グリュプスは、現在ダイエット中だ。
もう、1年以上になると思う。
毎日体重をはかって、夜に30分、運動する。
そう、ふたりできめた。
おかげで、すこしづつだけど、順調にへってきていた。
でも、ここ数カ月、体重もだんだんはからなくなり、運動をしているところなどほとんどみなくなっている。
体重は、数か月かけて減らしたぶんが、もうもどってしまった。
それでも、わたしはだまっていた。 . . . 本文を読む
あの日から、そろそろ2ヶ月がたとうとしている。
少しは遠出もできるようになったし、気持ちもおちついてきた。
グリュプスとも、たわいのないおはなしで楽しくすごすことができるようになってきた。
でも、ひとつだけ。
ひとつだけ、解決しないまま、くすぶっているおもいがある。
それは、からだのかんけいのこと。
グリュプスがわたしのからだをもとめたとしても、 . . . 本文を読む
仕事にいくようになって数日たった。
札幌だから、通う時間がかかるから、出ていくのも早いし、帰るのも遅い。
グリュプスは、仕事にいくようになって、変わった。
グリュプスは、おしゃべりになった。
仕事場であったことを、自分からいろいろ話して聞かせてくれるようになった。
わたしはいままで、グリュプスはあまり自分からは話さないひとだと思っていた。
いつも、わたしの話をきいて . . . 本文を読む
今日も、グリュプスは札幌に出かけていった。
たまたま、用事があって、グリュプスに電話をかけた。
あのね、お仕事きまったの。
まさかの報告に、びっくりした。
派遣の、短期の仕事だけど、とりあえず。
明日からだって。
とりあえず、おめでとう、と伝えて電話を切った。
ふと、冷蔵庫に目をやる。
そこには、誓約書がはってある。
私は、11月11日までに、仕事を見つけま . . . 本文を読む
最近、グリュプスのことを考える時間がへってきたことにきづいた。
いままで、仕事してても、何をしていても、グリュプスのことを考えてた。
今日の夕ごはん、なににしようかな。
たまにグリュプスの好きなお肉にしようかな。
あ、そういえば、グリュプスこれもうないって言ってた気がする。
これ、グリュプス好きそうだな。
なにをしていても、グリュプスにつながった。
そして、それを考えるたび、あった . . . 本文を読む
おでかけしたい。
でも、できない。
おしごと。
おしごとは、すごくくるしい。
でも。
おしごとは、わたしがゆいいつ、おうちからでられるとき。
「おでかけ」がかなうとき。
それに、おうちはさむい。
まだ、だんぼうはつけてない。
そんなおかねないから。
しょくばはすごくあったかい。
おしごとにはいきたくないのに。
みんなにあいたくないのに。
. . . 本文を読む
グリュプスが帰ってきて、二日目の夜。
グリュプスといっしょに寝た。
グリュプスはわたしの隣にそっと横になり、目をつむっていた。
表情は穏やかだったけど、なにかそわそわしているような雰囲気を感じた。
わたしはそっと、グリュプスの股間に手をあてた。
あっ…
グリュプスがうろたえた。
グリュプスのものは、おおきくなり、かたくはりつめていた。
せつないのだろう、もじもじと脚 . . . 本文を読む
言い渡された時間に、グリュプスを迎えにいった。
裏切られた怒りと、またグリュプスに逢えるという想いがぶつかっているのを感じた。
まるで、熱湯の中に氷を入れてかきまぜているかのような感覚。
熱湯も冷めることなく、氷も融けることはない。
ふと、ジャンパーを持って行こうと思い立った。
グリュプスはジャンパーも着ないで出て行ったままなのを思い出したから。
あと、ユカリも用意した。ポカリ . . . 本文を読む
明日、グリュプスを迎えに行くことになった。
つみを、おかねでつぐなうことになりそうだと、電話で告げられた。
わたしは、電話でふたつの質問をされた。
ひとつは、グリュプスを迎えにくる意思があるか。
わたしはあります、とこたえた。
もうひとつは、つぐなうためのおかねを、グリュプスが用意できないときは、かわりにつぐなうか。
わたしは、それはしないとこたえた。
わたしが助け . . . 本文を読む
グリュプスからもらったもの。
グリュプスのもののいちぶを、壊した。
グリュプスが、初めてあやまちを犯した日から、グリュプスがひとりで買いに行ったおくりもの。
それらと、グリュプスが大切にしていたもののいちぶ。
それらを、わたしが引き裂いた。
グリュプスは、わたしがグリュプスのためにおくったおくりものと。
わたしの、ふわやまなり、今までお出かけした思い出やグリュプスとの . . . 本文を読む