最近、猫に餌を与えている。父母が住んでいたアパートに来る猫だ。
隣の家の庭の叢で寝ていた。私が外に出たら、逃げて行った。野良猫だろう。黒白の猫だった。
野良猫の一生は短い。5年で亡くなると言われている。生きる辛さを此れでもかと味わって亡くなる。
だから、せめてもだが餌を与えたい。近所迷惑なのは分かっている。でも、その位の優しさは人間には必要だと思う。
今のところ、焼いた肉や魚を与えているが、私が来ているのを知ると隠れて見ている様だ。餌を置いてから暫くすると無くなっているので。
それだけでも「良いことをしたな」と心が和らぐ。人は愛する対象が必要だと思う。
ただ、私には痛恨の出来事がある。浦安市で仲が良かった猫を死なせてしまった。私のせいだ。だから或る程度は距離を置いておくべきだと思う。野良猫の一生では、油断が命取りとなるので。
さて、実は昨日今日と猫の夢を見た。二日連続で。浦安の猫も出てきた。
猫の夢は殆ど見たことが無いが、今回は二日連続。何かある。その何かだが、今日の朝、目覚めた時に分かった。
私はC-PAPで寝ているので鼾はかかないが、もう大丈夫だと思って鼻炎の薬はクリニックから貰わなかった。そしたらまた強烈な鼻炎となった。飲み薬は無い。点鼻薬で凌ぐしかなかった。
そして朝、猫が鳴く声がしてぼんやりと目覚めた。部屋の中に猫がいるのか。
そう思っていたらまた鳴いた。猫がいる。間違いない。鳴き続けている。そして感覚が増して来て、猫の鳴き声の元が分かった。私だった。
鼻炎で洟が垂れた状態でC-PAPを付けて寝ていたが、私の呼吸音が洟のせいでミャー、ミャーと音を発していたのだ。
この音を寝ている私の脳は猫の鳴き声と判断し、猫の夢を見させていたのだと思う。
野良猫が出てくる夢は、心が不安定だからとされている。確かに問題を抱えていて不安定な状態にあった。しかし、これはやはり私のミャーと言う呼吸音から猫の夢に繋がったと思える。
猫の夢を見て悪い気はしなかったので。
ではでは。