にじの木通信

小さな家族の日々のこと。
安心安全栽培の菜園も、カメの歩みで一歩ずつ。

さつまいものための場所

2015-06-03 03:00:50 | 野菜
今年は6月3日に、小学生の娘とお友達数人とで、
さつまいも(今年はなると金時です)の
苗の植え付けをすることになっています。



今お借りしている畑、
そこは数か月前から地元の若いママさん3人が参加され
シェアしていますが、担当の日と決めて
よく協力されて、きれいにがんばっておられ、

またよくお子さまたちもいっしょに来られていて、
心の温まる風景となっています。



私の使う場所は減り(畑に行く時間も減っています)
今年のさつまいもさん、どこに植えようか・・・と

今までハーブを植えてきた場所を掘り起していたあるときに、
その畑の帰りに、
近くの畑をされているIさんとお会いしてお話しをしていると・・・


なんとなく両者の間合いがとれて。。


「そうや、
うちのおばあさんが去年に倒れて家でみているんやけどな、

むかあしのおじいさんの代の時に、
助与門(うちの本家の屋号)のな、・・・・」

伺うと、本家の昔のおじいさんが商売で忙しくて、
当時から農家をされていたIさん家の昔のおじいさんに、
管理できないから、畑の一部をを使ってくれないか、と、
それで使うことになったらしいと、

昔のおじいさん同士のことで
よくわからないんだけど。。。、と言いつつ教えてくださり、
その後数代に渡って管理して使ってくださっていたのだそうで。


しかし、おばあさんの介護もあって、
その場所を返したいな、と思っておられたそうなのです。



「そういえば、O田さんにお聞きしていました。」


畑で今までいろんなことでお世話になってきた
O田さんのおばさん(80代)も、昨年の暮れに倒れられ、
今は畑に来らてれていません。


昨年もうちではさつまいもを植える場所が少なかったので、
O田さんの広い畑の一部、二畝分をお借りしたのですが、

一族の手前、
「来年は、あそこが自分とこの(助与門)畑やから、あっち使うといい」と
おっしゃっていたのです。


なんとO田さんは、
Iさんにもそのように伝えてられたのだそうで。

(私はI家の方が使われていたことも、
その畑のはっきりした場所も知らなかったのでしたが。。)


この日、私たちは、
「そういえばO田さんが言われていた・・・!」と
お互いに目の覚めるような体験をしていました。


先を見越して、いつでも、みんなの良くなるようにと、
良い事は隠れてされる、
それが普通だったO田さん。


私はこの方に、
畑と子供たちの前だけでは巣でいられると思っていた心が癒され、

そして畑をし始めてから唯一続けてきて、
なぜか美味しくできてくれるさつまいもを
今年も続けて育てられる場所も導いていただいいたのだと、

お返しができないまんまで、お会いできないけれど、
主人に立派に畝たてをしてもらって、

さつまいも、今年も感謝一杯、
地域の子供たちと、
楽しく、植えさせていただきます。















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