小さい

なんでもできる、そう思ってなきゃいけない、と思っていたけど、それはおこがましいことだったのかも知れない。
人のものを見て羨ましがって、自分も欲しいと思って同じようになろうとしていたけど、でも結局同じではなかったんだなあ。
ずっと誰かのようになりたいと思って、それに向かって少しは変わったような気がしていたけど、どちらかといえばいままでが無理をしていただけで、皮をぺりぺり剥いたら今の自分が出てきた、ただそれだけのことだったのかもしれない。
なんでもできる、わけがないんだなあ。人間だもんな。
私は私っていう枠からはどうしても出ることができなくて、でもできないのなら逆にそのこと自体に価値を感じたほうがいいんだろう。
なんでもできるわけじゃない、とわかったことで、じゃあ自分にできることってどんなことで、したいことがあったときにどう頑張っていけばいいのかが考えられるんじゃないかな、

ここまでいっておいてあれだけれど、でもきっとこの先もあこがれる気持ちって言うのは原動力なんだろな。
でもむやみやたらに他人になりたいっておもうことで、人に嫉妬するのがずっといやだった