ただメモ

まぁなんだなぁってことで

嫌いな言葉 「読み聞かせ」

2008-01-31 | 感想とか
誰がこんな言葉を使い始めたのか知らんが、優しさのカケラも感じられない音と思う。やろうとしている行為と、言葉の響きが決定的に乖離してるような気がする。

だいたいなんで「聞かせ」なんだ?優しげな顔してなんで聞くことを強要しなくちゃいけない?相手は子供なんだから、聞きたきゃ聞くし、聞いてくれなきゃ、お話に興味がないか、話し手がヘタか、もっと言やぁ、聞かせてやろうって態度そのものが嫌ってことだってあるだろうにって思う。

「聞かせ」てる最中に子供がムズったら、ブチ切れて虐待でもしそうな響きがある(キッパリ)。

Infoseekのマルチ辞書」で引いてみたって「聞かせる」って動詞でしかヒットしないものを、わざわざ「る」とって名詞にするなんざ、あんたらホントに日本語の本読んでるのか?って思いたくなるよ、まったく。

「読み聞かせで、子育ち、親育ち」なんてやられた日にゃぁ、もう大方日本語オワタって気もしてくる。
「育ち」ってのは「南国育ち」とか「お嬢様育ち」って使うもんでしょうが。「お嬢様育ち」が「お嬢様として育った」とかって意味から類推すると、「子供として育った」とか「親として育った」となるよね。しかも過去形。こんなことに少しも違和感を感じない人らが、何を偉そうに「聞かせ」るんでしょうかね。

「○○に優しい」なんて言葉がはやって以来、こういった、対象に対する無意識の優位性を感じさせる、妙な言葉遣いがはびこってきてる気がする。

こんな世の中になってしまったんだからしゃぁないなってのも、確かにあるんだが、ここはひとつ、国語審議会の皆様やら、大学で国語や国文を修めておられる皆様に、大所高所からのご努力をお願いいたしたいところではある。

映画「earth」を観て思ったこと

2008-01-27 | 感想とか
別にこれといった大きな感動を覚えるような映画ではなかったですが、スクリーンに映し出される大自然の風景には、ゆったりとした気持ちにさせてもらいました。
風景というとちと違うかな?主に動物の姿が中心だったので、普通に活動してる動物がいる大自然の風景っていうのが正しいかな?まぁいい。

要は、大きなスクリーンに映し出された「生き物地球紀行」だなと思った。

だなと思って、本来ならばこの映画の感想は、地球のこの絶妙なバランスの上に成り立っている全ての生命のに思いをいたすとかにならなけりゃいけないんだろうけど、そこは、ヒネたおっさんのことなので、いきなり、なんでこれを作ったのがBBCでなけりゃいかんのだ?って考えた。

なんでNHKではないんだろう?NHKであっても少しもおかしくはないと思うんだけどな。
「生き物地球紀行」や「ダーウィンが来た」で貴重な映像を放送してたのに、なぜそれらのデータを再編集してこんなふうに提供してくれないんだろう?

別に映画でなくても別の番組でも、オリジナルビデオでもいい。ことさら声高に環境保護や温暖化対策批判なんかを言い立てなくても、苦労して撮り貯めた映像を再利用、再々利用して、記録された映像自体に語らせるって番組作ってもいいのでは?って思った。

記憶にある限りでは、この映画にでてきたシチュエーションと同様の絵をNHKの番組でも見た気がするんだが、そちらの方がどれだけか美しい絵だったような気がする。

そのためにNHKは独自の技研を持ってて、高精細な絵が撮れるよう頑張ってきた訳ですよね。それで、多額の取材費と関係者のご尽力で多くの絵を撮って、番組の尺に合わずにお蔵入りした絵も相当にあるのだろうことは容易に想像されます。

それらをまた違うディレクターに委ねるとかはしないんだろうか?

もし本当に「earth」の言うように、この美しい自然が大規模に損なわれようとしているのなら、それらは貴重などという言葉では表現しきれないくらい大切な記録であるはずだ。

ぜひともNHKさんには、そのような貴重な記録の全てをアーカイブ化して利用可能にしていただきたい。番組だけでなく、未放送、未公開の映像も含めて資料化していただきたいと思う。

結局こうなのね

2008-01-18 | Weblog
「権利者の要請によるDRM」を条件に補償金を順次廃止へ
Appleがオンラインレンタルビデオを開始ってニュースのすぐ後にこんな記事を読まされると、なんだか強い脱力感を感じないではいられない。
コピ10や私的録音録画補償金なんてことを議論しなけりゃならないこと自体が、大切な文化の利用を制限してるって気がする。

ポータビリティと繰り返し利用度の高い音楽はこういった議論をしても吉とは思うが、動画系のコンテンツは、その利用しにくさが録画を蔓延させているのではないのかな?

例えばNHKの木曜時代劇は好きで良く見るんだけれども、10週とかにわたって毎週木曜日の20時に欠かさずテレビの前にいることは、100%不可能と言い切れる。
だから録画してタイムシフトとか、日曜とかに見るわけだ。
でもって祝日とかには他局との競合で、同時間帯に力作、大作をぶつけたりしてどっちかを見ないって選択を迫る。だから録画するのではないのかといいたい。
それを咎め立てするのであれば、このような視聴要求を満たす提供方法を提示するのが先ではないのか?

だいたいTVってメディアが、視聴者のライフスタイルを無視した時間拘束をなんとも思っていないことに問題があるのであって、こんなふうに視聴意欲のあるものの都合を踏みにじるマーケティングが、いつまでもまかりとおることが理解できない。

TV番組は商品であって、その商品を利用したい消費者が、自助努力によって利用する機会を設けようとする行為に対して、なぜこうも目くじらを立てなければならないのか、まったく理解できない。

地デジで広い帯域で放送することが可能になったことを、SD画質でタイムシフト放送をするとかって方向で利用しようって局は無いものか?ETVなんかそんな工夫をしたってよさそうなものだと思うんだがどうなんだろ?

前にも書いたけれども、利用したいときに利用できれば良いのであって、録画などしないですむ環境を提示するのが先だろう。現にアメリカではそうしてる。
いつでも任意にリーズナブルな料金で視聴できるのに、わざわざウィルスの脅威におびえながらファイルを交換する奴は、とっとと著作権法違反でしょっ引けば済むでしょ?

実演家さんたちも、自分らのパフォーマンスの販売機会を、放送局が奪っていることに、どうして気が付かないんだろう?オンラインライブとかどんどんやればいいのに。ライブを見れば、生を見たいって気も起こるだろうし、なにより生を見たくてもそこへいけない、地方のファンに対する販売機会になると、どうして思わないんでしょうかネェ。よく判らんけど。

TVがネットに繋がることによって、もっと多彩なコンテンツの発信機会が増えると思っていたのだけれど、期待はずれなのかなぁ。

こんな議論が行われること自体、これからも放送局による時間支配が続くってことかと思うと、暗澹たる気持ちになる。

そこの人らはそれを利用して株でもうけてるってのにネェ。。。ヘタ打ったみたいでご愁傷様なんだけれども。

ぜひとも、NTTさんは、NGNでそこんとこ風穴開けるべくご努力いただきたいところではあります。

保健師さん

2008-01-16 | Weblog
こないだWiiFitのことを書いたエントリの最後に、うっかりと特定健診とかのことを書いて、チト引っかかってたので。

参照した記事の中で、「大企業の社員は健康保険組合、中小企業は政府管掌健康保険、自営業者らは市区町村国保が行う。ただ、サラリーマンが扶養する家族は、地元の国保が代行する」となっていたんだけど、はてなダイアリーによれば、「働いている保健師のほとんどが,都道府県や市町村の職員として就業している地方公務員で,地域住民の健康づくりなど保健活動を行っている」となっている。

ということは、組合健保や政管健保のメタボの人たちの保健指導はいったいだれがやるんだろう?「ほとんど」の保健師が所属している地方公共団体が保健師不足って言ってるんだが、会社とかは大丈夫なんだろうか?大企業はまだしも政管健保って対応できるんだろうか?

保健福祉の現場からによれば、「被保険者に対する特定保健指導については、『現行と同様に事業所に保健師を派遣し事業所内で実施する方針を基本とする』とされているが、現状の事後指導(平成18年度65万3864人)やフォローアップ(平成18年度20万607件)の状況を鑑みると、懸念されないでもないかもしれない」とのことだから、現状でも十分に足りているのかなとも思うが、結びで「『健診難民』は出ないようにしたいものである」とか書かれると、大丈夫なのかって気にもなる。

都医ニュースでは「医療保険者からみて、健診・保健指導を行う医療機関は、アウトソーシング先の一機関に位置づけられる」と言ってるから、あぁそうなのかとも思うが、健診はそうだろうが、アウトカムの実効性を求められる、継続的な保健指導に対応しうるんだろうか?

今ひとつ良く分からない。

それともうひとつ。都医ニュースの概略図には、区市町村の健康増進計画の策定・充実とか、既存の各種事業の継続実施とか書いてあるんだけど、国保のメタボ指導で手一杯っていうことは、こういったことができなくなるってことではないのかな?

だとすれば、それっておかしくないか?

納税者の多くは組合健保や政管健保の従業員とその家族なんだが、その人らの受けるべき行政サービスが、国保の人らの対応のために削られるのだとしたら、その結果地域の健康増進計画に支障が出るような事になれば、俺らぁの税金で雇われとってなんだぁ!って批判が出ないとも限らない。

で、そのために8,000人増員ってことだとしても、すべて正規採用で計算すれば、ざっと年間500億円程度の人件費増になる気がするんだが、それはいったい誰が払うんでしょ?その分は国保でって訳にいくほど国保財政って健全でないし、地方自治体はリストラの真っ最中ってとこが多いわけだし。

こう考えて来ると、やっぱ厚労省クヲリティーかぁってオチになってしまうのが、悲しいとこなのね。

供給者様のご都合

2008-01-15 | Weblog
海外から見た“不思議の国”日本の「デジタルテレビ」
いささか旧聞になるんだが、この記事。Vistaが地デジ対応にってのをググッたら引っかかった。
「日本のデジタルテレビに関する現状が、あまりに世界の常識からかけはなれていた」と言い、「標準化にかかわる団体が複数存在」し、「定まった認可プロセスがない」ことに加えて、「参加のためのルール」が不明瞭である。技術的な話よりも先に「認証手続きが複雑であり、日本国外からの参入に大変な手間がかかる」とされていた。

薄型テレビの普及も「2008年中には1億台超」との予想もあり、かなり普及が進んでるようなんだけれども、ちょっと待ってもらいたい。そんな特殊な一地域に特化したテレビを作っても、世界では売れんだろうに。

とか思ってたら、折りしもパナソニックが北米向けのVIERAをYouTube対応にすると発表してるんだが、このVIERAは、アメリカの地デジ方式が日本とは異なることを考えると、プラットフォームを共用した日本向けVIERAとは別物ってことなのかな。

とすると、日本国内に向けた製品は、上記の特殊な事情をクリアするための、特殊な部品を付加された、割高な商品ってことになるのでないの?

でもって特殊な事情による非関税障壁をこさえて、外国製の安い商品の参入を排除して、またぞろ「パラダイス鎖国」に興じようって魂胆なのか?

ばかばかしいと思わないんだろうか。たかだかテレビが、デスクトップPCと同じくらいか、物によっちゃぁ高価だなんて信じれん。

HDDレコーダーにはコピー制御機能が付加された上に何とか料まで上乗せされて、いったい日本の視聴者は、物理的にテレビを見るために、いったいいくらの余分な出費を強いられなくっちゃいけないんだろう。

こういったことが、一事が万事だから「日本の株価下落率 世界2位」なんて結果になるんだろうな。

行政から民間まで、この国は徹底して供給側の都合でしか動いてない気がする

リビングでインターネット

2008-01-11 | Weblog
c-LinkでWiiをネットにつなげてほぼ1ヶ月。リビングにあるインターネットって、また一味違う趣がある。

お正月に親戚とか来て、ひとしきり新年会で盛り上がった後、妹が3ヶ月とかで、子供の名前の話になって、世の中には無茶な名前があるんだってばよって話になった。

アナルとかワキガとか、爆走じゃぁとかって
なんじゃそりゃ?ネタ?
違うって、ホントにあるんだって
ってノリの話になって、じゃぁ調べてみよかって
DQNなんとかってとこにあった
とかでWiiをたちあげて、DQN 名前でググッたら「DQNネーム」がヒット。
亜菜瑠も羽姫芽も爆走蛇亜もそこにあった。

他人様の名前で笑い転げるのも不謹慎とか思うけれども、
赤ん坊のときから翁(おきな)かよとか、世歩玲(せふれ)や愛人(はあと)は許されんやろ。ハム太郎(はむたろう)や光中(ぴかちゅう)ってどーなのこれ
とかって皆で和んだ。
そのあともYouTubeのMAD系の動画で盛り上がって、まぁ良いお正月の一コマになった。

お酒飲んで、サイト検索して、大勢で笑い転げることができるのって、ある意味新鮮な感覚だった。こんな使い方ができるんだってのは、発見だったような気がする。
もっとパーソナルなメディアだと思ってたんだね。

でも思ったんだけど、Wiiのあの検索のさせ方って、まぁWiiだからしょうがないんだけど、使いにくいよね。ぜひとも、カラオケボックスにあるようなタッチパネルの入力用インターフェースを作ってほしいです。

パナソニックがgoogleと組んで出すTVってどうやって検索さすのか分からんけど、そこだけは一工夫ほしいものです。

WiiFitがゲームなのかっていうのは、少し微妙かもしれない。

2008-01-08 | Weblog
暮れにあっさりと8千円を切った価格で購入してから、結構欠かさずやってきたけど、まぁ当然って言えば当然なんだけど、それほど簡単に体重はおちない。年末年始ではネェってことはあるけれども。。。

ただやはり毎日自分自身を計測して、グラフ化して見せてもらえるっていう経験は貴重かもしれない。まぁたかだかBMIとバランス年齢くらいなんだけれども、そういうデータを今まで見る機会がなかったものだから、体重が結構安定してる(汗)ってことも含めて、自分自身(の一部分)を、こんなふうに連続して外部化するって経験は、おじさんにとっては自分自身を管理できてるようで、ちと達成感がある。

だから、これがゲームかってことになると、今までのような、アプリの内部で起こる変化をトレースするものでなく、ユーザー自身に起こる変化を楽しむという意味では、従来の意味でのテレビゲームではないかもしれない。

例えば、与えられたゲームメニューをやらないで、ターボジャムやリアルなジョギング後に計測してデータを貯めるって使い方だってありだろうし、きっとその方が達成感が得やすい気がする。

ただ、もったいない気がするのは、貯めたデータがグラフ表示のためだけで終わってしまうことだ。
Wii本体が折角オンラインで繋がってるわけだから、本式な分析をしてくれるサービスとかコナミがやってるe-X∀Xなんて展開も可能なんじゃないかな。

4月から始まるらしい特定健診・特定保健指導についちゃァ「メタボ指導できぬ46% 扶養家族分「保健師不足」」なんて記事も出てることだし、厚労省がノー天気に8,000人増やすなんて言ったって、保健師なんて簡単に輸入してくるわけにはいかんでしょうに。それでなくても田舎の市町村はリストラの真っ最中で、人員増なんてありえんし、だからって料率上げられたんでは保険者はたまらんだろうし。

だったら基礎的な分析はオンラインでってのはありだと思うんだけどな。