noribo2000のブログ

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ブログ党 (2)

2005年08月14日 | 政治・社会

ブログ党についてhoddyさんからコメントを頂きました。ありがとうございます。コメントのコメントを返そうと思ったのですが、長くなったので別ブログとして立てることにしました。

hoddyさんのご指摘では、選ぶ側の方の問題もあるのではないか?とのことでした。まさにおっしゃるとおりと思います。さらに言うと現在は、選ぶ側選ばれる側選ぶ仕組みを整える側、三者とも政党政治が前提となっており、候補者個人を選ぶという文化の醸成には幾つかの障害があると考えます。先日のブログ党の書き込みはそのうち「選ばれる側」の新しいあり方としてブログ党を作ることを提案しましたが、今回は「選ぶ側」「選ぶ仕組みを整える側」に対しブログ党はどのようなアクションをとるべきか、という点を考察してみます。

【選ぶ側について】
(現状)
・候補者単位で選ぶ習慣がない。政党単位での選択が基本
・当選後の活動のウォッチも候補者単位で行う習慣が無い。政党単位のみ。

これらの問題は現段階ではある意味止むを得ないと思います。候補者ごとにチェックしたところで、候補者は党の方針に従うだけですから。しかし、仮にブログ党を立ち上げたとしても、一人一人の候補者をチェックするのは、雰囲気とかコネとかマスコミ報道等をベースに政党を選んできた現在と比べると相当骨の折れる作業になると思います。何らかの形でこれを支援する必要があります。

(ブログ党での解決案)
・候補者単位で選ぶことの重要性をアピールする。その上で、ブログの文章だけでなく、候補者を選ぶためのツールや、当選議員の政治活動を可視化するためのツールをネット上に用意する。

個人個人を選ぶことの重要性を浸透させた上で、選挙に行く前にはネットで候補者選びを行う文化を育てていくことが重要です。この文化を醸成するために、ブログの文章だけだとあまり読んでいただけないかも知れないので、個々のブログ党員の政治理念を図表化し、他のブログ党員とホームページ上で比較できるようにしたりとか、動画をアップロードしネット演説会を開催したりするとか、当選時の公約に対しどこまで実現できたのかを概念的ではなく目に見える形で可視化する等の手を打つ必要がると考えます。そういう仕組みを提供するのがブログ党執行部の役割になるのではないかと思っています。

【選ぶ仕組みを整える側】
(現状)
・公職選挙法ではインターネットを用いた選挙活動を実施してはいけないことになっている。

(ブログ党の解決案)
・公職選挙法の改正を党を挙げて推進する。

公職選挙法では未だに選挙期間中のインターネットを用いた選挙活動を行ってはいけないことになっています。選挙民も普通は選挙期間になってから初めて自分の選挙区の候補者のことを調べ始めると思うのですが、ブログを見ても公示前の情報しか掲載することができません。これでは、国民の中で最も議論が活性化する選挙期間中に持論をネット上で展開することができないので、政治家の魅力を有権者に伝えることが難しくなります。ブログ党の議員には基本的に党議拘束が無いのですが、本件についてはブログ党員が共有する政治手法に関する話なので、党を挙げて推進する方向にすべきと考えます。


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