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ritsu's nest

ritsuのたからものをあつめたへや。

けしょうのないぴえろ。

2009-01-31 00:19:12 | こころ
抱きしめられて、胸の中で声を出して泣きたい。 何も言わず頭を撫でてもらいたい。 ささやかで、ぜいたくな願い。 きっと叶わない。 だからこそ、願いなのだから。 わたしにそんなことができるひとは、とてもとても少ない。 わたしが泣くことができるひとが少ないから。 どのひとも、今は会えない。 叶わない願いを持って、今日もわらうのだ。 化粧のないピエロ。 騙 . . . 本文を読む

かみさまがくれるのは。

2009-01-08 20:01:30 | こころ
かみさまは、わたしのお願いは聞いてくれない。 いいお願いも、悪いお願いも。 軽いきもちでお願いしても、なみだをこぼしながらお願いしても。 自分のためのお願いも、ひとのためのお願いも。 でも、思い返してみると、 かみさまは、お願いはなにひとつ叶えてくれなかったけど、 たまに、ごほうびはくれていたんだ。 わたしを鳥に出逢わせてくれたことや、 まなりと幸せ . . . 本文を読む

ただ、ゆるしがほしいのだ。

2008-11-17 19:38:20 | こころ
この沈むような暗さは。 息もつけない重さは。 わたしは、たった一言が欲しいのだ。 違う仕事に就いてもいいよ、と。 天使でいることをやめても、じいちゃんもばあちゃんも悲しまないよ、と。 母は、遺書の最後にこう書いた。 お前の好きなように生きなさい。 名前の通りにね。 母は死に切れず、まだ生きている。 母の事で家族のわたしへの期待はさらに大きいものになり。 天使を辞めてもいいと。 お前の好きな仕事を、好きな道を歩んでいいと。 その言葉が、ほしいだけなんだ。 その言葉があるだけで、天使にもなれる。 赦しがほしいんだ。 . . . 本文を読む

スキダカラ。

2008-03-22 02:54:27 | こころ
「リツノスキナコトハナンダ」 「コレ、スキダッタロウ」 「センセイハオマエノコトヲタイセツニオモッテイルヨ」 「シットシタンダ」 「スキダカラ」 「オマエガホカノセンセイニワライカケタリ、ハナシヲシテイルトフアンニナッタンダ」 「オマエガハナレテイクキガシタ」 「センセイモオマエノコトスキダヨ」 「コンナコトシテゴメン、デモオマエガスキダッタンダ」 「スキダッタカラ」 . . . 本文を読む

あきらめたはずのものは。

2007-11-22 23:15:59 | こころ
わたしがたまにのぞきにいくブログがあるのだが、その人は美術系の大学院を受験したのだが、だめだったということが書いてあった。 その中で、その人の友人が、 「お前の夢 そう簡単に叶うことじゃなくて よかったな」 と言っていた。 わたしは、 わたしは夢をあきらめた。 獣医になる夢も、 絵を描くことも、 どちらも手放した。 居候のわたしには、 選択肢はなかった。 でも、 本当に歩 . . . 本文を読む

くろいゆき。

2007-09-11 17:43:29 | こころ
ふと、窓の外をみると、黒い、何かがふわりと降ってきた。 それは黒くて、いくつもゆっくりと降ってきた。 それは、黒い雪のようだった。 上を見上げると、たくさんの鴉たちが羽づくろいをしていた。 忌み嫌われる彼らが降らせる雪は、不思議で、幻想的だった。 . . . 本文を読む

あきをつげる。

2007-09-06 20:26:07 | こころ
今日、大学のまだ緑がのこる、あまり手が加えられていない芝生の上に、茶色い葉が数枚落ちているのを見かけた。 近づいてみると、それは葉ではなかった。 それは、枯れ葉色をした、枯れ葉くらいの大きさの蛾だった。 それは、ぽつ、ぽつ、と芝生の中にあり、枯れ葉のようだった。 彼らはかすかに羽をふるわせていて、もう一度飛び立つことはできないようにみえた。 彼らが飛べなくなったのは、秋のおと . . . 本文を読む

たいせつであるほどに。

2007-09-02 11:19:08 | こころ
休みの日の午前中は音楽を聞きながら本を読んだり家事をしたり。 何もしないで考え事をしたり。 今日は考え事をしてしまった。 ほんとはやることがいっぱいあるのだけど・・・ 人との距離をとるのはほんとに難しいと思う。 わたしはわりと初対面の人とは打ち解けやすい性格だと思う。 実際初対面の人間と話に困ったりはあまりしない。 でも、わたしは自分からそれ以上は決して踏み込まない。 . . . 本文を読む

かなし。

2007-08-30 18:09:43 | こころ
ひとついい言葉を知った。 「愛し」。 「愛し」とは、「かなし」と読む古語である。 人に対して、切ないくらいの愛情を感じる心をいうらしい。 ああ、こんないい言葉があるんだ。 もっと早く知っていたら、自分の気持ちをうまく伝えられたのに。 いとかなし。 . . . 本文を読む