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新春の集い

2010年01月09日 | 活動

1月8日(金)大阪教組新春の集いが開催されました。
神本美恵子参議院議員が来られるということで、大阪教組女性部が、退女教の先生にも声をかけて、神本さんからお話を聴く機会を設定されました。
私も、声をかけていただき、5時過ぎに大阪教組へ。
政権与党としての民主党のなかで、日政連議員として、教育にどのように携わり、今後どのように考えていくか、などを話していただきました。
「全国学力テスト」「心のノート」「教員免許更新制」が、大きく焦点になっていましたが、学テについては、予算が3割減となり、悉皆から抽出にかわることになりました。2011年度からの抜本的改革のために調査委員会が立ち上げられたそうです。心のノートは、国として配布はしない。免許更新制は、今年度から実施されたものなので、現時点では廃止になってはいないそうです。ただ、現制度を継続するつもりはないので、代替案を用意しなければならないわけですが、教員の資質向上をどのように行なっていくか、が課題となります。野党時代の対案は、あくまで野党時代のものなので、教員の資質向上をどのように考えるのか、党内での議論と共通認識が必要となります。神本さんは、基本は「現場で学ぶ、現場で育つ」と。私も同感です。
学力テストは、都道府県の序列は必要だとか、国がやらなければ、それぞれの自治体で実施すると明言している首長がいたりしているので、問題点が明らかにされていても、共有されていないのではないか、と思いました。とにかく、日教組が、日本の教育をだめにしたキャンペーンがあったりして、教員のとりまく状況は決して良くないと思っています。
学校は、社会の縮図。私はそう教えてもらい、だからこそ「ともに支えあい、助け合う」「生きる力」を学ぶ場であると考えてきたわけです。
教育現場での競争は、教育的には弊害でしかない、と神本さんは、民主党の中でも訴えられているそうですが・・・まだまだ理解していただけるには、道のりはあるようです。
ただ、「ともに学び、ともに育つ」インクルーシブ教育の議連を立ち上げることができた報告はうれしかったです。障害者権利条約批准に向けて、特に教育分野で議論を巻き起こしていきたい、ということでした。
政権与党になったことは、やはり大きなことで、それについてのエピソードなども聴くことができました。課題となっていることは、2010年予算編成では時間も充分ではなかったので、まだまだこれから議論されていかなければならないということです。
どうぞ、政権交代しても何も前に進まず残念、など早く結論を出していただかないようにお願いいたします。そしてたくさんのご意見をいただければ、と思うわけです。


大阪教組新春の集いは、アトラクションが最近あるのですが、今年は、安聖民(あんそんみん)さんによるパンソリが披露されました。
もちろん朝鮮語で唄われるので、意味はわかりませんが、後で説明してもらい、楽しむことができました。


パンソリ:一人の唱者が太鼓の伴奏に合わせて歌とセリフ、身振りで物語を語っていく伝統芸能。


 


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