3日も不在でフラフラになって帰ってきた子猫。頭がフラつき食欲がない、交通事故で頭を打ったのだろうか?とお爺さんが連れてきた。
体は痩せて歩きがおかしい。時折頭をフラつかせるが、目立った外傷はない。
生まれた時期は春だと言うが既に5ヶ月、その割には体はまだ2ヶ月程度で小さい。兄弟姉妹5匹の中で極端に小さく、他の猫に餌をほとんど取られて育ったらしい。
缶の餌を与えると食べようとするが、表面を舐めるものの思うように口に入らない。見ると小刻みに頭が揺れて脳炎症状を出していた。
どうも生まれつき脳の発達が遅れているようだ。
それだけに飼い主のお爺さんはこの子を特に可愛がる。
自然界なら淘汰されるはずの弱者。おじいさんに飼われて生き延びている。
介護猫のジャンルかな。
文字どおりの「猫かわいがり」。