かるキャンに続いて、軽キャンパーのピッコロシリーズを紹介する。
軽キャンピングカーはいろいろな制約の中で各社が魅力的な商品開発を行っているカテゴリーである。その代表格がオートワンのピッコロシリーズである。

このシリーズのすごいのは、サンバー、エブリィなど軽バンのほとんど全てをベース車にしたモデルがあることである。
軽キャンピングカーは車内空間が限られているため、どのように空間効率を高めるのが鍵になるが、ピッコロキャンパーの場合は、シンクを折り畳み式にして使わないときは格納できるようにしたり、床下収納や頭上収納をうまく使って、床面積を最大限使えるように考えられている。
下の写真を見ても分かるように、ちょっとした厚さの床下収納を設けることで、麺類や調味料などをうまく収納するとともに、それを見せながらテーブルとして使うこともできるように作られている(下の写真を見ると分かるが、さりげなく頭上収納も用意されている)。バンのハッチを屋根代わりにしてくつろぐのは良くやるが、その下にテーブルを内蔵しすぐに使えるようにしているところが気が利いている。また、運転席でもテーブルが使えるなど随所に工夫が凝らされているのも特長である。

写真にも見える通り、ピッコロシリーズは「5層の断熱材」をうたい文句にしているようだが、断熱に関しては、もしかしたら窓面積が少ない軽バンの方がハイエースなどより有利なのかもしれない(根拠は全くないが)。ピッコロシリーズは木製の内装が売りの一つだが、確かに、価格が安くても安っぽく見えないように工夫しているのは好感が持てる。

今回は購入予定がなかったので、ついつい遠慮してベッドの寝心地などを確かめられなかったが、ベッドの大きさそのものは大体ダブルサイズが確保できているようである。炊事などは屋外を中心にし、車内は主に就寝時に使うのであれば、このシリーズはベストマッチな選択かもしれない。ウェブサイトの情報が少なかったり、雑誌の広告のエドはるみのイラストにちょっと引いてしまったのとで、ピッコロシリーズにはそんなにいいイメージを持っていたわけではなかったのだが、派手さはないものの、実物を見て初めて分かる作りこみが至るところに感じられ大分いい印象に変わった。
<追記>
実は、最初にピッコロキャンパー(シリーズの最初のモデル)を見たとき、なんでスバルサンバーをベース車にしているだろうか(スズキエブリィとかダイハツハイゼットとかがあるじゃないか)と疑問に思っていたのだが、サンバーはリアエンジンのため低床で収納能力が抜群にいいらしく、空間効率を真剣に考えた場合最も有利なベース車であったためだったらしい。この辺も、見た目の派手さではなく、快適さを追求するビルダーの良心が感じられ、ポイントが高い。
軽キャンピングカーはいろいろな制約の中で各社が魅力的な商品開発を行っているカテゴリーである。その代表格がオートワンのピッコロシリーズである。

このシリーズのすごいのは、サンバー、エブリィなど軽バンのほとんど全てをベース車にしたモデルがあることである。
軽キャンピングカーは車内空間が限られているため、どのように空間効率を高めるのが鍵になるが、ピッコロキャンパーの場合は、シンクを折り畳み式にして使わないときは格納できるようにしたり、床下収納や頭上収納をうまく使って、床面積を最大限使えるように考えられている。
下の写真を見ても分かるように、ちょっとした厚さの床下収納を設けることで、麺類や調味料などをうまく収納するとともに、それを見せながらテーブルとして使うこともできるように作られている(下の写真を見ると分かるが、さりげなく頭上収納も用意されている)。バンのハッチを屋根代わりにしてくつろぐのは良くやるが、その下にテーブルを内蔵しすぐに使えるようにしているところが気が利いている。また、運転席でもテーブルが使えるなど随所に工夫が凝らされているのも特長である。

写真にも見える通り、ピッコロシリーズは「5層の断熱材」をうたい文句にしているようだが、断熱に関しては、もしかしたら窓面積が少ない軽バンの方がハイエースなどより有利なのかもしれない(根拠は全くないが)。ピッコロシリーズは木製の内装が売りの一つだが、確かに、価格が安くても安っぽく見えないように工夫しているのは好感が持てる。

今回は購入予定がなかったので、ついつい遠慮してベッドの寝心地などを確かめられなかったが、ベッドの大きさそのものは大体ダブルサイズが確保できているようである。炊事などは屋外を中心にし、車内は主に就寝時に使うのであれば、このシリーズはベストマッチな選択かもしれない。ウェブサイトの情報が少なかったり、雑誌の広告のエドはるみのイラストにちょっと引いてしまったのとで、ピッコロシリーズにはそんなにいいイメージを持っていたわけではなかったのだが、派手さはないものの、実物を見て初めて分かる作りこみが至るところに感じられ大分いい印象に変わった。
<追記>
実は、最初にピッコロキャンパー(シリーズの最初のモデル)を見たとき、なんでスバルサンバーをベース車にしているだろうか(スズキエブリィとかダイハツハイゼットとかがあるじゃないか)と疑問に思っていたのだが、サンバーはリアエンジンのため低床で収納能力が抜群にいいらしく、空間効率を真剣に考えた場合最も有利なベース車であったためだったらしい。この辺も、見た目の派手さではなく、快適さを追求するビルダーの良心が感じられ、ポイントが高い。