先週土曜日に珍しい鳥がやってきた。
庭に落ちてきて飛べずにいるのでどうしたらいいかとの電話。
鳥インフルエンザの関連から、野鳥が落ちていたら触らずに役所に届けるようになっているが、土曜の午後でどこも開いてない。
片方の翼がだらりと下がって飛べないだけで病気ではないらしい。
月曜になれば鳥獣保護センターに届けるが、そのままにしておくのは可哀そうだとのこと。
やってきたのは、オウムに似てくちばしは大きく朱色、体は鮮やかな茶で背中に青い模様。
近所のペットの鳥が逃げ出したのか?
X線で見ると左の上腕骨がボッキリ折れ、周囲に出血を起こしていた。
手を出すと大きなくちばしで噛んでくる。痛くはないがその元気があるだけりっぱ。
応急処置をして鳥の種類を調べると「アカショウビン」。
夏日本にやってきて森や林に住んでいる渡り鳥。別名「火の鳥」名前は聞いたことがあるが山育ちの僕も初めてお目にかかる。
川魚やザリガニ、昆虫などが主食で、家庭で長期に飼うのは難しいため、この後の治療はセンターにお願いする。
東南アジア一帯に生息、夏場北上して繁殖しこれから南回帰という大事な時期。この骨折ではしばらく帰れないだろう。早く良くなって来年は南を目指せ。