ゆらり

僕等　ゆだね合った日々は

振り返るたび　わけもなく悲しくて

安っぽい愛は　僕になにを語るの

慣れない言葉で　僕をつなぎ留めたいの

あなたからよく聞いたセリフは

どこにでもある言葉

僕のこころをすり抜けていった

ムリならいいよ　あなたは遅すぎて

これ以上　言葉を続けなくていい

あなたの言葉は　僕を困らせるだけ

ひとりきり　朝焼けのころ町に出て

ゆらり

前進する感覚が僕を支配して

僕らしさがよみがえってきて

９月の風がすり抜けていった…