お昼休みにTBSの「ピンポン!」を見ていたら
小さな子供が家の中にいて事故に遭うケースが
紹介されていた。
事例がCGで再現されていたんだけど
CGといえども見ていて「あぁぁぁぁぁぁぁ~~~っ!」っと
つい声が出てしまうくらいゾッとする光景だった。
階段から転げ落ちる。
ベランダの柵を乗り越えて落ちる。
テーブルクロスを引っ張り熱いお茶がかかる。
どれもこれも想像しただけで恐ろしい。
そこで思い出したのが
息子が生後8ヶ月の時の出来事。
つかまり立ちから伝い歩きに移行する頃だった。
その日、息子はいつものようにつかまり立ちをして
テレビを見ていた。
私はその後方で同じくテレビを眺めつつ
洗濯物を干していた。
それは私の目の前で起こった。
つかまり立ちをしていた息子が突然手を離したのだ!
そのまま真後ろに倒れ「わぁ~~~~~ん!」と泣いた。
慌てて駆け寄る私。
今までも何度も引っ繰り返ったり転んだりして泣いていたのだけど
その時は2~3回泣いた後…
寝た…
イビキをかきながら…
「○○!どうしたのっ!?○○!」
必死で名前を呼んだけど起きない。
これはオオゴトなんじゃ…
私は慌てて受話器を掴んだ。
冷静に考えたら、まず病院か119番なんだろうけど
夫の勤務先に掛けていた。
電話を取ったのは夫だった。
「あのね!あのね!○○が引っ繰り返って大泣きして…寝たーっ!」
こんな説明では電話の向こうの夫に詳細は伝わらなかった。
「???…泣き疲れたんじゃないの???」
「…頭、打っちゃったかも…」
ここで子育て経験のあるパートさんが夫と代わってくれた。
「吐いたかい?」
「いえ…、吐いてませんけど…あぁっ!唇が紫色になっちゃった!」
「すぐ病院へ行った方がいいよ!」
近くの総合病院へ電話し、自分で車を運転し、脳神経外科を受診した。
今思うと頭を打っているんだから素人が動かすのは危険だったかもしれない。
でも、その時の私は、とにかく一刻も早く息子を病院へ運びたかった。
夫も仕事を抜けて病院へ飛んできた。
CT検査の結果…
「内出血しています。
このまま家へお帰りいただくのは危険なので入院していただきます。
止血剤を投与して再度CT検査をして出血が広がっているようだったら
開頭手術します。」
がびーーーーーーーん!
~つづく~
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