日本の真実

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世界初の紙製ICタグを開発 大日本印刷

2008-06-16 00:05:20 | Weblog
先月14日、大日本印刷は箔押し技術を応用して、紙の上に直接アンテナを取り付けた、世界初の紙製ICタグを開発したことを発表しました。
ICタグとは、IC(集積回路)を内蔵した荷札のことで、電波によって情報のやり取りが出来るものです。従来の荷札と違って、一度に複数のタグの情報を処理することが出来、個々のタグを一つ一つ確認する必要が無いことから、近年、物品管理やトレーサビリティなどに活用され始めています。
現在使用されているICタグは、基板にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどが用いられており、そこにアンテナ用のアルミ箔を貼り合わせて、ICチップを取り付け、ラベル加工をして物に貼り付けます。
今回、同社が開発したICタグは紙にアルミ箔を箔押しして、ICチップを取り付けるもので、紙の印刷物に直接ICタグを取り付けることが出来ます。フィルム基材やラベル加工、貼付工程などが必要無くなり、加工コストが従来のICタグより約3割削減出来ます。また、製造期間も現在の2~3週間から1、2日程度に短縮出来るとのことです。
紙の印刷物なら簡単に取り付けが出来るということで、これまでICタグが使われていなかった食品や日用雑貨などにも使えるようになるとのこと。これで物流管理に革命が起こるかもしれませんね。

http://www.dnp.co.jp/jis/news/2008/080514.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080516/151836/
http://bcnranking.jp/news/0805/080514_10672.html

(信)