未だ、漏れ続けている放射性物質...海洋汚染はかなり深刻な状況に陥ってます。そして、私たち人間は学べる生き物であり、過去の過ちを教訓として利己的に生きていかなければなりません。
今回はその姿勢を念頭において、皆さんに読んで欲しい真実を書き綴ります...
太平洋の放射能汚染図
なんだかんだ言っても、日本人は魚が大好き!!
けど、正直なところ、魚を食べる度に放射能汚染を心配する自分もいる...と言うのが現実です。
ま、それならいっその事、我々が日常食べる回遊魚のルートと汚染状況を調べてしまった方が早いのかなぁと...
そして、現状を知った上で食べるなら『ダマされた感』も無いし、適度に間隔を置けば『海の幸の有り難さを、再認識するのでは?』と思いつつ、色々と模索してみました。
当然、これがすべてでは無いし、隠蔽体質の日本政府が正しい情報を出さない限りはある程度のシュミレーションが必要かと思いますので、あくまでも参考程度に絵図らを載せてあります。
それでは早速、まず " かつお " から、スタートしましょう。
”初がつお”は春3-5月にかけて北上していき、”戻りがつお”はUターンののちに秋9-11月に漁獲されます。
残念ながらセシウムが検出されてしまったものは福島沖の濃いところを通過している際に汚染されてしまった可能性が高いそうです...
秋の味覚でお馴染みの ” サンマ ” です。
サンマは北海道から茨城あたりまでが漁場で(特に三陸沖など)春・夏の間は北へ餌を探して汚染地域にはいなかったのですが戻ってきたところを軽く汚染されてのではないか?と言われてます。
日本人の一番、消費量が多い魚 " さけ "
秋以降の検査では汚染がまだ確認されていない " さけ "ですが、これから母川に戻ってきた鮭から汚染が見つかって可能性もあり得るそうです...
日本の代表格 " 本マグロ "(クロマグロ)
本マグロはまず北上してくる際に太平洋側と日本海側に別れて北上をして行き、本マグロで有名な青森は大間にたどり着きます。
※2011 10/12 福島県沖クロマグロ(メジマグロ)から(Cs134:15Bq/kg Cs:17Bq/kg)検出
本マグロも、その子供のメジマグロも全世界で獲れます。最近では「蓄養」の技術が向上してますから、すべてがタブーな訳ではありません。産地と言うか、出どころを見極められるなら、安心して堪能出来ます...
だいぶ前に漁獲制限が付いてしまった "ミナミマグロ"(インドマグロ)
漁獲できるのが完全に日本から離れた熱帯ですので安心して食べても大丈夫でしょう...
けど、年間の漁獲制限が付いているため、値段はやや高めです。
回転寿しでお馴染みの " ビンナガ "(ビンチョウ)マグロ
さっぱりとした身でツナ缶などに利用されますが、腹身は回転寿しで「ビントロ」の名前でお馴染みになりました。遠方で獲れたビンナガについてはその限りではありませんが、日本近海まで来てしまったビンナガマグロから微量検出があったそうです。
(2011/10/19 宮城 ビンナガマグロ Cs134:1.4Bq/kg Cs137:1.4Bq/kg)
正直、これを知ったからと言って、魚を食べるの止めてしまうのもったいないと思います。
なぜなら、福島原発の問題よりも以前から、厚生省のホームページでは魚介類の食物連鎖による水銀汚染に関する注意事項として、妊婦を基準に本マグロやメバチマグロ、金目鯛などの摂取を週一回が理想と提唱していました。
そして今から遡る事、5年以上も前から東京湾のスズキも60cm以上は、環境ホルモン (PCB) が懸念されていますし、地中海で養殖されたマグロや鮭には、赤道を超えて運ばれて来る"人口エサ"が乾燥によって、自然発火の恐れがあるために"エトキシキン"と言う発ガン性のある薬品を混入されています...
私たちが汚してしまった自然はめぐり巡って、自らに返ってきます。
今回は原発問題が引き起こした海洋汚染を取り上げましたが、汚染状況は3.11よりも遥か以前より深刻な状況になっています。
”PCB(ダイオキシン)”から”合成界面活性剤”までの多くの化学物質が下水処理をスルーして海に流れ込んでいます。
そしてここ近年、この日本の近海で獲れる魚にも背骨の変形と言った奇形種が多く見られる様になりました。
そんな切ない現実をきちんと理解した上で、改めて大自然のめぐみをありがたく頂く事も残された者たちの宿命なのではないでしょうか...
たまに、美味しい物をちょこっと食べるから『ごちそう』と感動出来るんだろうし、有り難さも人一倍感じるのでは無いかと思うんです。
今後の日本に求められる理性は
『真実を知った上で、何事も節度を持って対応する...』
もちろん食文化に対しても同様です。