輪島市門前町大釜地区で計画されている産廃処分場について金沢大学の碇山洋教授を委員長とする有識者らでつくる輪島市産業廃棄物最終処分場建設問題検討委員は2008年1月16日梶文秋輪島市長に産廃処分場の建設に反対する答申書を提出しました。
この問題は4世帯8人ほぼ全員が高齢者という「限界集落」の輪島市門前町大釜地区の住民が、集団移転と引き替えに東京都内の処理業者が産業廃棄物の最終処分場の建設を誘致しているもので、合併前の旧門前町では受け入れを表明したものの、合併後の輪島市議会では「観光や自然環境に悪影響が出る」と反対し、市では有識者らでつくる検討委員会を設けて議論してきました。
答申は、輪島市大釜地区で計画されている産廃処分場について、自然環境への悪影響や風評被害が心配され、輪島市の経済や財政にとって処分場のメリットは少なく、中長期的にはデメリットとさえなり得ると指摘し、産廃処分場の建設に反対しています。
輪島市では答申を踏まえ来月2月4日までに許認可権を持つ石川県に意見をまとめて提出する予定ですが、会見した梶市長は、「すぐ答申書をベースに反対というのではなく 限界集落の行く末や経済的な効果なども含め、 時間をかけて判断しないといけない」と述べ慎重な姿勢を崩していません。輪島市市議会に続き処分場建設問題検討委員でも建設反対の意見が出されたことで、今後、輪島市の県に提出する意見の内容が注目されるところです。
この問題は4世帯8人ほぼ全員が高齢者という「限界集落」の輪島市門前町大釜地区の住民が、集団移転と引き替えに東京都内の処理業者が産業廃棄物の最終処分場の建設を誘致しているもので、合併前の旧門前町では受け入れを表明したものの、合併後の輪島市議会では「観光や自然環境に悪影響が出る」と反対し、市では有識者らでつくる検討委員会を設けて議論してきました。
答申は、輪島市大釜地区で計画されている産廃処分場について、自然環境への悪影響や風評被害が心配され、輪島市の経済や財政にとって処分場のメリットは少なく、中長期的にはデメリットとさえなり得ると指摘し、産廃処分場の建設に反対しています。
輪島市では答申を踏まえ来月2月4日までに許認可権を持つ石川県に意見をまとめて提出する予定ですが、会見した梶市長は、「すぐ答申書をベースに反対というのではなく 限界集落の行く末や経済的な効果なども含め、 時間をかけて判断しないといけない」と述べ慎重な姿勢を崩していません。輪島市市議会に続き処分場建設問題検討委員でも建設反対の意見が出されたことで、今後、輪島市の県に提出する意見の内容が注目されるところです。