ショパンのつぶやき

のなかどうぶつ病院の診療日誌

見事に腫れ上がった睾丸 

2012-09-16 13:40:48 | インポート

こんなになるまで・・・・

鶏卵台か、いやいやさらに大きいLLサイズ。

ボディがチワワだけに異様な大きさ。正常サイズと比べると如何に大きくなったがわかる。

昔、銭湯でヘルニアを見て仰天し、タヌキの何とかに例えたが、サイズで言えばそれ以上。

腫瘍を取り出し切り開くと充実。

ペットの高齢化で腫瘍も増える、人の世界に近づいている。

右睾丸と比べて異常な大きさ

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割面(右は正常)

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大腿骨骨折でも甘えるネコ

2012-09-16 13:30:13 | インポート

目を離した隙に飛び出して車にはねられるネコが増えいる。

ロシアンブルーとのミックス猫、1歳半でまだまだやんちゃ。

入院してからも足の痛みは見せず、ゴロゴロ転がって甘える。

それでも治療する段になると必死に怒って抵抗する。

右後肢の大腿骨複雑骨折。X線では見事にバラバラ。

ピンを通して破片をジグソーパズル。ワイヤー固定。ペンチとワイヤーの施術は上品とは言えないがやむを得ない。

気が荒いからついでに去勢も受けてダブルショック。

もう1匹連れてこられたのは黒猫。

頭を打って鼻出血、顎の位置がずれ顎関節脱臼か。意識ももうろうとし、頭を強打している。

まずは様子見のところ。

猫の飛び出しは、猫だけならともかく人の事故も引き起こす。自動車学校ではそのままはねなさいと教えられたが、とっさの場合つい避けてしまう。

大事故にならないようご注意を。

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X線画像

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南風が吹く間は天候不順

2012-09-16 12:57:31 | インポート

秋めいてきたと思ったら再び蒸し暑い(9/6)

天草栖本の繁殖農家でほ飼料稲の収穫に悩んでいた。

この時期、天気予報もあてにならず、晴れているから稲を刈ると夕立が来てダメになり、その繰り返しで収穫が遅れている。

「はえが吹く間は安定せんもんな」と。

あら、ここらも「はえ」って言いますか?

天草では南の牛深で「ハイヤ」祭りがあるが、それは「はい・はえ(南風)」を指している。同じように天草上島のこの辺でもそう言うらしい。

加えて「北風に変わると安定する」とも。 「きたかぜ」、普通の言い方じゃん。ちなみに沖縄では北を「にし」と呼ぶらしい。

ここから少し北に行った天草市倉岳の棚底

こっこには棚底城址があり、戦国時代に一帯を支配した上津浦氏と栖本氏との間で激しい合戦があったとされるが、今はその基礎が残るのみ。出土品からは中国からの輸入品が相当に発見され、当時は大きく栄えたと思われる。

このあたりの民家の暴風垣は特徴的な石積みで、それは南の沖縄あたりの雰囲気を持っており、そんな文化も「はえ」に乗ってやってきたのかも。

民家の石積み

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棚底城址のHP

http://www.city.amakusa.kumamoto.jp/bunkazai/pub/detail.asp?c_id=151&id=59&kbnmst=0&shumst=0&ckimst=5&type=


大腿骨脱臼修復 フレンドリー ラブ

2012-09-16 12:12:56 | インポート

 30Kgを越えるラブ。

散歩に出かけた直後に側溝に落ちて右後肢大腿骨を脱臼。

三歩も行かずに散歩中止とは 冗談のような話。

診察台に乗せるのもX線投影するのも二人がかり。

完全に骨頭がずれ、非外科での修復は困難。

 この間痛みがあるのにフレンドリーな犬、吠えることも咬むこともない。

麻酔下で切開し骨頭を確認。包膜縫合で固定。

麻酔の覚醒後に初めてワオンワオンと初めて泣きが入った。

重量級の犬は大腿骨脱臼が多いが、特にラブは遺伝的に股関節が弱い。

包膜の縫合

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術後のラブ

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運動会シーズン 花形は女子応援団?

2012-09-16 11:51:54 | インポート

 心配された天気予報は丸はずれ 残暑厳しい中での甥の体育祭

 出番は農業高校名物の大根踊りと応援団

 高校最後の体育祭に彼は両手に大根を持って弾けた。

踊りの後で、手にした大根は観客にプレゼント。中には彼女に手渡す生徒もいて、微笑ましくも早くも夫婦円満か? 青春っていいなあ。

 刺繍入りの学ランが今年から禁止された応援団、それでも各科対抗それぞれに工夫を凝らす。

中でも女子のみの応援団や女子の多い応援団の方がビシッと決まっり、盛んな拍手を受けていた。かっこいい。(9/9)

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