シノハユ the dawn of age 第19話 「湯町の子④」 感想

シノハユ 第19話

　以下、シノハユ最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気をつけください。
（前回の感想はこちら→シノハユ the dawn of age 第18話「湯町の子③」感想）

　

　作中では、夏休みに突入。万能の夏休みを前に、ハイテンションで騒ぐ閑無ちゃんと玲奈ちゃんに「アホだ」とツッコミを入れる杏果ちゃんの表情にクスッときた。いや、でも小学生の頃は夏休みに無敵感を感じていたかも。そして、8月終盤にさしかかりほとんど手を付けていない宿題に悩まされるまでがお約束。杏果ちゃんと慕ちゃんはコツコツ宿題をやってそうなイメージはあるけど、閑無ちゃんはどうだろう。でも、閑無ちゃんって一応勉強ができると思われる描写があるんですよね。



　去年と同じく、海水浴にやってきた慕ちゃんたちは春の大会ぶりに悠彗ちゃんと再会した。

　慕ちゃんの水着、去年のものと似ているけど微妙に違う。水玉がお気に入りなのか、リチャードソンの趣味なのかはわからないですがとても似合っていてかわいい。今年も玲奈ちゃんはロンオブモチでゴーグル持参。なぜ閑無ちゃんは悠彗ちゃんのことをすぐ忘れるんだろう...。




　海水浴の後、悠彗ちゃんの提案で慕ちゃんたちは一個上の先輩・森脇曖奈ちゃんの家で麻雀を打つことに。

　メンツを入れ替えながら打った結果、トータルでトップだったのは曖奈ちゃん。「ここら一帯で曖奈ちゃんに勝てる人間はいない」と言われていたけど、いつ来ても慕ちゃんたちに勝つ自信があるとは相当なものですね。それに対して、前向きに捉える慕ちゃんの姿は見習いたい。少しでも強くなるために吸収できるものは吸収しようというモチベーションの高さには敬服します。


　以前に曖奈ちゃんは万原中の先輩たちはそれほど強くないと言っていたけれど、来年のインターミドルで慕ちゃんたちにとってのライバルになるのかな。
　
　

　慕ちゃんは三角巾似合うなー。個人的にストレートヘアーと並ぶくらいポニーテールは好き。
　僕も肉じゃがとカレーはどちらも好きだけど、2択なら何となくカレーを選びそう。辛いものが苦手な人はいてもカレーを食べられない人は未だに見たことがない。それと、肉じゃがは新婚生活で作る料理のイメージですよね、はい。

　台風に怯える慕ちゃんがかわいい。バスタオルの無力さと重力の偉大さがわかります。
　「恥じらっている...年頃になったということか」じゃないんですよ...ｗ なぜ、リチャードソンは平然としているのか。

　たとえ台風であっても麻雀をする気満々の慕ちゃん。泣きそうになりながら枕(?)を持ってきて一緒に寝ようアピールをするほど台風が怖いのに麻雀をするためなら外に出られるんですか。玲奈ちゃんの「麻雀狂い」という表現はほんと言い得て妙。前向きに頑張る姿勢はすばらですが、ここまで来ると気負いすぎな気もするのですよね。


　そんな慕ちゃんをリチャードソンが心配していると、ベストタイミングで閑無ちゃんから中止の連絡が来る。

　リチャードソンのセリフの吹き出しが空白になっているのは単行本で修正されるのかな。それにしても閑無ちゃんからの連絡って慕ちゃんの携帯ではなくてリチャードソンのPCに送られてくるんですね。1話で慕ちゃんがリチャードソンにメールを送っているシーンがあるから慕ちゃんは携帯を持っているはずだけど...。



　リチャードソンのPCで閑無ちゃんとの連絡を取り合っているということは、リチャードソンと慕ちゃんはお互いのプライベートが筒抜けですね。

　これが閑無ちゃんの持つ機器だったらやばい写真とか見ることになったかもしれない。




　閑無ちゃんからの中止連絡でなんとか翌日の麻雀特訓を諦める慕ちゃん。そして、台風が過ぎ晴天に恵まれたとある日、慕ちゃんたちは縁結びのスポットとしても有名な出雲大社へお参りに行くことになった。
　

　慕ちゃんが願うのは全国大会の優勝ではなくお母さんのこと。お母さんと一緒に過ごした日々を思い出していたのか、儚げな表情を浮かべる慕ちゃん。ここにはいない大切な人を想う時の表情は何とも悲しげですね。そして、そんな慕ちゃんを見つめるリチャードソンのカットが切なかった。


　各都道府県の強者が一堂に会する全国大会もいよいよ来週に迫る。慕ちゃんの祈りはお母さんに届くのでしょうか。
　来月はセンターカラーで掲載。これから更に熱くなっていくこと間違いなしの展開に心がはやります。