日本共産党釧路市議団は本日(2023年12月4日)、釧路保健所長に「釧路管内における精神医療に関する要望書」を手渡し、懇談しました。
釧路市内では精神科医院が次々閉院し、市立病院では新規で精神科を受診するのに半年待ちになっています。
自殺願望がある子どもを受診させたくても、これではできないと悲痛な叫びが出ています。
そこで釧路保健所に申し入れを行いました。
保健所からは、「道内の他の地域から精神科医を連れてくることは、どこも足りないのでなかなか難しい。現行の『こころの健康相談』の回数を増やすことは、その間外来の診察ができないことにつながるので、簡単にはいかない。保健師等による相談は、開庁日には行っているので、利用してほしい」という回答がありました。
なかなかすぐに改善することは難しいという印象を受けましたが、粘り強く頑張っていきます。
要望書は以下の通りです。
釧路保健所長 石井 安彦 様
2023年12月4日
日本共産党釧路市議団
釧路管内における精神医療に関する要望書
釧路管内の住民のために地域医療を担う仕事に、日夜頑張っていただき感謝申し上げます。
さて、昨年に続き精神科医院の閉院により患者さんをはじめ関係者の不安が大きくなっています。また、閉院後、保健所職員のみなさんの尽力により、患者さんがそれぞれ他の病院に移動するなど、不安解消につながっています。しかし、この間、あまりにも閉院が続くことから対応する医療関係者も多忙となり、様々な声も寄せられています。内科医師への受診に一定の不安をもつ患者さんがおり、また精神科医師の多忙により「邪険に扱われる」と感じる患者さんが医療から離れていること、はじめて精神科を受診しようとしても何か月も待たなければならない状況が続いています。
このような現状を改善し少しでも患者さんの不安を解消するために、私たちは以下のことを要望します。
記
- 北海道として緊急に専門の医師・看護師などを派遣すること
- 「こころの健康相談」の回数を増やすこと
- 保健師、精神保健福祉士等による相談窓口を、開庁日には常設すること
以上
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます