風の吹くままに

昨年2月半に家内が胃癌で他界し間もなく一年が過ぎようとしています。
記憶の中にある思い出を書きしるしていきます。

記憶の中に5

2009-01-07 21:26:58 | 胃癌
何しろ胃を全部摘出し、腸を伸ばして食道と繋げ
無くなった胃の代わりをさせているのだ。

食べる量、種類の制限も有り、
そして食べ物をよく噛み更に噛みくだしてから
飲み込まなくては成らない為時間も掛かり
良くお腹が痛いと言ってはトイレへ通っていた。

そして術後は体力が無くなり殆ど一日中寝ている様で
自分で食事の用意も満足には出来ない10日間程だったので
私の負担は、一人で居る時より増えたが
それは、仕方がない事だった。

ニンジンをカブやキュウリと一緒に
浅漬けにしたり、トマトベースの煮込みを作ったり
なるべく油ものを控えて煮物中心の献立を作った。
ご飯も私は硬めが好きだが、おかゆにして食べさせたりした。

寒い寒い北陸の冬が続いていたが
それでも春めいた日差しが増えるのと一緒に
少しずつ体も回復して来たようで
笑顔も見せる様に成ってきた。