セイレーンがいなくなる。
わたしたちが出会ったところから。
最後に、セイレーンは謳った。
距離以外は、受け入れる覚悟はあったはず、と。
ああ、わたしの謳は。
全く届いていなかったわけではなかった。
わたしの中の、わだかまりが溶けた気がした。
本当に、決別できた気がする。
きれいに、終われる。
セイレーンには、感謝してる。
グリュプスとの関係を進 . . . 本文を読む
こうなる前に、そんなうたを謳ってほしかったよ。
でももう遅い。
すべてが遅かったよ。
あなたはいつもそうだったね。
わたしが謳っているときには気付かずに。
あれだけ、喉から血が出る程焦がれ、謳っても届かずに。
やはり、わたしたちは結ばれる運命ではなかった。
謳いあうことができなかったのだから。 . . . 本文を読む
ふとしたときに、セイレーンの写真をみる。
初めて、セイレーンの写真を見たとき、やさしいかおをしたひとだ、と感じた。
やさしそうで、繊細そうな。
ひとなつこそうな目。
見てると、やさしい気持ちになれた。
すてきだと、感じた。
そして…かっこいいとも…、思った。
少し頬があつくなった。
セイレーンの写真は、どれもやさしくて。
わたしの頭をなでてくれて。
もし、セ . . . 本文を読む
ごめんね
いつもやさしくしてくれるのに
ごめんね
いつも気遣ってくれるのに
わたしね、好きなひとがいるんだ
やっぱり、わたしはセイレーンが好きなの
遠くても
例えわたしに振り向いてくれなくても
セイレーンが好きなの
泣きたいくらい好きなの
ごめんね
ごめんね . . . 本文を読む
言えない。
言えないよ。
ほんとは、つらいんだよ。
友達でも、他の女の子の話を聞くのは。
本当にむねが痛くなるって初めて知った。
きゅうって奥のほうで、かすかに痛みを感じた。
そのメールを見るたび、同じ痛みがする。
そんな話聞きたくないよ。
ましてや毎日メールがくるなんて話、聞きたくないよ。
わたしにはメールしかないのに。
なんでわざわざそんな話するの。
くるしいよ . . . 本文を読む
きのう、セイレーンの声を聞いた。
電話越しに聞こえてくる声は、セイレーンのイメージそのものだった。
多分、すごく緊張しただろうに。
たくさん話題をふってくれた。
わたしが話しやすいよう。
最後に、わたしと話して楽しかったと言ってくれた。
気遣いや、人をなごませるのがうまいひと。
そして、頭の回転が早いひとだと思った。
初めてでわたしの話のテンポについてこれるのだか . . . 本文を読む
セイレーンに3月の協力をお願いしてみた。
やれるだけ、やってみると言ってくれた。
でも、正直仕事に集中したいとも言われた。
1日だけ、セイレーンと過ごすことすら、セイレーンには重荷なんだろうか。
会いたいと思っていたのはわたしだけなんだろうか。
わたしは、今回たった1日だけ会えればそれだけでいいのに。
その1日で、数年は頑張れるのに。
セイレーンから1日もらうこと . . . 本文を読む
恋は、年を重ねるほど、しづらくなると思う。
もう、わたしの年では、軽い気持ちで恋などできない。
人を好きになることが、どんどん重たくなる。
淡い恋、なんてとてもできない。
もし、わたしがせめて大学生であったなら、もっと楽に恋ができただろう。
もし、そのときにセイレーンを好きになっていたら。
きっと会いにいく術などなかっただろう。
そして、今の年になる頃にはとう . . . 本文を読む
セイレーンのことを、この間友人に相談してみた。
やっぱり、わたしと同じ考えにたどりついた。
3月だと。
そして、好きになってしまったらどうしようもないとも、言われた。
そう、それもその通り。
なんで、セイレーンはあんなに南に飛んでいってしまったの。
もともとは、わたしと同じ、雪につつまれた地にうまれたのに。
どうして、会ってもいないひとを好きになってしまった . . . 本文を読む