西村まさと 

日本共産党釧路市議会議員

一人一人を大切にし、多様な声を市政に🌈

市政報告会(懇談会) 鳥取会場にて開催

2024-05-10 19:49:49 | 市政

釧路市議会2月定例会に関する市政報告会を、本日(2024年5月10日)コア鳥取で開催しました。

4月26日から市内4か所で、日本共産党議員団が主催して開催しているもので、今日は3回目です。

私からは、総務文教常任委員会を中心に、次のような報告をしました。

 

報告の要旨

2024年2月議会の特徴

  • 子どもの医療費18歳まで拡充に目途がついた 👧

 子どもの医療費無料化は、今では全国の半数近い自治体で18歳まで無料化をしています。釧路市は中学生まで、入院のみ18歳までという状況で遅れが目立つため、今議会では全会派から質問が出ました。議会初めのうちは、「全国一律であるべき」といつもの答弁。しかし、議員全員がこのままではまずいという認識で一致し、全会派代表がそろい踏みして市長に申し入れを行いました。すると、議会終盤では「年内のできるだけ早い時期に実施できるよう努める」と答弁が変わりました。政治が前に動き出し、今議会の最大の成果といえます。

 

  • 企業団体献金の全面禁止を求める意見書が採択 💰

 特徴的なのは、自民市政クラブも賛成したという点。幹事長会議の席で、私が「今もっともタイムリーなニュースになって、国民の関心がとても高いものになっている。是非賛同をお願いしたい」と趣旨を説明。自民の幹事長は終始無言だった。持ち帰って検討後、「パーティ券を含め」という箇所を削ってもらえないかと打診があった。このような提案を飲めば賛成してもらえるかもと判断し、その箇所のみ削除し、それ以外は原案通りで採決したところ、市議団だよりの採決表の通りの結果となった。自民も支持者から強力な不満の声を聞いているようで、その世論が動かしたのではないかと思われる。

 

3、学校給食費 引き上げではなく無料に 🍱

 4月から学校給食費が有料に戻ります。しかも小学校の場合、釧路地区8.7%、阿寒地区9.5%、音別地区9.9%と、1割近い値上げになります。その結果、学年により年間3500~5000円程度保護者負担が増えることになります。学校給食費の無料化の継続を強く求めましたが、教育長は食材費等は保護者負担が原則なので有料に戻すと答弁。あわせて物価高騰対策として6月議会で何らかの軽減を図りたいと述べたものの、学校給食費無料化が子育て支援策として効果があるかについては疑問視しました。学校給食費を無料化した自治体では、市長村長が選挙公約で掲げたことがきっかけになっています。そこで市長の姿勢を質問しても、教育長と同じ考えと答弁。6月議会で出される負担軽減策は、本当に子育て世帯を支援する中身なのかしっかりチェックします。

 

4、防災危機管理課に女性職員ゼロ 🌊

 防災・危機管理部局の女性職員がゼロの自治体は、昨年4月時点で、全国1741市区町村のうち55.4%でした(2月17日付け新婦人しんぶんより)。釧路市の防災危機管理課はどうなっているのか調べてみると、正職員はゼロ、会計年度任用職員は1人で、釧路市も女性職員ゼロの状態です。防災担当の女性職員が10%以上いる市区町村は、「女性ゼロ」の市区町村よりも生理用品や乳幼児ミルク、紙オムツなどの備蓄が進んでいる傾向があるという新婦人しんぶんの記事を用いて、釧路市の見解を質問しました。課長らは「男性しかいないからといって、それらがないがしろにされることはない。性別よりも適材適所で人事を決めている。人事配置はローテーションの結果」などと答弁。次の人事では女性の正規職員の配置を求めましたが、4月1日付けの人事異動で新たに女性が配置されることはありませんでした。

 

 最後、4回目の市政報告会は、明日5月11日午前10時から桜が岡中央会館にて開催します。お近くの方は是非、お越しください。心よりお待ち申し上げます。



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