ただメモ

まぁなんだなぁってことで

映画「earth」を観て思ったこと

2008-01-27 | 感想とか
別にこれといった大きな感動を覚えるような映画ではなかったですが、スクリーンに映し出される大自然の風景には、ゆったりとした気持ちにさせてもらいました。
風景というとちと違うかな?主に動物の姿が中心だったので、普通に活動してる動物がいる大自然の風景っていうのが正しいかな?まぁいい。

要は、大きなスクリーンに映し出された「生き物地球紀行」だなと思った。

だなと思って、本来ならばこの映画の感想は、地球のこの絶妙なバランスの上に成り立っている全ての生命のに思いをいたすとかにならなけりゃいけないんだろうけど、そこは、ヒネたおっさんのことなので、いきなり、なんでこれを作ったのがBBCでなけりゃいかんのだ?って考えた。

なんでNHKではないんだろう?NHKであっても少しもおかしくはないと思うんだけどな。
「生き物地球紀行」や「ダーウィンが来た」で貴重な映像を放送してたのに、なぜそれらのデータを再編集してこんなふうに提供してくれないんだろう?

別に映画でなくても別の番組でも、オリジナルビデオでもいい。ことさら声高に環境保護や温暖化対策批判なんかを言い立てなくても、苦労して撮り貯めた映像を再利用、再々利用して、記録された映像自体に語らせるって番組作ってもいいのでは?って思った。

記憶にある限りでは、この映画にでてきたシチュエーションと同様の絵をNHKの番組でも見た気がするんだが、そちらの方がどれだけか美しい絵だったような気がする。

そのためにNHKは独自の技研を持ってて、高精細な絵が撮れるよう頑張ってきた訳ですよね。それで、多額の取材費と関係者のご尽力で多くの絵を撮って、番組の尺に合わずにお蔵入りした絵も相当にあるのだろうことは容易に想像されます。

それらをまた違うディレクターに委ねるとかはしないんだろうか?

もし本当に「earth」の言うように、この美しい自然が大規模に損なわれようとしているのなら、それらは貴重などという言葉では表現しきれないくらい大切な記録であるはずだ。

ぜひともNHKさんには、そのような貴重な記録の全てをアーカイブ化して利用可能にしていただきたい。番組だけでなく、未放送、未公開の映像も含めて資料化していただきたいと思う。