相州アルプス・ミニ縦走⑦…革籠石山

 昼食後仏果山を発ち、革籠石山に。途中出会った半僧坊から登った男性二人組は、かなりくたびれており、予定のダムまでは無理そうでした。

 ところで、革籠石山の山名について、最近読んだ小島菊代先生遺贈本の一つ、小和田哲男著『戦国の城』の序章「神籠石と朝鮮式山城」のところに、ヒントになりそうな箇所がありました。長くなりますが転載します。「四世紀から六世紀ぐらいにかけて、九州地方を中心に、一部、中国地方に分布する神籠石とよばれるものが築かれる。この神籠石は、神護石、香合石などとも書かれ、時には皮籠石といった字があてられることもあるが、福岡県久留米市の神籠石とよばれていた列石が同種のものの名称となった。いまでこそこの神籠石は古代の山城として認知されているが、…中略… しかし、列石の前に柵列が発掘される事例がふえ、また、次に述べる朝鮮式山城との類似性が指摘され、現在では古代山城として理解されている。そのため、神籠石式山城と表現されることもある。」

 さて、半原の革籠石山には列石があるのだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 相州アルプス... 相州アルプス... »