目を離した隙に飛び出して車にはねられるネコが増えいる。
ロシアンブルーとのミックス猫、1歳半でまだまだやんちゃ。
入院してからも足の痛みは見せず、ゴロゴロ転がって甘える。
それでも治療する段になると必死に怒って抵抗する。
右後肢の大腿骨複雑骨折。X線では見事にバラバラ。
ピンを通して破片をジグソーパズル。ワイヤー固定。ペンチとワイヤーの施術は上品とは言えないがやむを得ない。
気が荒いからついでに去勢も受けてダブルショック。
もう1匹連れてこられたのは黒猫。
頭を打って鼻出血、顎の位置がずれ顎関節脱臼か。意識ももうろうとし、頭を強打している。
まずは様子見のところ。
猫の飛び出しは、猫だけならともかく人の事故も引き起こす。自動車学校ではそのままはねなさいと教えられたが、とっさの場合つい避けてしまう。
大事故にならないようご注意を。
X線画像
秋めいてきたと思ったら再び蒸し暑い(9/6)
天草栖本の繁殖農家でほ飼料稲の収穫に悩んでいた。
この時期、天気予報もあてにならず、晴れているから稲を刈ると夕立が来てダメになり、その繰り返しで収穫が遅れている。
「はえが吹く間は安定せんもんな」と。
あら、ここらも「はえ」って言いますか?
天草では南の牛深で「ハイヤ」祭りがあるが、それは「はい・はえ(南風)」を指している。同じように天草上島のこの辺でもそう言うらしい。
加えて「北風に変わると安定する」とも。 「きたかぜ」、普通の言い方じゃん。ちなみに沖縄では北を「にし」と呼ぶらしい。
ここから少し北に行った天草市倉岳の棚底
こっこには棚底城址があり、戦国時代に一帯を支配した上津浦氏と栖本氏との間で激しい合戦があったとされるが、今はその基礎が残るのみ。出土品からは中国からの輸入品が相当に発見され、当時は大きく栄えたと思われる。
このあたりの民家の暴風垣は特徴的な石積みで、それは南の沖縄あたりの雰囲気を持っており、そんな文化も「はえ」に乗ってやってきたのかも。
民家の石積み
棚底城址のHP