にじの木通信

小さな家族の日々のこと。
安心安全栽培の菜園も、カメの歩みで一歩ずつ。

田んぼをお返しする意味

2013-11-22 02:15:58 | 田んぼ

過去への思い込みと、未来への心配に、けっこう自分をしばってきたような気がします。

でも最近、今、という時間にだんだん焦点があってきたようで、今日をしっかりと生きてこその明日やなあと、今日の力を出し切る率がちょっと上がったような。

子供のころは誰でも無意識にできたことを、大人になってする、というのも、それはそれで楽しいなと思います。

子供と接するときにも、過去のイメージや、将来への不安をもっていると、大事なことが見えなくなる。
知らない間に、相手のことを決めつけ、いらぬ修正をしようとしてしまう。

大切なのは、今日笑顔でいられいてるかな?って。


以前、長女の進路のことで、夜、口うるさく言っていたことがあった。
主人は違う部屋でもう寝ていたのですが、その横を通ったときに、
「長女のことが心配なんやなあ。えみは中学生のときにはどうやった?
えみも旅の途中。長女も旅の途中。」と言われ、はっとしました。

主人は寝言のように言ったようで、次の日には全く覚えていなかったのでしたが。
無意識のときに、この気遣いのある言葉運び。

片や私は、意識してまだ言葉を選んでいる。


少し前、出張から帰った主人に田んぼをお返しすることになったことで話しをしたら、即「良かったな。これでまわる。」と。
「なんで?」と聞くと、
「周りの人みんなにしにくいと言われたところやったけども、休耕田で、あの水場でもできた。俺らが返して、もし別んところの休耕田を借りられたら、遊んでいる田んぼ2枚使えるようになるということやろう?」という、循環するのが本位である旨のことを言い、先のことは流れのままに、というようなことを言った。

このような考え方は私の範囲では及びません。
八尾ばあちゃんの息子さんはえらい人です。
主人の言葉は、いつ文字におこしてもおかしくないので、すごいなあと思います。

10月21日稲刈り

2013-10-27 02:18:54 | 田んぼ
今年もあっという間に稲刈りとなりました。

主人が大切なときにいてくれるのは、お世話になっているDどのさまのおかげさまです。
いつも本当にありがとうございます


もし一人だったら、この水場でどうするでしょうか。
ここは水を抜いても枯れません。
まず周りの草を刈って、田んぼを興していないところにシートを広げて刈ったものを仮置きし、くくっていきました。





どんどん進んで、お米の最後らへんです。


もち米のときには時間が押して私もちょっと男のようになって(戻って?)動いてまして、写真も撮れませんでした。
おかげさまで、どうにか暗くなるまでに、全てはさかけを終えました。




この次の日・・・台風の影響で雨風がきつく、夕方見に行くとはさが倒れて稲穂の束がほとんど落ちてしまっていました
神棚にお米をあげるのを先延ばしにしたからかな、と反省しました。

慌てて主人に電話をして立て直してもらって、また干しました。
はさは半分になって、きちきち気味に干してます・・・

この後も台風の影響で風と雨が続いています。
そろそろお天気になって、水分が抜けてくれたらいいのですが


こんな風に自然の中で、いろんな経験をさせていただいております。
今年は今年で、今しかできない、貴重な体験です。
大いなる中で、育てていただいています。


地域の皆様と両親・家族、そして見守っていただいている皆様に、感謝です。






秋の稲の姿

2013-10-27 01:37:35 | 田んぼ


昨年興起した場所のもち米


手前のほうは、昨年刈った根元が残っていたことろから自然に成長した稲穂で、一番大きく育ちました。

こちらは米ぬかを撒いていなかったので、草がたくさん生えました。
除草は大変な作業で、稲が育つまでは、草に背を越されないようにしないと稲が負けてしまうと身をもって知りました。
皆さんが除草剤を使われるお気持ちもわかる気がしました。

向こう側は種から育てて一本植えをしたので、草に負けて小さな育ちです。
小麦でも、地を耕さず、かちかちのところに種をばらまきをしてちょっと土をかけ、ほぼそのままで育てたときにもこんな風な育ち方でした。
小さくても、実は種にはできるだろうとは思います。








今年休耕田を興起した場所のお米


米ぬかを数回撒いて、ほとんど除草いらずでした。
苗を植えるときに、「主人がもっと間隔を空けて植えな。」と言ったけれど、子供たちのペースに合わせて狭めにしたのでだと思うのですが、そんなに大きくは育ちませんでした。
それに成長してきたときに田んぼに入ると作業しにくくて、ある程度の株の間は大切なんだなと感じました。



ここではよほどの日照りでないとお水が枯れず、あまり地が割れませんが、もしお水の管理も毎日必要な場所だったら(一年目はそういう場所でした)、農家の皆様が言われるように、除草とお水の両方の管理は大変で、一人では無理だろうと思いました。

無農薬・無化学肥料で続けたいので、来年は全体にうっすら米ぬかを撒くほうがいいなと思いました。





夏の思い出

2013-10-26 02:20:05 | 田んぼ

ある早朝田んぼに行って、水筒も持たず、お水も飲んできていないことに気づき、まあるい朝露を一粒、口に入れてみた。

すごくきれいな気みたいな、浄化のような、沁み渡るパワーみたいなものを感じて、病気や弱くなっているときには朝散歩をして、朝露をいただければ、きっとご馳走になるような気がしました。





稲の出穂、うれしかったなあ。

稲刈りをと

2013-10-08 21:54:58 | 田んぼ
今年のお米の苗のお母さんが、スーパーでお買い物中にこちらに来て話しかけてくださった。

「もう稲刈らんなあかんで」とうちのお米を気にしてくださってのことだった。
「刈って干しときや。屋根はつけんでいいで。天日にそのまんま干しとき。うちの機械、最後に脱穀してあげるさかいに。」と。

今日は三女がお宅に遊びにお邪魔していました。お孫さんと同じクラスなんです。

まるで神様みたいにいろいろと面倒を見てくださる地域の方たち。

私の気づかないことは、時の応じて、できる範囲で、社会が教えてくださる。よく気づくならば、接戦しなくていいのになあ。