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魔法少女リリカルなのはViVid Memory:71「突入! 三岩窟!」 感想

2015-03-29 06:30:00 | 魔法少女リリカルなのは
なのはViVid 71話「突入! 三岩窟!」
(前回の感想はこちら→魔法少女リリカルなのはViVid Memory:70「秘密の地図」 感想

 以下、『なのはViVid』最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。





 今月の表紙は『なのはViVid』。先月号の告知にもあった通り、アニメ化を記念して3号連続で『なのはViVid』の表紙が続くのはとても嬉しい。それにしても、今月の表紙であるなのはさんとヴィヴィオの組み合わせは『なのはViVid』の1話が掲載された時のコンプエースの表紙と同じ組み合わせというのがいいですね。加えて、今月・来月・再来月の表紙を並べると一つのイラストになるそうです。藤真先生の描くなのはさんとてもかわいい。
 

 PVも公開され、アニメの放送ももう来週の金曜日から。出来ればアニメの感想も1話ずつ簡易的にでも更新できたらしたいなとは思うのですが、出来るかな...。原作ファンの立場としては原作のどこまでやるのかとかアニメではどう描かれるんだろうとか色々考えてしまうこともありますが、まぁ何はともあれアニメも楽しんでいけるスタンスでいたいなと。先日、振り返り記事でも書いた通り、動くコロナちゃんとミウラが見れるだけで幸せです。
(参照:『魔法少女リリカルなのはViVid』 過去に向き合い、今を生きる少女たちの物語)






 今月の扉絵はヴィヴィオ、ミウラ、ミカヤさん、そしてイェンの4人。春光拳組みのイェンはさておき、残りの3人はインターミドルで縁のある組み合わせだ。良き友人でありながら良きライバルでもある彼女たちのような関係は個人的に好き。技の好みや戦い方は違ってもヴィヴィオとミウラは純粋な近代ストライクアーツの使い手として似ているところがあるし。

 

 
 「三岩窟」の入り口に到着したヴィヴィオたちは3手に分かれて洞窟内を調べることになった。地図によると、中央は頑健な身体を鍛える修練場への道、西側は知性と心を試す道、東側は「技」を問う練武場への道とルートによってそれぞれに性質が異なる模様。




 チーム分けの結果。ヴィヴィオがミウラを誘い、アインハルトがユミナちゃんに引率を頼むシーンは微笑ましかった。アインハルトの物語に一つの区切りが付いてからというもの、アインハルトがユミナちゃんと仲良くなっていく様子がとても印象的。表情が柔らかくなって、「今」このときを楽しむ彼女の姿は本当に素晴らしいものだと感じます。知性と発想力を武器とするコロナちゃんが「心」のルートに挑むのも妥当ですね。




 ヴィヴィオたちが洞窟に入っていくのと同時刻、ジークたちもルーフェンに到着していた。




 ジークがルーフェンに来た本当の目的は次の決勝で当たる対戦相手を意識してのことだった。世界チャンピオンでありながら近代武術が置き去りにせざるを得なかった「本物」のルーフェン武術を実際にその目で見たいと貪欲に強さを求めるところは良いなぁ。公式大会無敗を誇る次元世界最強の10代女子であるジークも次代に伝える「エレミア」を完成させようと自分の「今」をきちんと生きているんですよ。そんなジークを目標にしてヴィヴィオやアインハルトたちもまた自分たちの「これから」を歩いて行くんですよね。






 「力」ルートの試練は巨大岩石ゴーレム。アインハルトは既にコロナちゃんとの対戦でゴーレムを粉砕したこともあるけど、この試練を乗り越えた先には何が待っているのだろう。それにしてもユミナちゃんの頬が赤く染まっているのが気になります。この二人、本当に仲良いですね。アインハルトのお姫様だっこは凄まじい「力」だ...。







 別ルートの友達を心配するコロナちゃんは優しい。この圧倒的なまでの天使ぶり。なぜこんなにかわいいのか。4月からアニメでもコロナちゃん成分を補給できると思うともう嬉しさしかないですよ。何卒、コロナちゃんの精一杯の思いが描かれる6巻のお話まではアニメでやってほしいです。


 「心」ルートの試練は液状の巨大ゴーレム。おびえるタオちゃんとシュエとは対照的にゴーレムについては勝手知ったるコロナちゃんが活躍しそうで嬉しい。



 「技」ルートの試練は「木人」の群れ。デバイスに頼るのが禁止され、自分の体と置いてある道具だけで切り抜けなければいけないとは大変な試練だ。
 


 だが、このゴーレムを素手で破壊するこの二人はたくましいね。そして、スカートで蹴り技を繰り出すヴィヴィオは見えちゃうんじゃないかなと思ったのは僕だけではないはず。ヴィヴィオとミウラのコンビは作中の中でもトップクラスに好きな組み合わせなのでこれからこの二人の絡みがさらに増えていくと個人的には嬉しいな。


 それぞれの試練を経て、ヴィヴィオたちがどんな成長を遂げるのか楽しみだ。ルーフェンの物語はまだまだ続くみたいですね。





 今月号のコンプエースには「コンプエース10周年記念イラスト小冊子」と「魔法少女リリカルなのはViVid TVアニメ版設定集」が付いてきた。藤真先生の一枚絵は本当に綺麗で、カラーだとよりヴィヴィオのかわいさが際立っていてさすがの上手さですよ。TVアニメ版設定集も、原作の1話では描かれていないヴィヴィオの起床時間が書かれていたりして興味深かかった。一般的な小学校の登校時間を考えると7時30分に起きるのって結構遅い気もするので、ヴィヴィオの家と学校はそれなりに近いのかなと考えてみたりも出来ますね。


 余談ですが、コンプエースを読んだ後に同日発売された『魔法少女リリカルなのはORIGINAL CHRONICLE The 1st』の3巻を読むと、『なのはViVid』の時間軸から14年前の物語なんだなぁと改めて作中における時間の流れを感じました。ViVidではなのはさんたちも23歳ですよ。なのはさんとフェイトの物語からヴィヴィオたちの世代へと物語が流れて行って、『なのはViVid』もついにアニメ化ですから、やっぱり改めて感慨深いものがありますよね。


 
 次回は4/25発売号で掲載予定。来月はヴィヴィオのストラップも付いてくるので、数冊買っておこう。


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