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西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

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今日は海王星が発見されてようやく1公転した日

2011年07月12日 | 天体ネタ
太陽家の惑星でも最も遠くにある惑星「海王星」(以前は冥王星でしたが、今は準惑星に格下げ)ですが、公転(太陽を廻る)に約165年もの歳月がかかるため、1846年9月23日に発見されて以来、ようやく本日で1公転(太陽を1周)した事になります。

実は幾つかの考え方があるようなのですが、発見時と同じ日心黄経(太陽の中心から見た黄道座標による黄経。地球の中心から見た地心黄経に対する語)と同じになるのが今日なのです。
ちなみに、発見日からちょうど1公転周期(165.2269年)経過した日で計算すると今年の12月14日がその日に当たります。

海王星は初めての「予想軌道の計算」によって発見された星でもあります。
天王星の発見後、その摂動(外部の物体との重力作用によって、その軌道が乱されること)から、未知の惑星が存在すると考えられるようになり、ユルバン・ルヴェリエ(フランス)、ジョン・アダムズ(イギリス)の計算によりほぼ正確な位置が割り出され、ルヴェリエの計算を用いてヨハン・ガレ(ドイツ)が実際に発見しました。

海王星の直径は地球の約4倍、質量は17.15倍、自転周期は0.671日、公転周期は164.774年です。
太陽からは約45億kmも離れており、表面温度が-218℃という氷の惑星です。
しかし氷の下には岩石の核を持ち、中心部では「放射性元素の崩壊と考えられる熱源を有し」約5000℃という高温となっています。
表面は水素80%、ヘリウム19%、メタン2%の大気で覆われており、時速2.000kmの強い風や嵐がふぶいています。
また「13個の衛星」と「輪」の存在が発見されています。

海王星最大の衛星トリトンは表面温度が-235度Cで、太陽系でもっとも寒い場所です。トリトンには氷の火山が発見されています。

まだまだ解明されていないことも多い惑星ですし、明るさも7.8等星なので肉眼では見ることが出来ません(望遠鏡でも慣れないと見るのは結構大変です)ので馴染みがないかもしれませんが、これを機に少し身近に感じて貰えると嬉しいですね!
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