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文教委員協議会

2012年08月30日 | 枚方市議会

8月の最終週に入り、9月議会を前にそれぞれ委員協議会が開催されています。
29日(水)は、私の所属する文教委員協議会が開催されました。
案件は・・・
1)教育に関する事務の点検及び評価について
2)平成24年度学校規模等適正化実施に係る中学校通学区域の変更について
3)中学校給食の実施手法等に関する方針(案)について
4)枚方市成人祭「はたちのつどい」について
5)枚方市立サプリ村野スポーツセンターの管理運営について
6)枚方市立伊加賀スポーツセンターの管理運営について

中学校給食については、枚方市は現在実施されていません。
昨年大阪府が府内の中学校給食実施率を上げるために、初期費用(施設整備)の半分を補助する制度をつくったので、枚方市もこの補助制度を利用することによって給食を実施することを決めたわけです。
その実施手法等に関する方針(案)が示されたわけです。
大阪府に2011年度中に実施計画書を提出しなければならなかったので、実施手法を「選択制の共同調理場(ランチボックス)方式」として計画書を枚方市は提出したわけです。
その後、議会内では、異論が出ているようで、早期に実施するために民間活用のランチボックス方式(全員喫食)を主張されている声が大きくなっているようです。
枚方市教育委員会の基本的な考え方・・・
中学生の昼食について様々な思いや意見があることを踏まえつつ、実施にあっては、温かく栄養バランスの取れた安全で安心なおいしい給食を提供し、より多くの生徒が喜んで食することができる充実した中学校給食をめざします。

私自身は、共同調理場を市が設置することにより、栄養教諭を配置することもできる。保温カートを利用することにより、季節を問わず子どもたちに温かい給食を提供する。また、枚方市がこれまでお弁当持参を行ってきたことを全面否定するわけではないので、現在の様々な条件や環境の中では、優先される手法だと考えています。
民間活用となると、献立や地産地消など、市の管理が及ばなくなる可能性が高くなります。また、保温カートを持っている事業者もないわけで、食中毒対策として保冷された昼食が届くこととなり、冷たいものを食べなければなりません。栄養教諭の配置もかないません。
やっぱり給食を食べる子どもたちを中心に考えれば、手法は決まってくると思うのですが…


学校規模等適正化実施に係る中学校通学区域の変更について ですが、
これは、「一小一中」(同じ小学校に通う児童が分かれることなく一緒に1つの中学校に進学することができる通学区域)の接続関係となるように中学校区域の変更を行うことです。
順次進められてきて、来年度からの実施に4小学校が対象となります。
今回の実施により、枚方市内では、一つの中学校に進学できていない小学校が3校のみとなりました。通学路の安全性などに課題があるわけですが、「一小一中」のとりくみが少しでも早く完結することを願っています。


枚方市成人祭「はたちのつどい」について は、
枚方市では19校ある中学校を利用して分散方式で「はたちのつどい」を行っています。
2年前に行った事業仕分けで、事業をゼロベースで見直すという意味での「廃止」の判定を受けましたが、見直し委員会を設置して検討を行ってきた結果、枚方市成人祭は、新成人に成人としての自覚を促すとともに、地域全体で新成人を祝福することを目的として、地域分散方式をあらためて継続することに決められました。
中学校通学区域の弾力的運用をおこなっていて、それを利用された新成人たちが地域の会場に参加するのかどうか、ということも問題となるのではないでしょうか。
また、市内の中学校を卒業していない新成人、枚方市内に就職で転居してきた新成人など、なじみのない会場に参加しにくいのではないでしょうか。
約4000人の新成人が集まる場所がないので、分散方式に特に反対するわけではありませんが、課題は多いと考えています。

いろいろなご意見またお聞かせいただけると嬉しいです。


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