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大阪朝高フィールドワーク

2009年05月18日 | 活動
5月16日(土)は、日朝市民連帯大阪主催のフィールドワークで、東大阪市にある大阪朝鮮高級学校を訪問しました。
午後からの見学ですので、クラブ活動を見せていただきました。
ラグビー部・ボクシング部・サッカー部は、府代表になったりもする強豪クラブです。ラグビー部は、今春大阪桐蔭を破ってブロック優勝をしたそうです。
ボクシング部は練習試合を生で見るのは初めてでした。女子部員もいてましたよ同じ体育館地下では、空手部・卓球部が練習していました。
体育館では、バスケット部、そして舞台では、舞踊部が練習し、その奥では民族楽器の練習をしていました。
舞踊部は、素敵でした。黒一色の練習着でしたが、それはそれでかっこよかったのです。
民族楽器の演奏は、特別に行なってもらったみたいで素敵な音色でした。

大阪朝鮮高級学校は1952年4月、大阪市生野区にて設立。1957年大阪府河内市へ移転、1965年に現在の敷地を購入し1973年に再移転されました。
1972年に「土地区画整理事業」が告示され、「土地減歩」に関わる「覚書」を東大阪市と交わしました。「覚書」では「学校という教育施設の有益性の立場を考慮して、双方協議の上履行するものとする」となっています。それで長年にわたり誠実に協議されてきたのですが、東大阪市側は協議を一方的に打ち切り、「当該土地の明け渡し等」を求め2007年1月31日、大阪地裁に提訴しました。
裁判は第10回口頭弁論にて裁判長から和解協議に入ることが勧められ、それを双方が受諾し2008年12月から現在まで3回の和解協議が持たれました。しかし、依然として買取り価格に大きな隔たりがあり交渉は難航しています。
とのことで、実際のところを見学に行ったということです。

ただでさえ、ラグビーもサッカーも本来の広さより小さくしかグランドが取れなく、一応練習試合などはできる運動場です。その1/4を明け渡す、というのは、なんとも学校施設として理不尽な話です。その土地が、実際に東大阪市が所有したとしても、隣の工場なども今の学校の塀と同じライン上にあるので、利用価値がないように見えます。
裁判になった時、署名もし、様々な方面からの働きかけで和解勧告になったと思います。今後も協議が続いていくかと思われますが、学校という「公益性」は無視されてはならないし、日本に住んでいる子どもたちの学習権は侵害されてはならない、と強く思うわけです。
大阪朝高の生徒たちは、礼儀正しく、アイデンティティをしっかり持っていることが良くわかり、有意義な半日を過ごすことができました。
いつも言っていることですが、歴史認識を正しく持ち、アジアの中で日本がどうしなければならないか、確認していかなければなりません。

最後は食堂で焼肉交流会、フィールドワークには多くの人が参加されていたので、たくさんの人と出会うことができ、楽しかったです。

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