昨年の病気以来、奥歯を定期的に切るだけで、元気でいてくれた
齧るのが大好きな兎兎だが、人間の身体は誤っても絶対に噛まなかった。試しに、小さく切ったニンジンを、先端5ミリ程出るように親指と人差し指で挟んで、兎兎の口元にもっていった。兎兎はいつものように急いで喰いつくことはせず、ゆっくりと慎重に、親指と人差し指に歯が触れないよう、そろりとニンジンに食いついたのだ。何度試しても同じで、その器用さには感動した。
いつ言われたか定かではないが、獣医に「ウサギさんは無表情な子が多いのに、兎兎ちゃんは表情が豊かです」と言われたことが、とても嬉しかった