録画していた『相棒 元日スペシャル』を見直しました。
今回は最初から犯人がわかっています。
杉下警部も神戸警部補も早々に的を絞りました。
どのように追い詰めるのか、どのような証拠を見つけ出すのか?
コロンボ方式ですね。
犯人の主婦の過去のシーンを随所に挿んでいるのも特徴的です。
(回想というよりも説明のためでしょう。)
突然の事故で亡くなった子供への思い入れの深さ、
喪失感から抜け出せず、夫と一緒に立ち直ろうとすることもできず、
そんな生活に疲れ果てて出て行った夫が病死。
(この旦那様も気の毒です。)
偶然、事故の加害者が身近で幸せに暮らしていることを知り、
復讐を決めた時からの、ある意味、生き生きとした生活。
〝捕まらければいいんだ...〟
(杉下右京の辞書には絶対に無い言葉です。)
ただ...ね。
お決まりのワン
パターンの場面が無いので物足りなさを感じました。
角田課長は「ヒマか?」も無く出現してスムーズに会話に参加するし、
内村刑事部長と中園参事官コンビのお説教と事なかれ主義的発言も無く、
(官僚絡みではないので)小野田官房長も姿を見せずじまいでした。
尊が容疑者とされた男性の病気の母のために嘘をつこうとするシーンで
薫ちゃんを思い出した人が多かったのでは?
あ、でも薫ちゃんなら止めても嘘を言ったかも...ね。