建築家のブログ 西尾善博 【 多治見 土岐 瑞浪 恵那 可児 版】

瑞浪の設計事務所。近代建築を研究。シンプルで、温かく、しっかりした設計を心がけています。

都市国家の作り方と東日本大震災

2012-02-08 08:12:32 | 建築に関するコラム
都市国家の作り方と東日本大震災

1.まずは水、食料を確保すること。現代で言えば産業を確保すること。
2.次に防衛、防災。他の国などの武力からの防衛、天災から国土、国民を守る防災。
3.次に都市国家を引き継いでいく教育。市民の育成と都市国家の知識と歴史の集積を図ること。

現代の国、都市、地方自治もこの順に考えていくと、現在何をすべきかがわかりやすいと思います。



東日本大震災では多くの都市が失われましたが、まずは産業や経済活動の復旧。防災対策を優先すべきという考え方もありますが、経済を復興するための防災という位置づけで災害リスクを計算しながら、危険なときにはすぐに逃げるという姿勢で、安全な範囲で経済を復興させることを優先すべきです。そして次に防災対策。安全を確保したら教育。学校教育をはじめ、防災教育、災害の記録を残すこと、歴史をふり返ることを通して、町を復興して欲しいと思います。そして、安全な町と健全な人びとが育ったら、また新たな産業、防災対策に力を注ぎ、さらに都市を育てて要って欲しいと思います。


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