高齢になると人と同じようにワンちゃんにもガンが増えてきます。
犬のCちゃんも14歳になり、今年に入ってから下腹部に腫瘍ができ始めました。
年取ったから仕方ないし、腎臓も悪く手術に耐える体力や再発のこと。手術がうまくいっても余命は変わらないなど・・・・。
色々悩まれました。
家族で話し合い、危険な手術よりこのままの自然に任せようとの結論になりました。
(写真は2年前のまだ元気な時です)
しかし、腫瘍の成長が早く6月になると8㎝の大きさになってお腹からぶら下がり、ついには先端が自壊して出血が始まりました。
そうなると、お家の中でもオムツをして出血を抑えなければなりませんが、ガンは次々と細胞が増殖し、出血は止まりません。
何よりも出血を見ているだけで痛々しく、最終的に腫瘍摘出手術に踏み切りました。
貧血も進んでいましたが幸いに心臓は強く、手術は人工呼吸器を装着し無事に終わりました。
その後は以前に増して元気になり、近所の方からも若返ったと言われるほど顔に生気が出てきました。
この夏越せないだろうと心配されていましたが、遠くにいる息子さんも「Cちゃんが元気になったならお盆には会いに帰る」
と言ってくれたと、嬉しそうに話されていました。
熱い毎日が続くけど、お兄ちゃんに会えるのももうすぐだよ。熱中症など負けないでお盆を待つんだぞ。
この症例は高齢犬でもうまくいったケースです。