諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「葵 徳川三代」と「どうする家康」とでは、何もかもが雲泥の差だ。

2023年04月17日 17時23分25秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
今、ユーチューブで「葵 徳川三代」が流れています。全話見れるようです。

私も16話ほど見たのですが、改めて昔のNHKは大河ドラマに金をかけているのが分かります。俳優陣の演出力も素晴らしい。

中村梅雀が水戸光圀にふんして事の成り行きを分かり易く解説している。だからストーリーが理解しやすい。この時代の大河ドラマはNHKの財産ですね。

特に合戦のシーン。エキストラなのでしようけど兵士の数が尋常ではない。迫力がある。あれは弁当代だけでも高額になる。本当に金がかかっている。馬も大量に出しているし。

徳川家康を演じるのは津川雅彦。

ハッキリ言って人としては津川雅彦は好きになれませんが、やっぱり俳優としては超一流。顔の表情で語らずとも演技が出来ている。本当に名優だと思います。

そして脇を固める俳優陣。秀忠役の西田敏行を筆頭に有名俳優をこれでもかと並べている。

まっ、大河ドラマに出演することは俳優として大変名誉な事なので、安いギャランティで引き受けているのでしょうけど、映画であってもあの俳優陣を集めるのは困難だと思います。昔の大河ドラマだからこそだと思います。

それに引き換え今年の大河ドラマ「どうする家康」のしょぼいのなんの。

多分、「葵 徳川三代」の10分の1以下の費用で制作しているのではないでしょうか。

合戦シーンも兵士の人数は異常に少ない。戦闘アクションで誤魔化している。合戦の雰囲気が伝わらない。

岡田信長の合戦シーンはCGを多用している。馬もCGで創っているいる。こんなんでNHKは視聴料をよく取れたもんだ。

「NHKをぶっ壊す」じゃないけど、観たい者だけに金を取って見せるスクランブル放送に早くしてもらいたいもんです。私ゃ紅白も観たことは無い。無駄金を払う余裕なんてないですから。

「葵 徳川三代」を観ていてしみじみ思ったのですが、時代の流れは早いですね。

津川雅彦もそうですが多くの出演俳優が亡くなっている。生きていても高齢で最近は顔を観ていない。しようがないですね。

そして一番に想うのは現在の俳優の演技力の低下。「どうする家康」には緊迫感が無い。そう言う演出なのかも知れませんが、緊迫感を出せる俳優がいない。間違いなく今の俳優は演技力が低下していると断言出来ます。

中でも酷いのは松本潤。

どうしても家康に見えない。中国人のインチキ商人に見えて仕方がない。だからドラマに入っていけない。あんなのを主役にして折角の大河ドラマが台無しじゃないか。

ストーリーが完全に女子供向けの番組になっている。タイトルから想像をしていたが、おちゃらけが過ぎる。レベルが低い。どうでも良い内容ばかり取り上げている。しかも史実を無視している。

第一、今川家から離れてからは、家康と築山殿の仲は最悪になっている筈だ。別居状態だったのだから。それなのにまだほのぼのと仲良しでやっている。

築山殿が殺された理由は築山殿が家康を見限り、武田側に付いたからだ。

家康は今川を滅ぼした織田信長に付いた。それが許せなかったからだ。

築山殿と武田勝頼は結婚して、息子の松平信康を武田家の跡取りとして家康や信長と対峙するつもりだったとの説もある。

築山殿の殺害は信長の命ではない。家康が決断し、その旨を信長に報告した。「殺したゃていいですか」と。それで息子の松平信繁も殺さなければならなくなった。

それを曲げて全て信長のせいにするのは、最近の研究からもかけ離れている。事実を詳細に画いて欲しい。それが大河ドラマと言うものだと思う。

まっ、今のストーリーの流れから鑑みるとその説は避けると思います。

今の大河ドラマは大人向けじゃなくなりましたので。歴史資料としての大河ドラマの価値は無くなった。まるで戦国時代の「渡る世間は鬼ばかり」。

詰まらなくなったもんです。「鎌倉殿の13人」は良かったんだけどなぁー。


ではでは。

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