝手に(いつものように)想像するだけなのだが、個人的に気になるのは、やはり車内の広さである。ノーマルのNV200で室内高が1300mm程度なので、ポップアップルーフを含めても広々とは言いづらいかもしれないし、サードシートとセカンドシートの向かい合わせの椅子をベッド展開するタイプであり、車幅の一部は炊事施設が占めているため、それほどゆったりとした車内空間を実現できるかどうか分からないが(ウェブサイトから勝手に目算してみると、幅は1m前後である)、一度夫婦2人で寝られるかどうか是非試してみたい。東北キャンピングカーショーに行くつもりで考えていたが、楽しみが一つ増えたようだ。

それにしても、さすがに春になると各社すごい勢いでニューモデルの発表を行っている。正直言って、冬の間はネタ切れで更新するのが大分おっくうになっていたのだが、記事を書く暇もないほど展開が早くなってきたようだ。

牽けるかな?

2010-03-01 | 歴代妄想キャンピングカー
エメロードの実車を見た日から、それまでかなり興味が萎えていた妻が、街で車を見かけるごとに「あの車、牽けるかな…!?」と言うようになってきた。それまでやや冷ややかに私のことを見ていたのとは大違いである。

さて、エメロードを見たことにより、将来は何となくこれが欲しい、という目標ができたのだが(実際は、同じ販売店にはアドリアアルティア390などもあったので、本来それと見比べるべきだったのだと思うが、それすら忘れるくらい衝撃だったようだ)、まずは、ヘッド車を考えなければいけない。うちで今乗っているのはコンパクトカーであるため、一番現実的なのは、数年後にもう少し大きい車に乗り換えるということだろう。

そこでいくつか候補を考えてみた。

1.日産エクストレイル

今乗っているのがティーダだということから、同じ日産で調べてみた。街乗り中心だとデュアリスの方が合いそうだが、タグマスターなどのヒッチを調べてみる限り、エクストレイルはあるが、デュアリスはなさそうなので、断念。2.0lと2.5lの2種類があり、車重が1.5トンであることから、2.0lは若干のパワー不足も指摘されているようだが、どうなんだろうか。

シートアレンジによっては、1948mmの荷室長にすることもできるらしく、車中泊にもいけるかもしれない。また、うちの場合だと、小さめの自転車が2台あるのだが、アンダートレイの位置を変えることで、自転車を2台とも縦に乗るのは好印象である。

2.スバルフォレスター

一番気になったのは、メーカー純正のヒッチメンバーが売られていたこと(!)である(どうも、今は設定がなくなってしまったらしいが)。同様のモデルには三菱のデリカD:5などもあるが、コストパフォーマンスを考えてもこちらの方が良さそうな気がする。スバルはレガシーなどほかにもいろいろ気になる車がないわけではないのだが、牽引に最も向くのはやはりフォレスターではないだろうか。

ちなみに、トラベルトレーラーfan vol.1によると、これらに加えてランドクルーザー、ハリアーハイブリッド、エスティマハイブリッド、ムラーノ、デリカD:5、CR-V、クロスロードなどの名が挙がっている。他にも、SUVならアウトランダー(はたまた最近復活したRVR)などもコストパフォーマンスが良いという話もあるようだが、タグマスターのカタログだと「マフラー脱着要」となっているのは少し気がかりである。

なお、エクストレイルとフォレスターの新車の価格帯は大体同じであるが、エクストレイルは中古でもあまり値崩れしないのに対して、フォレスターは(特に古いモデルは)結構安いものも出ているようである。ヘッド車単体だと、エクストレイルの方が魅力的にも見えるのだが、なるべく経済的に揃えようとすると、フォレスターの中古もありかな、と思われるところも悩ましい。

とりあえず、以下のサイトも参考になりそうである。

Indy-Uran with Outdoors:エクストレイル+ハイマーツーリング(120か230?)のユーザーのサイト。他のエクストレイルでトレーラーを牽いているユーザーの紹介もあり

TOMOのホームページ:フォレスターでスターレットコンフォートを牽いていらっしゃるユーザーのサイト。

トレーラーリンク集:いろいろなトレーラーユーザーのサイトのリンク集。ここを見ていると、2.0lクラスの車は最低限、という感じがしてくる。

DuetT2/あかひら(青森県)

2010-02-28 | 歴代妄想キャンピングカー
2007年11月号のオートキャンパーを見ていたら、国産小型トレーラーの販売店「あかひら」が青森県にあることが分かった(改めて見てみるとトラベルトレーラーfan vol.1にも載っていた)。

ウェブサイトはシンプル極まりなく、販売している製品についても、販売商品のページに簡単に説明があるだけなのだが、中古トレーラーは扱うわ、興味深いオリジナルトレーラーも置いているわで、なかなか興味が引かれる。

特に、オリジナルのトラベルトレーラーは以前他ビルダーのOEMで生産していたもの(の改良版)のようだが、安価(178万円?)ながら十分な装備を備えているらしい。前面の大きいガラス窓は断熱の点から少しだけ気にはなるが。

以前東北キャンピングカーショーに出品したこともあるようなので、今度行ったら探してみよう。

アウストラ(100万円キャンパー)

2010-02-25 | 歴代妄想キャンピングカー
直接購入を考えているというわけではないけれど、面白そうなので紹介しておく。

アウストラキャンビーはなんと「100万円キャンピングカー」がコンセプト。言葉通り、税込み105万円というのは極めてインパクトが大きい。

広告費・中間マージンを押さえ(とはいいつつ、ちゃっかり?グーグルアドに登録はされているようだが)、自社パーツを使用し、薄利多売を目指しているから実現できた価格だとのことだが、正直言ってかなり驚きである。これだったら、試しに買ってみようかな、と思わないこともない。もし買われた方がいらっしゃったら、是非感想を教えていただきたいものである。