#8 HAKODATE
兄弟や姉妹という間柄はとても不思議なものですよね。この世界にたくさんの人がいる中で、友人として誰かと巡り合うことも素敵な縁だけれど、千歌の言うとおり、生まれたときからずっと一緒にいることが自然な存在として出逢う兄弟(姉妹)は、お互いにとって理屈では到底語れない存在なのだと思います。
兄弟(姉妹)は、本質的に生まれたときからお互いの立場にはなりえない関係にあります。 . . . 本文を読む
#7 残された時間
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」とは、『方丈記』の冒頭にある有名な一節です。
川の流れは絶えることなくずっと続いていますが、その流れていく水は、一見して同じように見えても、さっき目の前を流れていた水といま目の前を流れている水は違うものですよね。つまり、物事は時間の流れとともに変わっていくものだということを説いたものです。
確かに、昨日までそこに . . . 本文を読む
#6 Aqours WAVE
「過去」という時間はどうあがいても変えることが出来ない。よくもわるくもこれは真実でしょう。力いっぱいに逆上がりをしても、バク転をしても、たとえどんな「キセキ」を以ってしても、「過去」に起こったことそれ自体は決して変わらない。あくまでも変えられるのは「いま」、そして「未来」なんです。
それは、彼女たちが限られた時間の中で精一杯輝こうとする存在、「いまが最高」をま . . . 本文を読む
#5 犬を拾う。
「運命」ってなんだろう。それは誰しもが一度は考えたことがあることかもしれません。
「偶然」や「運命」の定義は実に曖昧なものです。あの日、あの時、あの場所での出逢いや出来事が「偶然」なのか、「運命」なのか、それを普遍的に証明することはあまりにも複雑で難しい。きっと明確な正解なんて存在しないのでしょう。だって、それは目に見えるものではないから。
でも、だからこそ簡単なこと . . . 本文を読む