平日休みで、映画「レ・ミゼラブル」を見ました。
ミュージカルの金字塔、舞台からスクリーンへ。
貧しさからパンを盗み19年間投獄された男ジャン・バルジャンの
波乱に満ちた生涯。
この映画を見て感動された方や、これから見る予定の方は、
続きを読まないよう、お願いします。
ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯は、上映時間158分では全く足りません。
仮出獄後、物語は突然8年後に飛びます。
ジャン・バルジャンは身なりも顔つきもすっかり変わり、工場を経営しつつ市長にもなっていました。
原作を知らない人は、8年間が全くの謎です。
コゼットを引き取った後、またもや突然9年後(だったかしら)に飛びます。
血は繋がらなくとも父娘として過ごし、絆を深めていったであろう年月が全くの謎です。
「愛を知った」という台詞に説得力が...。
そこでハタと気がつきました。
この映画はミュージカルの完全映画化であって、原作の完全映画化ではないということに...。