のまゆ

開店休業

今年乗った観光列車オススメランキング~2020~

2020年12月31日 00時00分00秒 | 鉄道
年末恒例になったと思ってる観光列車オススメランキングです。

今年はコロナ禍で気楽に旅行に行ける状況ではなくなってしまいましたが、コロナ対策を行った上で観光列車は運行を再開しています。乗りに行かれる際にはコロナ対策をとった上で、自分だけでなく周りが不安にならないように心がけることも必要ですね。



オススメ度 第3位
”JR四国 志国土佐時代の夜明けのものがたり”

期待を込めてこの順位です。
四国3番目のものがたり列車として高知駅~窪川駅を走る志国土佐時代の夜明けのものがたりが2020年7月に運行開始しました。当初は4月から運行予定でしたがコロナの関係で予定より遅れたものの夏シーズン前に運行を開始することができたのは、ひとえに運行に関わる人たちの努力あってのことだったと思います。

基本的な内容は、”伊予灘ものがたり”や”四国まんなか千年ものがたり”の高知版といった感じです。窪川というのが四国以外にすむものにとってはとても中途半端に感じますが、その辺は運行の関係もあるのでしょう。

運行は開始できましたが、7月に乗車した段階ではまだまだ試行錯誤のまっただ中という感じでした。コロナという制約のなかで乗客が満足いくサービスをより洗練された形で提供できるかは今後に期待です。


オススメ度 第2位
”JR九州 36ぷらす3”


九州を一周する観光列車36ぷらす3は2020年10月デビュー。JR九州の最新観光特急は水戸岡氏デザイン観光列車の最新版らしい改造が行われ、列車がホームに入ったときから観光列車に乗るんだって気分が盛り上がります。

運行区間は、博多→鹿児島中央(木)/鹿児島中央→宮崎(金)/宮崎空港→別府(土)/大分→博多(日)/博多-長崎(月)。プランは席のみ、お弁当付き席、御膳付き個室、鮨付き個室(木のみ)など多岐にわたり、現状人気があるので選んで乗車するのが難しい便もあるものの予算に合わせて乗車することができるのも魅力です。



番外 トロッコ列車は換気バッチリでコロナ対応?

しまんトロッコ、瀬戸大橋アンパンマントロッコ、釧路湿原ノロッコ、藍よしのがわトロッコ、嵯峨野トロッコに乗車しました。トロッコ列車は風を受けながら乗車することができますのでコロナ禍で必須とされている換気に関してはバッチリです。あとは車内の混雑度合い次第でしょうか。乗車時期的な問題もありますがしまんトロッコは適度に乗客同士の間隔を取れていましたが、他のトロッコはほぼ満席(ノロッコのみ定員を減らして運行)で、観光列車ですからしゃべる人も多くトロッコは基本的に五月蠅いですから声も大きくなるわけで本当に安全な乗り物なのかはよくわからなくなってしまいました。


オススメ度 第1位
”肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂”

今年のランキング1位はおれんじ食堂となりました。7年ぶりに乗車したおれんじ食堂は不満だった点の多くが改善され、ゆったりとした気分で海を見ながらお食事を楽しむことができました。

コロナ対応で定員を減らしての運行となっていますが、通常時は若干狭く感じる車内空間もゆったりとして良い感じでした。営業的には定員を減らすことは減収に直結しますから一刻も早く満席での運行ができる日が来ることを望んでいると思いますが、料金を適正化(値上げ)したうえで乗車定員を減らしても営業できるようにする方向性も必要かも知れません。

俺を観光列車沼に放り込んだ列車はやはり素晴らしかったです。


今年のランキングは以上です。
今年は悪口書きません。でも、沿線に手を振るのをやり過ぎるのは個人的にキツいなぁって感じてます。



新しく運行を始めた特急列車にも乗車しました。
JR東日本 サフィール踊り子

1990年デビューのスーパービュー踊り子(以下SVO)が30年目に世代交代。全車グリーン車以上の新型E261系は乗り心地もよく、全車スーパーハイデッカー以上で窓も大きく眺望抜群(窓が汚いことも多くありましたが)だった251系に比べても、天窓を採用することで眺望や車内の明るい雰囲気作りなども行われています。

SVO時代は人気のなかった個室も大人気。平屋になったことで眺望は良くなり、階下時代とは天井の高さも別次元。人数がそろう(もしくは予算に余裕がある)なら万人にお勧めできる空間です。問題点は予約が取りづらいこと、窓口でしか対応できない(指定席券売機やえきねっとは未対応)事でしょうか。昨今はみどりの窓口も減少していますから、販売方法に関しては早急に対応して欲しいところです。

ヌードルバーは期待するほどのものではないかなぁという印象でした。


2020年乗車記一覧
1月
土佐くろしお鉄道 しんたろう号
 JR四国のバースデイきっぷでひたすら乗鉄~そのEX2冬の嵐の室戸岬へ編~
 
2月
阿里山森林鉄路 中興号
 台湾に行ってきたわん2020~その7・阿里山へ~
 台湾に行ってきたわん2020~その8・阿里山森林鉄道~
 
7月
JR四国 しまんトロッコ
 コロナ時代の旅行のあり方を考える四国旅~その3・予土線しまんトロッコ~
 
JR四国 志国土佐時代の夜明けのものがたり
 コロナ時代の旅行のあり方を考える四国旅~その4・志国土佐時代の夜明けのものがたり【開花の妙】~
 
8月
JR四国 四国まんなか千年ものがたり
 コロナ時代の旅行のあり方を考える四国旅~その6・千年ものがたりとは相性が悪い~
 
JR四国 伊予灘ものがたり
 コロナ時代の旅行のあり方を考える四国旅~その7・最終日は観光列車に乗ってフィニッシュ~
 
10月
JR北海道 釧路湿原ノロッコ
 ただ乗り鉄がしたかった北海道旅行~その5・釧路湿原ノロッコと特急乗継~
 
JR四国 藍よしのがわトロッコ
 後日掲載予定

嵯峨野観光鉄道 嵯峨野トロッコ列車
 後日掲載予定

11月
JR九州 36ぷらす3
 DISCOVER KYUSHU EXPRESS 787 36ぷらす3(青の路)乗車記
 
12月
JR九州 あそぼーい!
 2020年最後の九州旅行~その2・鬼滅のあそぼーい!~
 
JR九州 かわせみやませみ
 2020年最後の九州旅行~その3・門司港から佐世保へ~
 
肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂
 2020年最後の九州旅行~その4・おれんじ食堂~
 
JR東日本 サフィール踊り子
 サフィール踊り子で行く伊東旅行(単なる乗鉄)



来年は・・・とりあえずコロナがどうにかならないと楽しい気分で乗り鉄っていうのも難しいかなと。一部の国ではワクチン接種も始まりましたが、ワクチン打ったらすぐハッピーになるわけではないでしょうから、しばらくの間は現在のような状況が続くのかなと考えています。

来年の旅行予定はすでに2件キャンセル済みで、1月末頃に1件予定はありますが難しいのではないかと考えています。

一日も早く平穏な世の中が戻ってくることを祈るばかりです。



~年末のご挨拶~
本年もご覧いただきありがとうございました。
来年もグダグダながら続けていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

みなさま、良いお年をお迎えください。
また、くれぐれもお体にご留意くださいませ。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
年末恒例の記事、待ってました! (京九快速)
2020-12-31 12:48:23
こんにちは。
1年を締めくくる「おすすめランキング」お待ちしておりました!
これを見ずして年は越せない!

コロナ蔓延の原因の一つに「狭い空間での大人数での飲食」が挙げられていますが、お食事系の観光列車が一時期の運休状態から復活して盛り返してきたのを見ると、現場の方々の苦労と頑張りがあってのことだと強く感じますね。本当に感謝感謝です。

食事の画像を見ると、今回のランキングでは「志国土佐時代の夜明けのものがたり」の食事が一番美味しそうかな。
「36ぷらす3」はお弁当スタイルながらも量がすごそうです。腹いっぱいでビュッフェ提供の軽食まで食べられなさそう。

私は「36ぷらす3」の予約を12月から1月に変更しましたが、現状を考えるとちょっと無理っぽいかなぁと思い、全コース予約キャンセルしました。
早く、何の気兼ねや心配もなく旅行計画を立ててそれが実行できる世の中になって欲しいですね。

今年一年お世話になりました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
返信する
毎年ネタ切れですがw (Kimi(ブログ管理者))
2020-12-31 22:06:05
>京九快速さん こんばんは。
そのように言っていただけると、書いている方も励みになります。

コロナ禍はしばらく収束することはないでしょうから、今後は少人数で営業できる観光列車のあり方を考える会社が増えるのではないでしょうか。乗務員さんの負担も以前に比べ増しているのは間違いないですから、定員の減を補う事も含めて料金値上げなども必要になるのかなと感じます。

食事は昨今のお食事系観光列車なら大ハズレというものは出てこないですね。希望者のみ追加お弁当系は時々大ハズレがありますが、今年はそのような列車にはあたりませんでした。

JR四国のお食事系観光列車はオススメできる品質の食事が、比較的安価で提供されているのでハズレはないと思います。それ以外でう~むって思う点が近年増えているのでランキングは一列車のみにしましたけど。

36ぷらす3のお弁当は大分発便だと5000円相当なのでちょっと高いかなと(味やボリュームは満足いくレベルですけど)。博多発鹿児島行だと3700円程度なので、同じレベルのお弁当が出てくるなら満足できると思います。ビュッフェの軽食まで食べるのは結構厳しい印象で、グリーン席プランでビュッフェを食べ尽くす方がオススメかも。

旅行に関しては寒い間は難しいかなと感じています。やはり季節要因で感染症が広がるのは仕方ないですし、広範囲の移動はリスクを伴うでしょうし。GoToを加味すると5月中旬から6月にかけてがオススメの時期になるのではと予想しています。

こちらこそいろいろとお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
良い年末年始をお過ごしください。
返信する
Unknown (ロック)
2020-12-31 23:03:39
こんばんは。

コロナ禍で社会そのものが大きく変わり、各社それにどう対応していくのかが気になります。
少なくともコロナ前と同じやり方では想定していたサービスが提供できず、せっかくいいものを作ったり考えたりしてもお客さんに魅力が伝わらないケースもありますからね。
(これは鉄道や観光業界に限りませんが。)

旅行(都道府県をまたぐ移動)に関してはしばらく厳しいんじゃないかと思っています。
特に地方は「県外出る=コロナ持ち帰ってくる=悪」という意識が残念ながら少なくありません。
コロナよりそっちのほうが厄介です。
返信する
コロナは時代の転換点 (Kimi(ブログ管理者))
2020-12-31 23:46:26
>ロックさん こんばんは。
昨年末時点では、中国で謎の病気が発生しているという報道が片隅程度にあっただけで、2020年がこんな1年になるとは予想できませんでした。

コロナによって社会のあり方が一変した2020年ですが、現状もまだまだ模索中というところが多いのだと思います。観光列車に関しても各社対応がまちまちで、最低限の対応で運行しているところもあれば、対応コストで明らかに赤字という感じで運行しているところまで様々。

旅行に関しては個々人で考え方が違うのは仕方がないことだと思います。隣同士の結びつきが希薄なエリアは周囲を考えずに行動する人も多いと思いますが、結びつきが強いエリアでは意識の面でも周囲の目をより気にせざるを得ないのも仕方がないと思います。

旅行=遊びの範疇でしょうから、遊んで感染したらけしからんという意見も理解できますし、完全に終息するか、新型コロナがワクチンや特効薬により世間一般に本当の意味で普通の風邪であると認識されるまでは厳しい状況がつづくのも仕方がないかもしれません。

寒い年末年始となっておりますので、お体に気をつけてお過ごしください。
返信する

コメントを投稿