日本の真実

日本人自身が知らない「世界に誇るべき日本の真実の姿」を様々な面から紹介するブログです。

チャイコフスキー国際コンクール バイオリン部門で神尾真由子さんが優勝!!

2007-07-02 00:10:00 | Weblog
先月29日、モスクワで開かれていた第13回チャイコフスキー国際コンクールの最終審査結果が発表され、バイオリン部門で大阪府豊中市出身の神尾真由子さん(21)が優勝しました。13日から当地で開催されていた同コンクールは、若手音楽家の登竜門として知られる世界最高峰の音楽コンクールの一つであり、1958年に第1回が開催されて以来、4年に1度開催されています。第13回は昨年開催の予定でしたが、資金難などの事情により1年延期となっていました。
日本人の同コンクール優勝は1990年の諏訪内晶子さん(バイオリン部門)、1998年の佐藤美枝子さん(声楽部門)、2002年の上原彩子さん(ピアノ部門)に続く4人目で、3大会連続で日本人が優勝しました。バイオリン部門では諏訪内さん以来2人目の栄冠となります。
神尾さんは29日、最終選考に残った6人の一番最後に登場して、チャイコフスキーとシベリウスのバイオリン協奏曲を演奏し、会場から歓声と大きな拍手が送られました。
優勝発表後の記者会見で、神尾さんは「本当にうれしい。モスクワに来てからずっと落ち込んでいた。逃げ出さずに弾いてよかった」と喜びを語りました。
神尾さんは昭和61年生まれ。4歳でバイオリンを始め、10歳でデビュー。11歳の時に、若手バイオリニストの登竜門と言われる英国のメニューイン国際バイオリンコンクール・ジュニア部門で最年少入賞記録となる第3位入賞を果たしました。その後、桐朋女子高校、米ニューヨーク・ジュリアード音楽院プレ・カレッジで音楽を学ぶ傍ら、世界各地で公演を重ね、現在はスイスのチューリヒに在住しています。
クラシック音楽界では近年、日本人の若手演奏家が次々と海外で高い評価を受け、うれしい限りですが、今回の神尾さんもやりましたね。素晴らしいです!!これを機に世界の第一線で活躍してくれることを期待しています。

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/music/news/
20070630dde001040037000c.html
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070630p102.htm
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070630/bnk070630006.htm

(信)


日本の記念すべき日 其の十六 7月1日 第1回衆議院議員総選挙

2007-07-01 12:14:32 | Weblog
1889年(明治22年)2月11日、東アジアで初の成文憲法である「大日本帝国憲法」が公布され、我が国は近代国家としてのスタートを切りました。その憲法に定められた立法機関の1つとして帝国議会が設置され(現在と異なり、立法権は議会ではなく天皇に属しました)、主に華族や勅選議員で構成された貴族院と、一般の民衆の代表によって構成された衆議院の二院が設置されました。貴族院議員の選出は一部の特別階層の人たちによる互選(終身議員を除く)でしたが、衆議院議員については選挙で選ばれることが定められました。
選挙権は直接国税を15円以上納税している、満25歳以上の男性にのみ与えられる制限選挙でした。有権者数は約45万人で、当時の全人口の約1.1%の人だけが投票出来ました。
翌1890年(明治23年)7月1日に第1回の衆議院議員総選挙が実施され、300名の衆議院議員が選出されました。選挙は1人区及び2人区の小選挙区制で、本州、四国、九州のみで実施され、氏名と住所を記載する記名投票方式でした。投票率は93.91%でした。
そこで選出された議員による第1回帝国議会が同年11月29日に初めて開催され、その後、我が国は近代国家としての歩みを進めていくこととなります。
投票率が93.91%とは、現在と比べてとても高い数字ですね。一部の人にしか選挙権が与えられていなかったこともあり、皆一票の重みを今以上に感じていたのではないかと思います。
今月29日に参議院選挙が行われますが、ともすれば忘れがちな一票の重みを私たちも忘れずに投票に臨みたいものです。
(信)