『魔法少女リリカルなのはViVid』アニメ 第3話
以下、アニメ第3話の感想になります。原作未読の方はネタバレにお気を付けください。
(原作話数→ Memory;06「本当の気持ち」Memory;07「はじめまして」 )
<前回記事>
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第1話 「セイクリッド・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第2話 「アインハルト・ストラトス」 感想

第3話はヴィヴィオとアインハルトが出会うところからスタート。ヴィヴィオの容姿にアインハルトは聖王女オリヴィエの姿を重ね合わせる。そう、このときの彼女が見ているのは「高町ヴィヴィオ」ではなく、自分の記憶に焼き付いている「聖王女オリヴィエ」の姿なのですよ。

弱かったせいで、強くなかったせいで、救うことが出来なかった大切な命。ベルカの諸王戦乱の時代を生きた先祖の覇王「クラウス・イングヴァルト」の記憶を継承しているアインハルトはそんな数百年分の後悔を内に秘めている。そして、行き場のないその悲しみをぶつけることの出来る相手を彼女はずっと探してきた。「過去」の記憶に縛られ、クラウスの亡霊のようにただただ「強さ」を求めて、強者に戦いを挑んできた。でも、この世界には彼女の悲しみと後悔をぶつけることのできる相手はもういないのだと彼女は感じていた。
このノーヴェのセリフは後々に響いてくる素晴らしいシーン。彼女の抱えている辛くて重い悲しみを知ってなお、覇王の悲願を――彼女の拳を受け止めてくれる奴がちゃんといるのだとノーヴェはアインハルトに告げるのだ。ノーヴェがヴィヴィオをいかに信頼しているかがわかる素晴らしいセリフだなと思います。
ノーヴェの提案でヴィヴィオとアインハルトはスパーリングをすることに。

だが、まっすぐに格闘技を楽しむヴィヴィオに自分の求めている強さ――強者であり続けることが自分の存在理由だとしている彼女の生き方との違いをアインハルトは感じる。
「私が戦うべき『王』ではない」というセリフからも今のアインハルトが見ているのは、「今」を精一杯生きている「高町ヴィヴィオ」ではなく、『聖王女』の複製体としてのヴィヴィオというのがわかりますね。
そして、ヴィヴィオは言葉では伝わらない今の「高町ヴィヴィオ」の本気の気持ちを伝えるために、アインハルトに再戦を申し込む。ぶつかり合うことによって伝えられる想いがある。そう、かつて自分の涙も痛みも運命も受け止めてくれた母のなのはさんがそうしてきたように。

アインハルトの変身シーンがついにアニメで描かれた。はやての武装形態を思い出す変身シーンで、すごくベルカっぽいですね。動きのある詳細な変身シーンはアニメの強みでもあるので力を入れて描かれているのがわかります。アインハルトの愛機「アスティオン」が追加されるバージョンも後々描かれるのかな。

格闘シーンもヴィヴィオの本気の想いが拳に乗っているのが伝わってくるほどに迫力のあるシーンになっていて良かった。自分とは違う、でも一生懸命にぶつかってくるヴィヴィオを見て、何が彼女をそこまで突き動かしているのだろうとアインハルトは感じるのです。
以前にも書きましたが、ヴィヴィオとアインハルト――彼女たちの願いは「強くなる」ことですが、その目的は大きく異なっている。

ヴィヴィオは『覇王』が会いたかった、『聖王女』ではなかった。でも、アインハルトは彼女とまた戦いたいと思う。この時、初めてアインハルトは「高町ヴィヴィオ」と本当の意味で出逢ったわけです。それゆえに「はじめまして」という言葉が映えるのでしょう。

3話にして彼女たちの始まりが始まりました。これからアインハルトの物語に一つの区切りが付くまでに色々な事があります。この出会いがアインハルトはもちろん、ヴィヴィオたちにもまた「変化」をもたらしていく。そう、まさに『出会いはmutate・・・』なのですよ!
それにしても、

このラッキースケベ感。なにこれ、うらやましい。

原作だとこの子、1ページで2回やらかしているからね。スバルとティアナも成長したものである。(しみじみ)

お馴染みの次回予告、3話では「リリカルマジカル、がんばろうな」になっていた。ノーヴェっぽい。
回を重ねるごとに能登さんの声はやっぱりアインハルトにぴったりだなと感じます。優しさの中に力強い意志を秘めている感じがアインハルトにマッチしていて声優さんって凄いなぁと改めて思い知らされる日々であります。アニメになると原作とはまた違った見方もできるので楽しいものですね。4話以降も楽しみに待ちましょう。
以下、アニメ第3話の感想になります。原作未読の方はネタバレにお気を付けください。
(原作話数→ Memory;06「本当の気持ち」Memory;07「はじめまして」 )
<前回記事>
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第1話 「セイクリッド・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第2話 「アインハルト・ストラトス」 感想

第3話はヴィヴィオとアインハルトが出会うところからスタート。ヴィヴィオの容姿にアインハルトは聖王女オリヴィエの姿を重ね合わせる。そう、このときの彼女が見ているのは「高町ヴィヴィオ」ではなく、自分の記憶に焼き付いている「聖王女オリヴィエ」の姿なのですよ。

「だけど この世界にはぶつける相手がもういない 救うべき相手も守るべき国も世界も......!」
弱かったせいで、強くなかったせいで、救うことが出来なかった大切な命。ベルカの諸王戦乱の時代を生きた先祖の覇王「クラウス・イングヴァルト」の記憶を継承しているアインハルトはそんな数百年分の後悔を内に秘めている。そして、行き場のないその悲しみをぶつけることの出来る相手を彼女はずっと探してきた。「過去」の記憶に縛られ、クラウスの亡霊のようにただただ「強さ」を求めて、強者に戦いを挑んできた。でも、この世界には彼女の悲しみと後悔をぶつけることのできる相手はもういないのだと彼女は感じていた。
「お前の拳を受け止めてくれる奴がちゃんといる」
このノーヴェのセリフは後々に響いてくる素晴らしいシーン。彼女の抱えている辛くて重い悲しみを知ってなお、覇王の悲願を――彼女の拳を受け止めてくれる奴がちゃんといるのだとノーヴェはアインハルトに告げるのだ。ノーヴェがヴィヴィオをいかに信頼しているかがわかる素晴らしいセリフだなと思います。
ノーヴェの提案でヴィヴィオとアインハルトはスパーリングをすることに。

だが、まっすぐに格闘技を楽しむヴィヴィオに自分の求めている強さ――強者であり続けることが自分の存在理由だとしている彼女の生き方との違いをアインハルトは感じる。
「私が戦うべき『王』ではない」というセリフからも今のアインハルトが見ているのは、「今」を精一杯生きている「高町ヴィヴィオ」ではなく、『聖王女』の複製体としてのヴィヴィオというのがわかりますね。
そして、ヴィヴィオは言葉では伝わらない今の「高町ヴィヴィオ」の本気の気持ちを伝えるために、アインハルトに再戦を申し込む。ぶつかり合うことによって伝えられる想いがある。そう、かつて自分の涙も痛みも運命も受け止めてくれた母のなのはさんがそうしてきたように。

アインハルトの変身シーンがついにアニメで描かれた。はやての武装形態を思い出す変身シーンで、すごくベルカっぽいですね。動きのある詳細な変身シーンはアニメの強みでもあるので力を入れて描かれているのがわかります。アインハルトの愛機「アスティオン」が追加されるバージョンも後々描かれるのかな。

格闘シーンもヴィヴィオの本気の想いが拳に乗っているのが伝わってくるほどに迫力のあるシーンになっていて良かった。自分とは違う、でも一生懸命にぶつかってくるヴィヴィオを見て、何が彼女をそこまで突き動かしているのだろうとアインハルトは感じるのです。
以前にも書きましたが、ヴィヴィオとアインハルト――彼女たちの願いは「強くなる」ことですが、その目的は大きく異なっている。

ヴィヴィオが格闘技をやる理由はかつて母のなのはさんと約束した――すぐに泣かず、転んでも1人で立ち上がる事のできる「強い子」になるため。そして、世界中の誰よりも幸せにしてくれた母をいつか守れるくらいに強くなりたいという思いに由来している。
一方で、アインハルトが強さを求める理由は過去の記憶に縛られてのものだった。自分の先祖である古代ベルカの覇王「クラウス」の記憶を継承し、かつて彼が守るべきものを守れなかったその悲しみと後悔を二度と繰り返さないために、彼女は自分が強くなることで「覇王流」の強さを証明しようと奮闘する。
一方で、アインハルトが強さを求める理由は過去の記憶に縛られてのものだった。自分の先祖である古代ベルカの覇王「クラウス」の記憶を継承し、かつて彼が守るべきものを守れなかったその悲しみと後悔を二度と繰り返さないために、彼女は自分が強くなることで「覇王流」の強さを証明しようと奮闘する。
ヴィヴィオは『覇王』が会いたかった、『聖王女』ではなかった。でも、アインハルトは彼女とまた戦いたいと思う。この時、初めてアインハルトは「高町ヴィヴィオ」と本当の意味で出逢ったわけです。それゆえに「はじめまして」という言葉が映えるのでしょう。

「これが彼女たちの鮮烈な物語の始まりの始まり」
3話にして彼女たちの始まりが始まりました。これからアインハルトの物語に一つの区切りが付くまでに色々な事があります。この出会いがアインハルトはもちろん、ヴィヴィオたちにもまた「変化」をもたらしていく。そう、まさに『出会いはmutate・・・』なのですよ!
それにしても、

このラッキースケベ感。なにこれ、うらやましい。

原作だとこの子、1ページで2回やらかしているからね。スバルとティアナも成長したものである。(しみじみ)

お馴染みの次回予告、3話では「リリカルマジカル、がんばろうな」になっていた。ノーヴェっぽい。
回を重ねるごとに能登さんの声はやっぱりアインハルトにぴったりだなと感じます。優しさの中に力強い意志を秘めている感じがアインハルトにマッチしていて声優さんって凄いなぁと改めて思い知らされる日々であります。アニメになると原作とはまた違った見方もできるので楽しいものですね。4話以降も楽しみに待ちましょう。
スバティアの作画めちゃくちゃイイですよね
これ以上ないシンクロ率!
>スバティアの作画
二人で幸せな夫婦生活を送ってそうな雰囲気を作ってるスバティアは至高です。
>ティオも....
ティオバージョンではアインハルトの髪型が変わるのでそこにも注目ですね!
>合宿のお風呂回...
僕は紳士なので、温かい目で見守るのみですよー(^^)
ペース的に原作をなぞっていくと2クールでも無限書庫まで行くかどうかってところだろうから続編も期待しつつ(気が早い)
円盤はおいくつ買われるのかしら