新しい風を 起こそう!   ~日本をよい国に~

一人ひとりの願いを大きな風に変えて・・・
今 動き出そう!



 

一木一草のなかに・・

2010-04-12 15:21:18 | 日記
「その一木一草には、古の奈良の都の余香がしみわたっている。人間が長きにわたって思いを込めた風景には香いがあるのだろう」

亀井正一郎氏著書の一節。



「“一木一草にも歴史がある”と語り、大和路本来の“美”と“心”を紡ぎ出し表現してきたのです」

入江泰吉氏についての一節。



一木一草に何を感ずるか。
空に、水に、風に、何を感ずるか。



ちょうど一年前。
明日香保存に尽力されている方とお話させていただいた。
こんな言葉が思い出された。

“明日香保存法が制定されて、飛鳥の歴史的風土は守られてきました。そして、全国から多くの方が飛鳥を訪れてくださいます。歴史が好きな方もいらっしゃいますが、一方で菜の花やれんげ畑、稲が実り彼岸花が咲く棚田・・・そんな四季折々の景観を楽しみに訪れる方も多くいます。でも、遺跡の保存等のために田園・里山の風景が損なわれているところも見られるのが現実です。建物を建てたり、公園等の整備を進めるのでなく、一木一草までを楽しんでいただける、そんな飛鳥でありたいのです”

一木一草に感じる歴史。
その重みを思う。

整備されたところに新たに植えられた草花。
整っていて確かに美しい。
けれどもそこに歴史はない。
“わぁ、きれい”と心は動くが、そこから歴史を味わうことはできない。
草花には古くから残るものもあれば、自然に消滅するものもある。
自然のうちに残ったり消滅したりしながら今がある・・・その歴史を感じることは、人工的な景観からは得られない。



一木一草。
その中にも歴史が刻まれている。

人間のエゴで、無神経にその歴史が閉ざされることがありませんように・・・
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 返ってくるのです | トップ | 宵越しの“  ”を持たぬ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (may.(まほろ))
2010-04-16 07:58:42
同感です。エゴだらけの政治は要らない!
人々のよい国への思いが、歴史を刻んでいくことを望みます。
返信する
一木一草と! (スミレ)
2010-04-15 00:28:01
同じで、政党も、時代の流れで変化すると思います。国民のよい国したいという熱い思いから、立ち上がった新党に、この国の未来を、託したいです。間違っても、エゴや人工的な・・・。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事