能登半島

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巡視船のと

2010-04-12 | 能登の風景
金沢港に停泊中の海上保安庁の巡視船"のと"



巡視船"のと(PL115)" は北陸地方~東北地方沿岸の日本海を管轄する第九管区海上保安本部伏木海上保安部(富山県)所属です。



巡視船のとは海上保安庁のしれとこ型巡視船のうちの1隻で1000t型巡視船に分類され、主として外洋における哨戒を任務とする大型巡視船で、長期行動が可能です。

■主要諸元

排水量(総トン数:980トン/常備排水量:1,200トン)
全長 77.8m
速力 20ノット
航続距離 4,400海里
乗員 40人



日本の領海の拡張とともに沿岸から200海里の排他的経済水域が設定されるようになると、それまでの中型巡視船を大型化して置き換える必要が生まれ、しれとこ型巡視船は1978年から1982年にかけて一挙に28隻が建造されました。

前期型はボフォース 40mm機関砲(後に20mm機関砲に換装)、後期型はエリコンKDC 35mm機関砲と、当時の巡視船としては強力な火器を搭載しています。



カバーの下は20mm機関砲?

しれとこ型巡視船では、武装した不審船などに対処するには性能も武装も限界があります。
不審船に対しては、高速高機能大型巡視船と呼ばれるあそ型ひだ型の巡視船の配備がすすめられ対応することになっています。



しれとこ型巡視船はどの船も就役してから海上保安庁の鋼船耐用寿命の25年を超えているため、代替船のはてるま型巡視船が建造され、順次退役が進んでいるそうです。
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