日本のうまい

『日本のうまい』は厳選された日本産の食材で作る調味料屋です。近未来、世界から注目を浴びる新しい日本の名物を目指します。

ニセモノ文化にダマされるな!!「本物のぽん酢編」

2012-03-12 23:41:57 | 食の真実
当店は「日本のうまい」と言う屋号で、純国産の果実と野菜を使った美味しい調味料を製造・販売してます。
今日は当店がオープンするきっかけとなった果汁仕込みの"フルーツぽん酢"のお話し…



もうすぐ春とは言え、まだまだ寒い毎日が続いてます…
そんな冷え込む季節の定番料理と言えば、温かい鍋料理…
そして、その鍋料理には欠かせない調味料の中に"ぽん酢"があります。

そして、その"ポン酢"の語源は「柑橘類の果汁を意味するオランダ語"ponz"に由来する」と言うこと…
そう…本来の"ポン酢"はお酢では無く、果汁の酸味を楽しむ調味料なんです。


今から遡る事10年前、私はそんな古来から伝わる本当の美味しさにハマり、自ら"本物"を作り始めました。
出汁の旨味から、醤油やみりんと言った原料調味料をしっかりと利己的に吟味し、利に叶った良質な材料だけを使う…
すべての物作りの基本として素材が良くなければ、仕上がる製品も粗悪品になってしまう…
特に、最近の大手が作る食品にはこの部分は皆無に等しい位、欠如しています。
そんな物作りの基本を貫いてる事もあってか、私の作る"ぽん酢"は材料原価を圧縮する事はありません。食品に携わるプロから見れば、当然、薄利でしょうから商売人は自ずと後退りしてしまいます。
ですが、この贅沢感こそ、"日本のうまい"と誇れる「薫るぽんず」なんです。



そしてこの"薫るぽんず"の肝心な味を表現するならば、少し辛口にはなりますが「"安い舌!?"が好む酸っぱいだけの量産ポン酢とは別格の、高級フグ料理を食べる際に使われる上品な酸味を持ち合わせたまろやかな味わい…」

それだけに、繊細な果実の酸味を感じ取れない方にはこの純粋さが伝わらないかも知れません。

私自身、長きに渡って化学調味料に頼らない食生活を送って来たこともあり、食材が持つ本当の美味しさを楽しむための"ぽん酢"に仕上がってます。
そして、意外にもお酢が苦手な方に大好評な事は想定外でした(笑)


では、実際にどのようなこだわりをもって"薫るぽんず"を作り上げたのか?

ここからは作り手の考え方によって大きく変わってくる"原材料の選択と裏側"を織り混ぜながら、本当にうまいポン酢の条件を具体的に挙げていきましょう。

あなたが使っているその調味料はポン酢?それとも…

本物のポン酢はお酢を使いません。


ですが、ほとんどの市販ポン酢の原材料項目には"醸造酢"の文字が欠かすこと無く、堂々と記名されています。
「なぜ、ポン酢にお酢を混ぜるのでしょうか?」その理由は、天然果汁はお酢(静置法で作られた最高級のお酢を除く)に比べて材料単価がとても高価!!
なので、売価の兼ね合い上、少量しか入れられない果汁の酸味を補うために安い醸造酢の酸味を利用するわけです。

さらにお酢を混ぜた事により、果実特有の風味が無い訳ですから、人工的に作られた香料で果実の風味を補い"ポン酢もどき"を完成させます…

原材料表記には規則があり、成分の多い順に記します。果汁より、醸造酢が多い商品は"ポン酢"では無く、"酢じょうゆ"と言う表現がが相応しいのかも知れません…

なぜ、アミノ酸調味料を使うの?

今や、化学調味料(旨味調味料)は現在の食品業界には欠かせない存在になっている事は言う間でもありません…

ハンバーガーや牛丼、カレーライスからレトルトを始めとする加工食品まで実に幅広く多種多様に使われています。

安価で簡単に食品へ旨味を与えてくれる"白い粉"は、本来の昆布や鰹節などで風味豊かに取る出汁の1/1000程度の価格です。ま、当然ながら味の方も1/1000程度の旨味な訳ですが…

そして、このアミノ酸調味料は安価で仕入れた質の悪い昆布や鰹節のエキスを使用した際の旨味が足りない分を補う添加剤になります。
結果的には"昆布や鰹節が入ってる"と言うだけで、旨味のメインは"アミノ酸調味料"や"酵母エキス"と言った「ポン酢もどき!?」が完成する訳です。


原材料のビタミンCって?

天然果汁なら原材料欄に"ビタミンC"の表記はありませんが、お粗末な原材料で作られた"ポン酢"の中にはこの"ビタミンC"をよく見かけます。(メーカーによってはV・Cの表記やph調整剤と言う名称で記されてます。)
ちなみに、この"ビタミンC"の正式名は"L-アスコルビン酸"と呼ばれ、石油由来の食品添加物です。

ところで、この"ビタミンC"…
天然由来と石油由来の違いは健康に大きく関わってきます。

石油由来の"L-アスコルビン酸"は人体に悪影響を及ぼす、活性酸素を大量に放出します。天然由来の"ビタミンC"も活性酸素を生成しますが、それ以上に活性酸素を抑制する酵素も大量に放出されるのです。


そして一見、健康に良さそうな"ビタミンC"の本当の役割はポン酢自体の酸化防止剤だと言うこと。

なぜなら、栄養強化目的で添加される"ビタミンC"は原材料項目に表記する義務が無いからです。

ヘルシーなイメージの"ポン酢"も、原材料次第では"病気の素"にも成りかねません…


どんな醤油を使ってるの?

醤油には、大きく分けて「本醸造方式」「混合醸造方式」「混合方式」の3種類の製法があり、用途によって混入される原材料の種類が変わってきます。

「本醸造方式」はしょうゆの伝統的な製造方式で、蒸した大豆(脱脂加工大豆)と炒った小麦をほぼ等量混合し、種麹を加えて「麹」を造ります。これを食塩水と一緒にタンクに仕込んで「諸味」を造り、撹拌(かくはん)を重ねながら約6~8カ月ねかせます。麹菌や酵母、乳酸菌などが働いて分解・発酵が進み、さらに熟成されてしょうゆ特有の色・味・香りが生まれます。


「混合醸造方式」は「諸味」にアミノ酸液を加え、熟成させます。


「混合方式」は「本醸造しょうゆ」にアミノ酸液を加えてつくります。


ここで注意したいのは、上記の”アミノ酸液”と化学調味料の代名詞である”アミノ酸調味料”は全くの別物だと言う事!!



大豆(脱脂加工大豆)のたんぱく質を塩酸分解してつくったアミノ酸液(または酵素分解調味液、または発酵分解調味液)に対して、アミノ酸調味料は微生物によって作られたグルタミン酸ナトリウムなのです。
そして、粗悪品を作る国内業者や中国産のしょうゆの中にはグルタミン酸ナトリウムを入れて着色料で色づけしたニセモノが少なくありません。
また、しょうゆのカビを防止するために業務用は『安息香酸ナトリウム』と言った保存料を混入した物がほとんどです。一方、市販で見かける家庭用のしょうゆには防腐剤として唐辛子漬けの醸造用アルコールが添加されています。ま、どちらが安全なのかは言うまでもありませんが...


また、しょうゆ業者の中には”丸大豆”だろうと”脱脂加工大豆”だろうと、対して味は変わらないと言う方もいましたが、私には両者が全くの別物でやはり、丸大豆で仕込んだしょうゆの方が味にまろやかさがあると思えました。


このような食品原材料の実態の基で、大手メーカーは”モドキ食品”を作り出し、本物に負けない位の美味しそうな宣伝広告で消費者に購買意欲を焚き付ける...これが、巨大な富を得る食品メーカーのカラクリです。
そんな裏側がわかってしまうと、避けたくなると言うのが人の道理でもあります。
そこで、わたしが目指した『薫るぽんず』はこの原材料にこだわる事にしました。上質な原材料で作り上げた加工食品は絶対に”モドキ食品”には負けない不動の美味しさである事を証明してみたかったからです。


一番のこだわりはお酢を使わ無い分、クエン酸含有量の高いカボス果汁を手搾りにて搾取して酸味の質を落とさない事!! ちなみに一升瓶に詰められた果汁と言う商材も出回っていますが、長期保存を想定して酸化を防ぐために石油由来のビタミンCや香料を添加したものが平然と出回っている事を知ってか知らずか、当たり前の様にその一升瓶を使ってポン酢を作る業者や料理屋がいます。
ま、それでも『キャリーオーバー』と言う二次原料の添加物記載は免除になるので、作り上げたポン酢に表示義務はありませんが、そんな物に『こだわり』と言う言葉だけは使って欲しくありません...

旨み成分に関しては、アミノ酸調味料に負けない位の濃厚な味わいを醸し出したかった事もあり、迷わず羅臼昆布を選びました。かつお節に関しても、上品さよりも普段のみそ汁に使う濃い出汁タイプの削り節を使ってます。荒節と本枯れ節の両方を使う事により、ぽんずに複雑な出汁の味わいをブレンドする事が出来ました。さらには国産干し椎茸の出汁をも織り交ぜて幸せを感じる味わいに仕上げた訳です。


そして、しょうゆは迷う事なく『丸大豆しょうゆ』を選択。脱脂加工大豆を用いたしょうゆは大豆の油分が抜けきってるだけに、刺々しい渋みに近い感覚があってどうしても好きになれませんでした。
どうやら、私の舌は化学調味料に頼らない食生活を長きに渡って送って来たこともあり、敏感になり過ぎたのかも知れません。


最後に、贅沢な大人の味を演出させる事も『薫るぽんず』に無くてはならない付加価値でした。
               『必要の無い甘さはいらない...』
実はしょっぱいイメージの調味料は糖度を増す事により、ショボい原材料と言う欠点を隠す事が出来るんです。当然、上質な原材料を使っている『薫るぽんず』に余計な甘さは必要はありません。そこで、甘さに関してはほんのりと漂う大人の味を付加させてみたくなりました。古来、日本には伝統製法で作られた”本みりん”が今でも大切に造り次がれています。その中でも、三年の熟成を経て完成された岐阜の
白扇酒造が作り出す。福来純3年熟成本みりんを惜しげも無く、添加させました...


こうして、本物の...日本のうまい『薫るぽんず』が完成した訳です。
後にも先にもこれを超えるものはありません...
なぜなら、この製品は儲けるために生み出した訳では無くて私が自らの"グルメな生活"を充実させるために作り出した、究極の調味料なのだから...

薫るぽんず お試しセット

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『日本のうまい』は ”ニセモノ大国” を潰す!!

2012-03-12 23:41:08 | 食の真実
『日本のうまい』は安心・安全な国産食材をメインに
完熟フルーツリンゴの美味しさと栄養を取り入れた
『本物』ブランドの調味料を製造・販売してます。

一番大切にしているこだわり、それは...
理論に基づいた良質な食材と原料調味料を選び、
作り手に都合の良い添加物を一切、使わない事。

現在、日本の食の市場はすっかり、偽物ブランドで
塗り替えられてしまいました...ショック!
その原因は、大多数の消費者が『本物』の質を
あっさりと捨て、疑問を持たず『安さ』の魅力に
飛びついてしまったからです...
結果、”ニセモノ大国はてなマーク”で作られた原材料から
加工食品までズラリと日本の食品市場に並ぶ
結果となりました...しょぼん

時代に逆らう行為なのかも知れませんが、
そんな、いろいろと問題の残る"偽物ブランド"の
食品は『食べたくない!!』と言う思いから、
せめて、おウチで食べる食事だけでも守る!!
まずは、一番扱いのヒドい調味料から...
と、『本物』ブランドの調味料ショップを
オープンさせた訳です。

正直、商売と言うよりは勝負の様な感覚で、
現代の消費者にどれだけ『本物』の味の良さを
どれだけ理解してもらえるか...
まんまと ”ニセモノ大国はてなマーク” に占拠されてしまった
食品市場を取り返すためにも『日本ブランド』を貫いて行こうかと...
とにもかくにも、長い道のりになりそうです...汗

『日本のうまい』の屋号と同様に
“ うまい!! ”の感動が人を元気にさせる
アイデア満載の商品づくりをめざします。きらきら!!

近い未来、世界各国からの注目を浴びる
新しい"日本の名物"をめざして...富士山
現在、『日本のうまい』は ネットショップでのみ
営業しております。

こちらは自社サイトのショップです。
魅力的なサービスを展開中!!

【自社ショップ】
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【楽天市場ショップ・ブログ】のつぶやき、こだわりの部屋です。製造に関わる裏話を日記にしてます。

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とにかく、楽しく盛り上がりましょ!?

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首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! ~#8~

2012-03-12 16:48:06 | 震災

3.11を迎え、突然に襲いかかる震災の恐怖を再び、
呼び起こしている方も多いのでは無いでしょうか…

無理なく、利己的に震災に備える…

震災用品は可能な限り、身近な普段の生活に取り入れる事により、緊急時に威力を発揮する…
これが私の震災に対する基本的な考え方です。

今回は、非常持ち出し袋に入れっぱなしの懐中電灯よりも使える
頼もしい、「これぞ、究極のアイテム!?」をご紹介しましょう。

私自身、この製品を3.11の震災直後に生活用品として取り入れて
ますので約一年程、使い続けてます。




この生方製作所のピオマライトは国産品と言う事もあり、
かなり優秀なライト。
ご自宅の壁にあるコンセントに差し込んで置けば、自動的に充電をしてくれますし、消灯の際は30秒程点灯して足元灯の役割を担ってくれます。


夜間に大震災が起きて停電になっても、このピオマを寝室のコンセント差して置けば暗闇になる事はありません。そして、コンセントから抜けば、懐中電灯として使えるのです。
つまり、震度4以上の揺れが起きた場合でも、暗闇の中を手探りで懐中電灯を見つけ出す行為とは無縁と言う訳です。

更に、このピオマの優秀なところは連続点灯時間にあります。この大きさで連続6時間の点灯はやはり、国産品の優秀さでしょう。


国産メーカーでも実は中国製造が多い震災用品は価格が安い分、
意外と使えない短所が多いんです。
充電時間は長いクセに点灯時間が短いとか、売り出しの広告や宣伝では画像処理で凄く明るいイメージなのに実際手にしてみれば、予想外で暗かったりとか...

国内メーカー企画、海外生産の典型的な”ショボい”商品にうんざりしている方には是非、おススメしたい究極のアイテムです。

※再々入荷しました!短納 ピオマ ここだよライト/UGL1-W(UGL1W)【防災用品/常備灯...

¥2,786
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首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! ~#7~

2012-03-12 12:33:07 | 震災
関東が久々に揺れたので、今回は以前に私が書き綴ったブログ
「首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! #3」
で、ご紹介した安全靴を普段の生活に取り入れた近況報告をしましょう。

最近の安全靴はかなり、クオリティが高くなり外観もカジュアル性が上がってます。

こちらは現在、私が愛用しているスポーツタイプのデアドラ製のkiwiシリーズです。
このスタイルで安全靴なんです。履き心地としては、とても安全靴とは思えない軽さなのに、どっしりとした安定感があります。

例えれば、高速道路では軽さ故にモロさを感じる日本車に対して、どんな高速走行でもスピードの怖さを感じさせない安心感があるベンツやアメ車の様な感覚がこの安全靴"デアドラ"では実感出来ました…

それと、先芯が頑丈に覆われているだけに、つま先が温かいんです。いや、足全体が温かいと言うべきなのかも知れません。末端冷え性の私にはとても助かった一面でもあります。で、この靴には「Anti-slip Sole」と言う異名があって”ツルっとスベらない”超耐滑ソールなんです。
実は私、先日の雪の影響で配送の仕事中に”ツルっと”滑って、あろう事か後頭部を地面に打ち付けてしまいました...そう。職場で与えられた安全靴は安物だけに”ツルっとスベっちゃう”ゴム底だったんです。改めて、『似て非なる物』を身を持って体験しました。


そして、こちらも安全靴です。ティンバーランド・モデルで、見た目に安全靴を感じる事はありませんよね!?
けど、しっかり先芯が入っていて"デアドラ"同様、安定感があります。こちらも重さを感じる事はありません。


これが、一番のお気に入りでもある長靴です。この安全長靴【弘進ゴム】 ゾナセーフティーはかなりの優れもので、つま先をガードする先芯はもちろんの事、靴底には踏み抜き防止プレートと言われる保護板が入ってます。例えば、災害現場で「釘を踏みつけて足裏を貫通!?」なんて不幸には無縁だと言うことです…

さらにこの長靴は耐油性なんです。ゴムって油によって膨潤劣化が起きてしまうので、劣悪な環境には必要不可欠!! で、この長靴も他の安全靴同様に足全体が温かいんです。
この【弘進ゴム】 ゾナセーフティーはサイズが22.5cmから0.5cm刻みであるので、女性の小さな足の方にも対応してるのはかなり、嬉しいですよね!?

こんな感じで、すっかりと私の靴生活は安全靴一色となってしまいました。
しかし、このライフスタイルは災害時には必ず、役に立つんです!! 物事を冷静に受け止めて、利己的に考えをまとめ、実行に移す...これが、私の地震対策です。

そしてもう一つ、安全靴には最大の利点が隠されているのですが...それは、また次回に詳しくお話しましょう。

首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! ~#8~につづく...

首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! ~#6~

2012-03-12 11:56:22 | 震災
今年は大震災を始めに、異常過ぎる猛暑や最悪な巨大台風被害、そして各地の桜の狂い咲き等、異常気象を実感させられる年でした…
それでも11月に入り、冬の寒さは通年とおり訪れた事にちょっとした安心を感じましたが、その反面、震災の必需品も冬対策を考慮しなくてはなりません。

夏の蒸し暑さでは不快感は感じる事はあるものの、生死に直接は関わってきません。
ま、熱中症等の例外もあることにはありますが...

問題は冷え込んだ冬の寒さです。

寒さは直接、生死に関わってきます。最悪は『凍死』と言う過酷な運命もあり得るのです。
大震災により、ライフラインが途絶えた場合、ある程度の備蓄による暖の取り方は皆さん備えてるかと思いますが、首都直下型の場合は中・長期的な想定で無ければ意味がありません。

今回の東日本大震災や新潟・中越地震は都市から地方の震災地へ、物資を送ると言うパターンでしたが『首都直下型地震』の場合はその逆の地方からの物資援助と言う事になります。当然、各地方都市からの支援には物資・人材共に限界があり、最悪、首都直下型地震が噂通りの『同時多発型』になった場合は各地方都市からの救援は皆無に近いでしょう...

 6 ライフラインに頼らない暖の取り方

自宅が無事なら、自宅での避難生活...自宅が損壊したなら避難所での生活...
いづれにしてもライフラインが止まった場合はエアコンも、ファンヒーターも役に立ちません。
石油ストーブと言う意見もあるでしょうが、震災でガス管が破裂したり各家庭のプロパンから漏れたガスがある場合は二次災害の可能性もあります。

そこでまずは、体温を温存するアイテムを確保する事にしました。自宅でも避難所でも使えて、周囲にも迷惑をかけずに暖を取るアイテムです。

MPI/メタライズドプロダクツ オールウェザーブランケット 22147オレンジ

NASA開発の特殊シート。断熱効果がバツグンで非常時の体温低下防止や太陽光線を遮ったり、シェルターなどと様々な利用方法がある。グロメット穴も開いているので、簡易タープとしても使用できる。寒さを防ぐ、暑さから守ると、両方使えるオールウェザータイプ。

¥2,079
楽天

ホームセンターで類似品が1000円以内で売ってるのを見かけますが、質感は全くの別物です。
安価な商品はナイロン特有の『カシャカシャ』の音が結構、うるさいし、すぐに破けてしまいます。おそらく、避難所で使えば睡眠の妨げになって迷惑をかけてしまうでしょう。しかし、このシートは分厚い特殊シートなので音の心配はありません。

このシートを2枚用意して間に毛布を入れれば、冷たい床と寒い空間から体温を奪われる事はないでしょう。
寒さは人間の体力を容赦なく奪っていきます。まして、寒さで睡眠が阻害されれば、精神的にもボロボロ...

大震災で無事に生き残るには、体温の温存と睡眠を欠かす事は出来ません。


さらに、大震災のサバイバル生活が長期化した場合、備蓄してる物資も底が尽きます。
ライフラインが途絶えた際に活躍する、使い捨てカイロは心強い味方ですが、所詮は使い捨て...
ここは経済的に普段使いも兼ねて、買ってみました。

ハクキンカイロ PEACOCK(燃料カイロ) ミニ

「ハクキンカイロ PEACOCK(燃料カイロ) ミニ」は、繰り返し使えるベンジン注入タイプのエコカイロです。発熱原理はベンジンを直接燃やすのではなく、気化したベンジンがプラチナの触媒作用により徐々に酸化発熱する化学カイロです。コンパクトで持ちやすいPEACOCKのミニサイズ。カップ1杯半で18時間保温。マッチ、ライター点火用。

¥2,541
楽天

燃料のベンジンは市販の薬局でも売ってますし、最悪はZIPPOライターの燃料でもイケます。
ま、使い捨てと違って体に貼ることが出来ないのが欠点なんでしょうが、暖かさの持続は使い捨てカイロの倍の時間なので、緊急事態向きだと思います。

このように、寒さ対策は上着の重ね着だけでは絶対に無理です。置かれた環境によっては死を覚悟しなければなりません。過酷な状況下で他人を当てにするのでは無く、今のうちに自分で備える...これが『凍死』を免れる最善の策では無いでしょうか。

首都直下型地震 本当の必需品を備えよう!! ~#7~につづく...